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Tsukiyomizuku氏主催の神速抜刀コンテストに参加予定の作品です。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは低脅威物品収容ロッカーに収容されます。
説明: SCP-XXXX-JPは複数の異常性を持った包丁です。現在ニ本を収容しています。
SCP-XXXX-JPは人物が素手で所持している間、破壊耐性および、食品に触れた瞬間にその食品を分断する異常性を発生させます。また、連続して5分間接触が行われなかった場合、SCP-XXXX-JPに付着している汚れ・雑菌類が全て消失します。Dクラス職員を用いた実験によって得られた計測結果によれば、所持者の主観でSCP-XXXX-JPをどれだけ長時間連続使用しても、実際の経過時間はゼロ秒となることが判明しています。
SCP-XXXX-JPが封入されていたと思われるパッケージのオモテ面には「時短包丁」という製品名と、以下の4点の文章「硬い野菜もよく切れる」「手間のかかる作業にも最適」「清潔さを保つ特別仕様」「使用者を傷つけない・疲れさせないジェントル設計」が印刷されています。製品の製造元等の情報はパッケージのどこにも明記されていませんでした。
SCP-XXXX-JPは[日付]に東京都足立区内で、背中を右肩から左脇腹にかけて切りつけられ倒れていた人物(以下、SCP-XXXX-JP-1と表記)の側に一箱のパッケージとともに地面に落ちていたものが二本発見され、その異常性が確認されたことでSCP-XXXX-JP-1と合わせて収容に至りました。
以下は収容後に、SCP-XXXX-JP-1から自発的に得られた発言記録です。
あの包丁は普通、いや……少なくとも本来の用途は料理に使うもので間違いありません。ただ私が自分の意思で違う用途に使っただけですから。(続く)
15年ほど前にTV通販で購入したもので、パッケージは廃棄済み、詳細は覚えていない。
元々はSCP-XXXX-JP-1も料理の時短に使っていた。
そのへんのおばさんだって、何も考えず生きているわけじゃない。
世を乱す人間は、もはや人じゃなくて鬼だ。鬼を生き物扱いする道理はない。
そして自分自身も鬼になったつもりでやっていた。
何者かにSCP-XXXX-JPで切られたのに生きている=自分は鬼になっていたつもりだったのに、人として扱われたということ。
SCP-XXXX-JP-1の収容後、上記の発言記録にあった該当の事件は新規に確認されていません。
補遺: SCP-XXXX-JP-1はインタビュー後、自身の行為に対する反省の意思を示していると判断されており、切傷治癒後に計画されていたDクラス職員への雇用案は引き下げられました。
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- portal:3030844 (25 May 2019 02:12)
拝読しました。
液状化オチはSCP-297を思い出します。どちらかというとあちらは液状化を連想しやすい異常性を持っているのに対し、こちらは現象が想像しづらいです。仮に使用者が包丁を0.25秒で無限回振ったとしたら、周囲の人間と一緒に建物や備品も何らかの影響が出ると思いますし、「使用者への肉体の負担はない」という記述とも矛盾する気がします。もう少しこの異常性をを生かせるシチュエーションがあると思います。
コメントありがとうございます。
人物の勝手で物品の本来の使用用途を逸脱した場合で考えてみましたが、他のパターンを練ってみます。