だいぶ前のボツ記事

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いつか生き返らせたいなあ


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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81AZの敷地内に設置された軌条上に設置する形で収容されています。

説明: SCP-XXX-JPは異常性を持った、東日本旅客鉄道が所有する鉄道車両のE233系7000番台1であり、車両編成は10両です。SCP-XXX-JPの製造当時に異常性は確認されておらず、その異常性の出自は不明です。規格や性能は通常のE233系電車に差異はなく、鉄道車両としての運行は可能です。

SCP-XXX-JPの異常性は、現在2つ確認されています。第1の異常性は、周辺環境の認識が可能である事です。SCP-XXX-JPがどの程度まで周辺環境を認識できるのかは、詳細には判明していません。この異常性は、後述の第2の異常性の判明を踏まえ推測されたものです。

第2の異常性は、SCP-XXX-JP内部/外部2に存在する特定の人間(以下SCP-XXX-JP-1)に対して発現します。車両内部にSCP-XXX-JP-1が存在する場合、そのSCP-XXX-JP-1が車両から下車したタイミングで、車両外部にSCP-XXX-JP-1が存在する場合、そのSCP-XXX-JP-1が任意の車両に乗車した/何らかの方法で駅敷地内から出たタイミングで、異常性がそれらに対して発現します。このタイミングでSCP-XXX-JP-1は、特定の手段を用いて殺害されます。通常であれば、この状況でそれら手段を用いた対象の殺害は不可能であり、何らかの異常な手段が用いられたと推測されています。Dクラス職員を用いた実験の結果、SCP-XXX-JP-1が異常性の対象となった時点で、それが殺害されることは回避できないことが判明しました。

SCP-XXX-JPは、JR埼京線、JR川越線、および東京臨海高速鉄道りんかい線の運行区間に含まれている駅構内外で、不審死が大量に発生したことで財団の注意を引きました。その後、約1週間に渡って行われた財団の調査の結果、SCP-XXX-JPは発見されました。SCP-XXX-JPが車両基地内に収容された際にオブジェクトは財団に確保され、サイト-81██への移送・収容プロトコルの制定が実施されました。

補遺1: SCP-XXX-JPの異常性や、SCP-XXX-JP-1へ変化する人物の共通点の調査のため、実験が実施されました。以下はその一覧です:

実験記録-XXX-JP-1 - 日付20██/██/██

対象: D-339XXX1
実施方法: 通勤車両の操縦資格を持つ板橋博士が、実験場までSCP-XXX-JPを走行し停車する。その後D-339XXX1へ、車内での読書と居眠りを行うよう指示する。
結果: 下車後異常は確認されなかった。

実験記録-XXX-JP-2 - 日付20██/██/██

対象: D-339XXX1
実施方法: 実験記録-XXX-JP-1と同じ方法で停車したSCP-XXX-JPに、D-339XXX1を乗車させる。その後D-339XXX1へ、車内で飲食行為を行うよう指示する。
結果: 下車後激しい腹痛を訴え、その場で倒れこむ。その後D-339XXX1は集中治療室へ搬送されたが、まもなく死亡した。
分析: 死因は胃の破裂に伴う二次的な損傷(組織の融解など)と推測される。破裂した胃の跡には、D-339XXX1が事前に摂食した飲食物が大量に存在していた。実験のために用意された飲食物の量を大きく上回るものであることは留意すべきである。

実験記録-XXX-JP-3 - 日付20██/██/██

対象: D-339XXX2
実施方法: 実験記録-XXX-JP-1と同じ方法で停車したSCP-XXX-JPに、D-339XXX2を乗車させる。その後D-339XXX2へ、車内で煙草を吸うよう指示する。
結果: 下車後D-339XXX2は突如昏倒し、その場で死亡が確認された。
分析: D-339XXX2の遺体内部に大量の一酸化炭素が検出される。死因は一酸化炭素中毒であると断定。
「車内外でのマナー違反がSCP-XXX-JP-1へ変化する条件」と推測した大井町研究員の提言を考慮し、実験はDクラス職員に、一般的にマナー違反とされる行為を行うよう指示するものへ変更された。

