二度目の起床

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天国に酒はない、生きているうちに呑め

████年 █月██日 ███████ 津軽 みのり

ギシギシと軋むベッドの上で目を覚ます。ガンガンと頭が軋み視界が定まらない。ただただ甘ったるい香りが漂い二日酔いの頭をより強く軋ませる。

深呼吸をしながら周囲をゆっくりと見渡す。ぶれる焦点を定めながらまるで監視カメラのように静かに首を振って部屋の中をゆったりと眺める。

色褪せた壁紙に無機質に露出した電球、場末のモーテルのような部屋の中にただ一人ポツンと放置されているようだ。ふと視線を落とすとナイトスタンドと思しき粗末な机には自分のものと思しき衣服が無造作に積まれている。

それに一枚のメモ……

「ようこそ、グレイブヤード へ」


**████年 █月██日 ████ **

そして再び私は夕暮れの桟橋にいる。ベンチに腰掛けてポットに入った紅茶を静かに啜るだけの時間だ。目の前には古びた釣竿か揺れているが相も変わらず魚がかかる様子はない。

「結局のところ、私は一人寂しく終わっていく……という事かね」

「さあね、君の場合はそういう終わり方を許容しただけ、という話さ。」

顔もおぼろげな黒スーツの男が隣に腰掛ける。終わらぬ夕暮れの中私はただ彼と雑談を交わす。変化のない世界で永遠に代り映えのない話をする。いくら祈っても夜は訪れず、浮きは沈まず、ただ彼と語らうだけの世界。

「つまるところ、これは夢なのか?」

「君は狭間にいるんだ。それが君の悪夢だよ。救われるまでは付き合うさ。」

私は紅茶を啜ると”ほう”と息をついて黒スーツの男に言う。

「では飽きるまで付き合ってもらおうか……夢見る人よ。」

「たまには長話もいい、それを君が望むなら。」

我々は尽きせぬ時の中で語り合う……終わりを認めるその時まで。


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