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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは3名による交代制で、8時間ごとの視認と報告が行われる必要があります。SCP-XXXX-JPの認識に関する違和感が報告に含まれていた場合は、速やかに新規の担当職員との交代が行われます。
説明: SCP-XXXX-JPは異常性を持つビスマス結晶です。SCP-XXXX-JPを視覚情報1によって一定時間認識した人物には、その時点からSCP-XXXX-JPに対する認識障害が段階的に発生します。この進行を抑止することはできません。
以下は人物にSCP-XXXX-JPの異常性が発生した場合の各段階の概要です。
第一段階: SCP-XXXX-JP実例をいかなる手段でも認識不能になる。この段階で人物は眼前のSCP-XXXX-JPの消失を主とした、直近の経験・記憶と現在の状況との齟齬による混乱を起こす。
第二段階: SCP-XXXX-JPの概念を想起不能になる。これに伴い、非異常性のビスマスの認識・想起も不能になる。この段階において人物は自身の記憶内に、不明な色彩で埋められた領域が存在することを訴える場合がある。第一段階で発生していた混乱が確認されなくなる。
第三段階: SCP-XXXX-JP及びビスマスが関連する全ての記憶が消失する。第二段階で発生していた主張が確認されなくなる。
監視カメラ等の視覚情報が関わる記録媒体においても、以下の異常性が段階的に発生します。
第一段階: 記録が一定量に達した時点から、それ以降のSCP-XXXX-JPの記録が不可能となる。
第二段階: 既存の記録内に存在するSCP-XXXX-JPの情報に抽象的な妨害が発生する。
第三段階: SCP-XXXX-JPが含まれる情報が消失する。
以下は過去に行われたSCP-XXXX-JPを用いた実験記録からの抜粋です。現在、新規の実験は未解明の新たな異常性を発生させるリスクを加味して禁止されています。
実験記録-A
内容: 文書による記録媒体が、異常性を発生させる可能性を検証。
結果: 文字数が10万文字を超過した時点で文書と編集者に異常性は発生しなかった。文書の総閲覧時間が10時間に達した時点で閲覧者に異常性は発生しなかった。
実験記録-1
内容: 単独の人物にSCP-XXXX-JPを視認させ続ける。
結果: 2分53秒経過時点で人物はSCP-XXXX-JPの視界からの消失を訴えた。30分経過時点でSCP-XXXX-JPに関する記憶を消失した。
実験記録-甲
内容: 複数の人物にSCP-XXXX-JPを視認させ続ける。
結果: 2分53秒経過時点で全ての人物がSCP-XXXX-JPの視界からの消失を訴えた。30分経過時点でSCP-XXXX-JPに関する記憶を消失した。
実験記録-あ
内容: 異常性が第三段階に到達した人物らに、再度SCP-XXXX-JPを視認させる。
結果: 全ての人物は恐怖を訴え、SCP-XXXX-JPによって喪失した記憶を再び想起した。実験終了後、全ての人物は時間経過によって恐怖心と記憶を自然に喪失した。当実験に参加した人物らの、再度の同実験への参加は保留されている。
実験記録-α
内容: SCP-XXXX-JPの定期観測の間隔を延伸させる。
結果: 観測間隔を7日(168時間)分延伸させた時点で、人物が被視認感と恐怖を訴えた。記憶処理はこの感覚を消去できなかった。実験は終了された。担当者を新規の人物に交換し、定期観測の間隔を実験前まで差し戻して以降、同様の訴えは発生していない。当実験に参加した人物は時間経過によって視認感と恐怖を自然に喪失した。
財団が現在所持しているアーカイブ記録にSCP-XXXX-JPの発見経緯は記述されていません。これは発見初期において未解明であったSCP-XXXX-JPの異常性によって、初期情報が消失したことが原因だと考えられています。不足している情報を採掘し、空白を埋める試みが行われましたが有益な結果には至りませんでした。この試みの再試行ならびに詳細情報の要求は禁止されています。
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- portal:3030844 (25 May 2019 02:12)
現状ではdvです。私としては以下の3点が特に大きな課題に感じています。
①オブジェクトと異常性がうまく結びついていない
反ミームや認識災害というテーマやストーリー展開が、オブジェクトと関連性があるように感じられません。ビスマス結晶と言う非常に特徴的な鉱物を取り合げるのは何かしらの意味があってのことだと思うのですが、最後まで読んでもビスマスである意味が無いように感じました。このオブジェクトは水晶でも花崗岩でも軽石でも成立するのではないでしょうか。異常性とオブジェクトの特徴を掘り下げて、何かしらの意味を持たせる方が納得感が出ると思います。
②異常性に切迫感が無い
これは無暗に危険度を上げればいいというわけではないという前提の上です。現状ビスマスを認識できなくなるという異常性に大した危険性やデメリットが無く、またそれに伴って過去の研究・実験結果や発見の経緯が消えている異常も急に取り上げられた割に切迫したものがありません。
③反ミームテーマの料理法がややありきたり
異常性の中心が「遡及的に認識できなくなる」という一点に集約されており、SCP-055に近いように感じます。反ミームを取り上げるにあたって、忘れる・認識できないというのは大前提であり、それによって何が起きるのかと言う点を読者は期待するのではないでしょうか。
例えば、このような部分に一度注目してどのような要素と組み合わせられるか考えてみるのはいかがでしょうか。
・今は遡及的に実験結果の一部を残して記録が消えています。なぜここだけ残るのかを掘り下げる。
・過去の版での説明はどんなものだったか、どのような報告書だったかを考えてみる。
・このビスマスを認識できないことで何が起こるかを考えてみる。
・そもそも忘れているのがビスマスのことだけなのか、異常性の範囲を見直す。
・全く違う要素(例えば誰かの生活や財団職員の別の仕事など)と組み合わせたらどんな展開になるか想像してみる。
忘れる・認識できないだけで反ミームを終わらせてしまうのは勿体ないので、連想ゲームのように突拍子もない要素と組み合わせると面白いかもしれませんね。
批評ありがとうございました。
モチーフがビスマスである点やその異常性には明確な理由があるのですが、個人的なこだわりによってその点を強く指し示すことができず、批評していただいた問題点を解消することが困難です。読んでいただいて申し訳ないのですが、実際伝わらない点からこのアイデアはお蔵入りとします。