チーターとサマ師

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プロローグ

[Age.四葉に正座させられ、下を俯き小刻みに震えたまま無言になる桜町姉妹]

四葉: 貴様ら、何故俺が怒っているのかわかるか?

墨染: [2秒間の沈黙] 返せると約束していた四葉さんから借りたお金でギャンブルして負けたからです…

四葉: 違うだろ。 というか俺は貴様らバカ姉妹に金など貸した覚えはない。

墨染: [驚きと何かを察したような表情でAge.枝垂を見る]

四葉: [ため息] その反応で大体理解した… 大方そこに置いておいたピザの代金を枝垂が盗み、墨染には俺から借りたとでも言ってごまかしておいたんだろ。 だがよりにもよって俺の楽しみの対価を盗むくらいだ… その前から負けが込んでいて、相手に『用意してくる』とでも言って待たせてるんだろ?

枝垂: そ、そうです。 でも何ていうか、その… 相手も凄みのある人で逆らった日にはなにされるか…

四葉: 馬鹿野郎。 この世界において、怒らせるようなマネをして本当に怒らせたら恐ろしい人間など、俺以外にいないとわかってるだろうが。 [桜町姉妹にゆっくりと近づく] 貴様ら… 俺をナメてるのか?

[明確な殺意を含んだAge.四葉の声色に涙目になり激しく震えはじめる桜町姉妹]

四葉: ほう… どうやらことギャンブルにおいては、俺と天秤にかけられるほどの器をもったやヤツがいるのか。 [手近にあった椅子を引き寄せ乱暴に座り込む] そんなヤツなら当然俺の耳にも入っているはずだ。 だがなにより解せねぇのは… [桜町姉妹を順番に指差す] 何故それほどの強者を相手に貴様ら弱者が挑んだのかということだ。 恥ずかしがらずに正直に話せ。 今の貴様らの姿以上に恥ずかしいことなんざねぇだろ?

枝垂: [静かに右手を挙げる] その、実はその人から以前にもギャンブルに誘われまして… その時にも負けていたんですが、猶予を与えられていたんです。 それで『今回勝ったらチャラにしてくれますか』と頼んだら、条件付きで承諾してくれたんです。

四葉: おおよそ見当はつくが、その条件とは?

枝垂: 『もし負けたら、前回の借りも含めて倍背負ってもいいなら』と…

四葉: [頭を抱える] …貴様ら、プロスペクト理論というモノを知ってるか? …いや知るわけねぇか、馬鹿だし。 [スマートフォンを取り出しテレビの画面を操作する] 後学のために教えておいてやる。 自分たちがどれぐらいギャンブルに向いていないか。そして二度とギャンブルなどするべきではないと理解できるだろ。

[Agt.四葉は14分間桜町姉妹を正座のまま簡易的なプレゼンテーションを用いながら、主に認知バイアスについて解説する]

四葉: …とまぁ、以上が貴様らの愚行を科学的に説明するモノだ。

[完全に涙を流している桜町姉妹]

四葉: どうやら理解することはできたみたいだな。 だがまだ泣いている場合じゃねぇぞ。 30分後に俺のピザが届く。 その代金を払うのは貴様らだ。 …わかったな?

桜町姉妹: はい…

四葉: よろしい。 では最後に、貴様らから金を絞り尽くしたヤツは誰だ? どこで待ってる?

