ウィキ運営スタッフになったら……
ハローアンドウェルカム。
この度はウィキ運営スタッフへの就任ありがとうございます。
まずウィキ運営スタッフの第一の使命は、SCPwikiの運営を円滑に行えるようにwiki上で発生した問題を解決していくことです。例えばwiki上に発生する低評価記事に削除タイマーを設置してそれを削除したり、重複したスレッドを削除するような日常業務を滞りなく行っていくのはもちろん、サイトメンバーの間でトラブルが起きた際に仲裁を行うのも極めて重要な役割です。具体的な方法については管理サイトにあるスタッフテンプレートに詳しく載っておりますので可能な限りでご一読ください。
こうした日々の役割をこなしつつ、皆様に心がけていただきたいのは「信頼される」スタッフであり続けるということです。スタッフとして発言するとき、特に仲裁のような場面においては公正であることを求められますし、こうした場で信頼を失えば、その信頼を取り戻すのには多大な努力を必要とするというのは言うまでもないことでしょう。これに関しては、形ばかりですが人の上に立ち、人の間に立って調整を行う役割を担うのだということを頭の片隅に置いていただければ、何らの問題もないでしょう。
すこしでも判断に困る事態に出くわしたら、まず他のモデレーターや管理者からの助言を求めましょう。拙速な行動や発言はトラブルの当事者やスタッフに不利益をもたらし、ひいてはSCPwiki全体の利益を損なうことになるかもしれません。
低評価記事削除の手引
はじめに
記事を通常のプロトコルに則って低評価削除する際、何も難しいことはありません。問題が発生するとすれば、手順に誤りがあったか抜けがあったときです。例えば削除タイマーを設置したあと、削除ラインから脱していたり、一旦削除ラインを脱してリセットがかかっていたにも関わらず、それを見過ごして元のタイマーの時間通りに削除してしまうとユーザーに不公平感を与え、苦情申し立ての元となるかもしれません。しかし全時間帯を完璧に見て回り、Voteの動きを完全に把握することは不可能です。これに関しては、可能な範囲で細やかに見ていく努力をしたいところです。
とりもなおさず言えることは、本作業はJP-wikiにとって品質維持のために重要な役割を持ち、遅滞なく継続して実行されなければならないということです。
使用する管理サイトとツール
[SCP-JP Management]
低評価削除作業含むサイト管理に使われているサイト。新規採用スタッフはテクニカルスタッフ担当者から、
ログインパスワードを発行して貰う必要があります。通常テクニカルスタッフ側から送られてきますが、それがない場合は連絡して発行してもらうのがよいでしょう。
[削除通知済:経過時間監視] https://paranoiac-bb.com/view/watch-plant-to-delete.php
[SCPwiki用タイマーツール]
削除ラインを下回った記事のディスカッションに設置するタイマー。
削除一括通知のボタンを押下し、生成されたタイマーを使用します。
[評価の低い記事]
何らかの原因でSCP-JP Managementが使用できない場合などはこのページを参照し、削除対象記事をここから確認することもできます。また投稿ルールに基づかない異常な状態の記事(例えばタグのない記事がそうです)はSCP-JP Managementに反映されない場合があり、このページを定期的に確認することも必要です。
削除・削除通知作業ルーチン
削除通知
① まずSCP-JP Management、削除通知済:経過時間監視のページを確認しましょう。このページでは、削除タイマーが切れたページが赤くハイライトされて表示されるほか、下部のタブからは削除通知されていない低評価記事を確認することができます。
② 記事削除の前に削除通知未通知の記事から対応します。この時サイトルール違反があれば、あわせて注意します。まず、該当記事のタグに[ 削除通知 ]を加えます。このタグで通知を行ったかどうかを管理しているため、作業完了後に表記ゆれや半角スペースでタグを区切ったか確認する必要があります。最後に上掲のタイマーを生成し、ディスカッションに投稿します。
③ 記事の投稿時にサイトルール違反があった場合、まずスタッフ向けディスコードチャンネルで報告の上対応を他のスタッフと話し合い、対応を決定しましょう。
記事削除
① 赤くハイライトされて表示される削除期限の過ぎたページを確認したら、まずその記事が評価点-3以下であることを確認します。タイマーが過ぎているからといって機械的に削除するのではなく、ディスカッションを必ず確認し、誤削除を予防しましょう。またタイマー設置後に評価点-2になった形跡があるかどうかざっと調べます。
② 削除前にメタタイトルとナンバーを控えておきましょう。削除フォーラムに削除報告を行う時に必要です。メタタイトルがない場合、空欄でもよいでしょう。
③ ページ下部optionからDelete(削除)を開き、Delete Completely(ページを完全に削除する)にチェックを入れ、ページを削除します。デフォルトではDeleteカテゴリに送る選択肢にチェックがはいっているため、操作の間違いに注意しましょう。
④ 削除フォーラムに、先例に基づいて削除報告を行います。多少表記ゆれがあっても結構です。
文例: 以下の記事を低評価につき削除しました。
- 報告書番号 - [SCP URL メタタイトル]
- [TaleURL Taleタイトル]
⑤ 報告書リスト、Taleリスト、Joke報告書リストから、メタタイトルを削除する。報告書リストについては、メタタイトルを[アクセス拒否]に戻す必要があります。この際、特に報告書リストはページが重いため、編集が完了するまで時間がかかりますが心配無用です。完了まで待機しましょう。
作業完了後チェック項目
[削除通知]
タイマーは設置したか?