実験記録-XXX-JP-4 - 日付20██/██/██

対象: D-339XXX3、D-339XXX4
実施方法: 実験記録-XXX-JP-1と同じ方法で停車したSCP-XXX-JPに、D-339XXX3とD-339XXX4を乗車させる。その後2名へ、車内で雑談をするよう指示。
結果: 下車後異常は確認されなかった。
分析: 雑談の声が、「マナー違反」と判断されるものに達しなかった可能性がある。

実験記録-XXX-JP-5 - 日付20██/██/██

対象: D-339XXX3
実施方法: 実験記録-XXX-JP-1と同じ方法で停車したSCP-XXX-JPに、D-339XXX3を乗車させる。その後D-339XXX3へ、車内で飲酒を行うよう指示する。飲酒を終えた後SCP-XXX-JPを収容区域へ牽引し、D-339XXX3を下車させる。
結果: 下車後D-339XXX3は激しい嘔吐を繰り返し、後に倒れこむ。集中治療室へ搬送されたが、まもなく死亡した。
分析: 嘔吐に伴う急速な脱水症状が原因と思われる。吐き出された吐瀉物の量は約██Lであり、何らかの手段で体液が胃液へ置換・胃へ転移したと推定。また、車両内部にSCP-XXX-JP-1が存在する場合、終了の回避は不可能であると推測されている。

実験記録-XXX-JP-6 - 日付20██/██/██

対象: D-339XXX4
実施方法: 実験記録-XXX-JP-1と同じ方法で、プラットホームにSCP-XXX-JPを停車する。その後、SCP-XXX-JPが停車しているプラットホームとは反対側のプラットホームに、D-339XXX4を配置する。そしてD-339XXX4に、実験のために事前に設置された視覚障害者誘導用ブロックから、はみ出た状態でSCP-XXX-JPを三脚カメラで撮影し、撮影後実験場から離れるよう指示する。
この実験は、SCP-XXX-JPの異常性が車両外部で発生した「マナー違反」に対して発現するかを、調査するためのものである。
結果: 実験場敷地内から出た直後、D-339XXX4は不明な手段で轢死した。
分析: 遺体の損傷が激しいため、どのような手段で轢死が行われたのかは不明。しかし、SCP-XXX-JPの異常性が外部にも及ぶことが判明した。

補遺2: 実験(補遺1参照)を通して、SCP-XXX-JP-1に選ばれるのは一般的に「マナー違反」に該当する行為を、SCP-XXX-JPの周辺で行った人物であると断定されました。発生した不審死の状況および周辺への調査の結果、収容以前の犠牲者もこれに該当した行為を行っていることが判明しました。

Dクラス職員の浪費を回避するため、SCP-XXX-JPの異常性に関する検証は今後実施されません。また、現在未判明の収容以前の犠牲者についての調査は、諜報部門により継続されています。

補遺3: 以下は、現在判明している収容以前の犠牲者の一覧です。

  • 大宮 █、大崎 ███: ショック死 - 当該人物らは死亡の直前車内で、優先席を譲るか否かに関する激しい論争をしていました。解剖の結果、ショック死の原因は███dB以上の音であることが判明しています。ですが当該人物らとともに乗車していた乗客らは、一切影響を受けていなかったと推測されています。
  • 川越 ██: 心肺停止(腹上死)- 調査の結果、複数回車内で強制わいせつ罪に該当する行為を行っていたことが判明しました。
  • 十条 ██: 撲死 - 死亡の直前、車内でわいせつ行為をされたことを訴えていました。ですが後の調査の結果、その事実は存在しなかったことが判明しました。十条氏の遺体は、多数の成人男性により撲殺されたことを示しています。
  • 戸田 ██: 急速な脱水症状に伴う衰弱死 - 死亡の直前、戸田 ██氏は車内で大声を上げており、実母の戸田 █氏がそれをあやしていました。戸田 ██氏は下車直後に、涙腺から大量の体液を放出し、その後衰弱死しました。
  • 与野 ██、木場 ██、古谷 █: 圧死 - 乗車中与野氏ら3名は、共に乗車していた同級生の浦和 ██氏を身体で車内の隅に押し込み、下車を阻害していました。その後のやり取りで与野氏らは浦和氏の金品を奪い下車しましたが、プラットホームに足を踏み入れた直後に不明な手段で全身が圧縮され、即死しました。

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