謎の第三勢力
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改稿にあたって
・SCP-XXXX-JPに関して不明点が多すぎるため、財団による調査を加えて正体に近づく必要あり→怪異を用いて実験する
・怪異とSCP-XXXX-JPとの関係性をより明確に描写する 登場する怪異はかなり人間寄りで饒舌に話せるので、設定を有効利用
・怪異はなぜSCP-XXXX-JPを脅威と感じるか、その理由をはっきりと話させる なぜ殺すほどなのか?
・「第三勢力」であるという根拠がないため付加。人間でも怪異でもないという、その固有要素を見せる

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP実体は一般社会においてその存在が認知されておらず、財団による調査でも一切の直接的な確認には成功していません。存在するとされている全ての個体は現状一切の収容措置が取られていません。

全ての財団が保護したSCP-XXXX-JP-A(以下、遭遇者とも表記)は標準的人形生物収容室に収容され、常時収容室内の監視カメラにより目視されます。

説明: SCP-XXXX-JPは後述する異常性を持つ人型実体の総称です。遭遇者による特徴の説明には一貫性がなく、SCP-XXXX-JPが多数存在することを示しています。性別・年齢・容姿・国籍等に関しての共通点は確認されていません。SCP-XXXX-JPは周囲に遭遇者以外の観測者及び映像観測機器が存在しない場合に限定して出現することが確認されています。

SCP-XXXX-JPは出現条件を満たした場合に遭遇者の正面方向遠方に発生します。発生の瞬間を観測した遭遇者は存在しません。

SCP-XXXX-JPは遭遇者に対して歩く程度の速度で接近を行います。これに対して遭遇者がより速い速度でSCP-XXXX-JPから距離を取るように移動した場合でも二者間の距離が離れることはなく、結果的に二者は相対するという結果に至ります。これに関して、財団が保護した遭遇者にGPSを装着して行った実験では、対象は渦を描くようにして渦の中心部へと移動する様子が観測されました。なお対象自身は実験終了後、SCP-XXXX-JPから離れるために直線的に移動し続けていたと報告しました。

全ての遭遇事例に共通して、SCP-XXXX-JPは特定の表情1を維持したまま遭遇者に干渉を行います。結果として遭遇者は最終的に自己防衛という形でSCP-XXXX-JPを殺害する結果に至ります。その際に遭遇者がSCP-XXXX-JPに対していかなる行為を行った場合においても、SCP-XXXX-JPが最後まで特定の表情を絶やすことはありません。

殺害されたSCP-XXXX-JPは、遭遇者がその事実を確認するとすみやかに消失します。

以下は遭遇者に対して行われたインタビューからの抜粋です。

インタビュー対象: SCP-XXXX-JP-A-1

「よし…じゃあ改めて僕の話から始めようと思う。僕は昔から森の中で一人で生きていた。いつからかって言われたら僕にもわからない。あと、色々と知っていた。今喋っている人間の言葉とか。何故知っているかもわからない。とにかく僕は一人でそうして特に何をするでもなくじっと生きていた。それが生きていると言えることだったのかは今となっては疑問なんだけど。」

「それで、ある時のことだった。遠くのほうにお婆さんがいるのが見えたんだ。初めて会った人間だったけど、でも人間だってことはわかった。向こうもこっちに気づいたみたいで、ゆっくり近づいてきた、そして笑っていたんだ。」

「僕は…なんだろう、そのとき初めて感じたモノ…今なら皆さんに教えてもらったから分かるんだけど恐怖を感じたんだ。少なくともその時は、それを定義する言葉を僕はまだ知らなくてわからない何かで頭の中が全部埋まってしまったのを覚えてる。」

「僕はその場所から動けなくなって、少しずつ迫ってくる笑顔のお婆さんから目が離せなくなっていた。そして、たまに植物の実にやってるみたいに、一回だけやったんだ。それからお婆さんは動かなくなった。動かないけどずっと笑ってた。そして僕の中に入ってきた。」

「僕はもう森に居られなくなった。なんか、森全部までお婆さんになったような気がして。それで、ずっと真っ直ぐに進んでいたら植物がだんだん低くなっていって、足元の草だけになった。そのままもっと進んでいたら…つまり、教えてもらった言葉で言う人間の現代社会があったんだね。それで僕の話は全部終わり…ありがとう。」

「その、いや…そう言おうと思って。だって僕はここの施設に初めて来た時は、分厚い金属の檻に永遠に閉じ込められるか、すぐ殺されると思っていた。今言った現代社会に着いたときのみんなの反応は今でも覚えてるしさ。でもこの施設だとご飯も出してもらえるし、ほら、娯楽だって用意してもらえている。それにあのカメラがあれば、もう次のお婆さんは出ないんだよね、ありがたいじゃないか。」

「うん、研究を頑張ってほしい。僕の頭の中に今もあのお婆さんは住み続けているんだ。ずっと僕に向かって笑い続けている。何度も言うけど僕をバカにするために笑ってるわけじゃなくて…人間讃歌ってこういうことなんだろうって思いながら毎日を生きてる。」

「でも僕は人間じゃないからね。」

インタビュー対象: SCP-XXXX-JP-A-27

「妖怪が生きる意味について、皆さんはどう理解していますか?」

「妖怪は精神が資本であり、精神を追って肉体が付加された生き物です。ですから、精神を破壊されると肉体も失います。人間は逆ですね。精神が破壊されても身体は残り、少なくとも生きてはいられる。」

「では、どのようにされると妖怪は精神を壊すのか。自分の存在意義をなくしたときです。妖怪の本分は人々に恐れられることですから、このような目で見られれば苦しんで当然です。」

「ええ、ひどく不愉快です。それもこのように不細工な中年の男性ですから。美男子ならまた違ったかもしれませんね。…まあ、そういう冗談を言える程度の余裕は残っているわけで。この影響は死ぬほど、あるいは強く苦しみ続けるほどの脅威ではないのがまた厄介ですわね。」

「ただ一人で生きている妖怪がどの程度存在していると思いますか? 故に他者から伝わることもなく、わたくしのようになるのです。」

「お願いしますね。これ以上他の誰も、わたくしのように苦しむことのないように。」

インタビュー対象: SCP-XXXX-JP-A-734

「これはただのジャンケンだ。人類がグーで、俺はパーなら、この子供はチョキだ。」

「なんでだ。俺だって簡単に会えて、簡単に殺せた。そしてお前たち人類は俺みたいな化け物をたくさん捕まえられる。どうしてこの子供一人に限ってそれができない。」

「なら自分たちがやられてみろ。」

SCP-XXXX-JPの影響被害を受けた遭遇者のうち、人類は現在0名、怪異存在は現在1871体が確認され、怪異存在に関してはこの全てが現在財団により保護されています。全ての個体はこの財団の対応に対して少なくとも敵対的態度・収容違反を行う意思を見せていません。


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