削除通知タグを設置したか?
投稿された記事にサイトルール違反はないか?
[記事削除]
記事をDeleteカテゴリに送っていないか?
削除は本当にできているか?
削除フォーラムに削除報告を行ったか?
リストのメタタイトルは削除・書き換えをしたか?
[全般]
経過時間監視のページを再確認し、自分の作業内容が反映されているか確認しましょう。反映されていない場合、バッチ手動起動ボタンを押すとデータが再取得されて最新の状態を反映するようになりますが、時間帯などによって反映に時間がかかる場合もあるのでそうした場合は少し時間を置いてから再度ページを開いて確認しましょう。
nondiscとは?
ENにおいては実際の懲戒アクションをとるまでもないが、道義的・慣習的にいかがなものかと思われる行動をその行動ごとに記録し、下記のフォーラムにまとめています[ EN non disciplinary record keeping ]これらの記録は実際の懲戒アクションをとる際に「過去の行い」として参考にしたり、将来問題を起こしうるサイトメンバーを事前にピックアップし、後々の問題発生にスムーズに対処できるようにするという効果が期待できます。
この制度は本wikiにおいても二年前に導入され、これまで活用が進められてきました。
例えばどのように記録をつけるかと言うと、
新規メンバーサイトメンバーA(ユーザー登録日: ██ ███ 20██, ██:██ (█ days 前))さんによる、コールドポストが行われました。
また新規メンバーサイトメンバーAさんはサンドボックスの作成などを済ませておらず、今回の行動などからサイトルール上のサイトメンバーの義務3.行動1.ガイドの確認:の懈怠の疑いがあります。
Keep an eye on.
このような具合です。
スレッドタイトルを[記録 - メンバー名]などとし、内容としては上のように事実を簡潔に記載すれば記録はそれで足ります。サマリーに要約を付けてやればより丁寧でしょう。実際の記録作業にあたっては既存のフォーラムスレッドをいくつか読んでいただいて感じを掴んでいただくのがよいですね。もしわからないことがあれば他のモデレーターや管理者にお声がけください。
事例別対応例
以下は、サイト内でありがちなトラブルを事例ごとの対応とともに列挙したものです。引用構文で囲まれているのは、当該事例のNondisc記録となっています。また、可能な限り実際のフォーラム対応についても付しましたが、対応した時点と現在とではルール等が変更されている可能性があるので(本マニュアル作成時点: 2019/10/22 作成時点では乖離はない)対応に不安のあるときは他のスタッフと相談の上実施してください。
また実際の対応については管理サイトのスタッフテンプレートを参照の上行ってください。
コールドポスト(前のめり型)
参加間もないメンバーが、ガイドハブをよく読まないまま記事を作成した事例。
下記のように誘導するのがベストであるが、応答が得られないケースも多い。長期休みなどに伴って増えていくため、この類型への対処は慣れておくと良い。初回についてはnondisc記録に記録する対応で良いが、複数回に及ぶ場合には処分も検討される。
記録 - user
サイトメンバーA氏が、SCP-XXX-JPのコールドポストを行い、またその記事にフォーマットミスがありました。
これは、サイトスタッフB氏により、誘導されています。
こんにちは。
サイトメンバーAさん、いきなり低評価がついて気が動転されているかもしれませんが、まず落ち着いてこのポストを読んでください。
SCP記事を作成するには? はお読みになられましたでしょうか。この記事は、そこに書かれている数点の手順が、今もって行われていません。
- "タグ"を付けてください。タグガイドを読み、その基準に従って、適切なタグを付与してください。ページ下部の"タグ"ボタンから可能です。
以上です。
スレッドの重複
スレッドの重複。参加年数が長い者でも、一度立てたスレッドがモデレーター以上でなければ削除できないことを知らない場合がある。スレッドを立てたメンバーに削除するかどうか確認の後、スレッドを削除フォーラムに送るのが丁寧である。この類例も極めて多く、スレッドの削除フォーラムへの移動の操作は確認しておくのが良い。
スレッド移動の具体的な方法については、スタッフテンプレートを参照のこと。
記録 - user
下書きと批評フォーラムにおいて、サイトメンバーA氏が作成した重複スレッドを確認しました。
- http://ja.scp-wiki.net/forum/t-1111111/scp
- http://ja.scp-wiki.net/forum/t-2222222/scp
1のスレッドを削除し、下書き批評を2に集約させました。
連投
行き過ぎたフォーラムへのポスト連投は、スパムのようなものであり継続的に行われるならばフォーラム利用者のために止めなくてはならない。まずソフトに注意して、それを無視するようならばスタッフポストで注意を行うことも考えられる。下記事例では、対象メンバーからポストの削除要請があり、問題は平和裏に解決されている。
記録 - user
サイトメンバーAさんが自身のサンドボックスページにおいて無意味なポストを連投していました。