思いがけない再会

サイド: 織斑 このか

…遅い。 二度目の途中退出からかれこれ45分は待っている。 少しばかりあの姉妹をイジメすぎただろうか? 引き止めて誓約書でもかかせるべきだったかも知れない。

思い返せば、あの姉妹はそもそもギャンブルは向いていない。 実力はもちろんだが運もない。 幾度かビッグポッドを取ることはできていたが、その直後の数ゲームは勘違いしたようにレイズしていく。 今回は少し手心を加えるつもりでブラックジャックにしたが、カジノでもあの調子だったのならいいカモだっただろう。

そろそろ1時間が過ぎる… このまま戻ってこなければ、泣き寝入りすることになるが、その時はその時だ。 コーヒーでも淹れてこよう―私の分だけ。

その時、ドアノブが回される音が部屋に響いた。


四葉: よぉ。久しいな、織斑諜報員。

織斑: [4秒間の沈黙] 驚きました。今日はこの部屋にやってくる人はもういないと思っていたのですが。

四葉: 見合いの日の夜以来か? こうして俺が君に会いにこれたのは偶然だ。 なにやらギャンブルにおいては俺以上にヤバいのが今日ここにいるって聞いてな。

織斑: [眉をひそめる] あの姉妹が借りていたお金は貴方のだったのですか? それで彼女たちが負けたから代わりに…

四葉: [言葉を遮る] それは違う。 あんな大馬鹿姉妹のことなど、俺の知ったことではない。 俺はあくまでも自分以上に強いヤツが近くにいることが許せんだけだ。

織斑: 怖いこと言いますね。 私はただのディーラーですよ。

四葉: [失笑] どうだが… だが安心していい。 君が俺のことをどう思っているかなんて知る由もないが、少なくとも俺は君がディーラーであるということだけは理解している。 その上で俺はあくまでもギャンブルで勝負をしようと誘っているんだ。 つまるところ、これは君に有利だとおもわないか?

織斑: [16秒間考える素振り] わかりました、受けましょう。 ですがゲームは貴方が決めてください。

四葉: よしきた。 ではテキサス・ホールデムにしよう。 だがディーラーは君じゃない。 もちろん俺でもない。 ここに来る途中ですれ違った暇そうな職員を連れてきた。 [ドアに顔を向ける] 入ってくれ。

[ドアノブが回り、ドアが開く]

織斑: び、鐚銭博士?

鐚銭: 四葉くんよ、俺は君等の博打に付き合ってられるほど暇じゃないんだが?

四葉: うそつけ。今日の仕事はもう終わっていて、この後はいつもの部屋で酒盛りするつもりだったんだろうが。 しかも上等な酒が手に入ったらしいな?

鐚銭: [ため息] アレのことまで知られてるのかよ… まーたいつものかい?

四葉: わかるなら話は早い。 断ったら酒の安否は保証せんぞ。 息子にでもチクってやる。

鐚銭: この [編集済] …

四葉: よし。 ディーラーがOKしてくれたところで… 問題はないか?

織斑: ま、待ってください。 貴方は鐚銭博士とお知り合いなのですか?

鐚銭: うーん… 知り合いっていうかぁ…

四葉: 同業者だから嫌でも知ることになる。

鐚銭: 言い方ぁ!

織斑: そうでしたか。 [5秒間考える素振り] いえ、問題はありません。 始めましょう。 Good luck, have fun.

四葉: Good luck, have fun.


サイド: 四葉 薊

彼女が俺にゲームを選ばせた理由は分かってる。 そして鐚銭に対して抱いている警戒心にも気がついてる。 おそらく彼女は俺が選んだゲームが得意であると見て、その上で俺を完膚無きまでに叩きのめそうと思っているのだろう。 だがそれはまさかの3人目が必要なポーカー。 しかもその3人目は俺が連れてきた人物。 そんな人物が俺の知り合いであるということも、俺は明かした。 さっきの考えていたのは、俺と鐚銭が結託している可能性を考えたのだろうな。 だが結局の所、彼女はこの勝負に乗ってきた。 おそらく何か "策" があるのは確実だ。

だが、俺と鐚銭との間にはなんの "取り決め" もない。そして俺も俺から "仕掛け" ることは決して無い。 ヒラで勝負してその結果負けるならそれは仕方ないで済む話だが、俺は最強だ。 故に確実に勝たなければならない。 だから彼女から仕掛けさせるようにした。 彼女は自らの勘違いに気づけるかな?


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