本人から削除要請があり、スタッフによって削除されました。
ネクロポスト
ネクロポストとは、最終のポストが100日以上前の古いスレッドや、議論の終了しているスレッドに対してポストを行うことである。これは他のメンバーに対して終了した議論が今が継続しているかのように錯覚させたり、単純に古いスレッドに対するポストが最新の投稿欄に上がってきてしまうことで他のメンバーの議論を妨げるため、本wikiにおいては禁止行為の一つとなっている。ただ、重篤な違反行為というわけではないので警告を無視して繰り返し行われたりしない限りは処分は行われず、Nondiscに記録するに留められることがほとんどである。
記録 - user2
サイトメンバーA氏は、すでに回答が得られて終了している質問スレッドへ新たな質問の書き込みを行いました。
http://ja.scp-wiki.net/forum/t-1111111/scp#post-1111111
これはネクロポストに当たります。
なお、質問には一般メンバーによる返答が行われています。
大量編集
複数回の編集は最近の更新の参照性を損なうため、速やかにやめてもらうべきである。
まず指摘を入れて、それでも指示に従ってもらえない場合はページのロックなども検討される。
記録 - user
サイトメンバーAさんの著者ページが、この数日間に大量に編集されています。
8/6 23時 (rev4) から 8/7 1時 (rev37) にかけて34回の編集と、
8/7 21時 (rev 38) から 8/8 3時 (rev 104) の 77回の編集、
そして8/9 4時 (rev 108) から現在にかけて、40回以上の編集が行われています。
現時点でも3度に分けて150回以上の断続的な編集が行われており、「最近の更新」の参照性が著しく損なわれています。
このような事態を避けるために、サンドボックスや下書きスレッドが存在しているわけですから、SCP-JP上での編集を止め、下書きスレッドの活用やサンドボックスでの作業に切り替えるよう要請するべきかと考えます。
メインWikiには、ハードな更新履歴のページの最近の更新と、イージーな更新履歴のページの最近編集された記事の二つがありますが、確かに前者の方の機能を下げるような編集ですね。なお後者は特段に参照性は下がっていません。
第二弾の70回編集の先頭と最終の編集の差分を確認しました。文章の編集とCSSの変更がありましたが、Wikiにファイルをアップロードする編集はありませんでした。
文章の編集とCSSの変更のチェックはサンドボックス上でできますし、このように試行錯誤するような編集を行うのであるならば、サンドボックスで十分に機能を確認してから、なるべく少なく変更分を適用する方法を取ってもらいたかったです。
なお、Wikiにファイルをアップロードする方法だと、アップロードと削除のたびに編集履歴が残り、ファイルが多ければ多いほど編集リビジョンが増えるので、このパターンならば仕方なかったとは思います。ただし、今回はそうではありませんね。
今回は以下の部分に該当するものですね。
> このような事態を避けるために、サンドボックスや下書きスレッドが存在しているわけですから、SCP-JP上での編集を止め、下書きスレッドの活用やサンドボックスでの作業に切り替えるよう要請するべきかと考えます。
サンドボックスでの作業に切り替えることに加えて、不明点があるならば質問スレッド等を有効に活用し、メインWikiにおいて無闇に編集リビジョンが増える、あるいは編集リビジョンの終わりが予測がつかないような編集はやめるように指示してください。
サイトスタッフBさん、当該のページのページごとのディスカッションでサイトメンバーA氏に上記の内容を指示してもらえるでしょうか? 現時点では当該ページのロックなどの対処は不要ですが、このWaveで収束しなかった場合は、当該のページのロックを検討しなければなりませんね。これは経過を見て、必要を感じたら、このスレッドでスタッフの確認を取った上で実施しましょう。
誤った削除(削除カテゴリへの移動)
記事を削除しようとする場合、記事を削除カテゴリへ送るか記事の完全削除をするかという選択肢が画面上に表示されるが、普通は一般のメンバーが記事を削除カテゴリに送るのは誤りである。基本的には即時削除が可能であるが、一応までにページ作成者に意図を確認するのが丁寧である。
記録 - user
サイトメンバーAさんが、自身の投稿したtale-jpPage titleの削除において削除のガイドラインに違反しています。
「ページを完全に削除する」ではなく「deletedカテゴリへの移動」を行い、削除報告スレッドでの報告もされていません。
なお、同tale-jpは記事作成報告もされていないようです。
削除タイマー未設置段階で執筆者によってdeletedカテゴリに送られていた(削除の意思は該当記事のディスカッションにおいて表明されています。)ため低評価による削除ではなく、スタッフの判断による即時削除を行い、同氏へ削除のガイドラインの確認と記事作成・削除報告スレッドの利用の確認を促すPMを送ろうと考えています。
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