駿河の怪物 - SCP-JPサンドボックスⅢ

駿河の怪物

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 駿河の怪物
著者: ©︎SOYSOY_Kusagawa
作成年: 2019

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

脅威レベル: 橙 ●

オブジェクトクラス: Euclid Uncontained

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの報告書・実験記録・映像記録・収集資料へのアクセスは、レベル3/XXXX-JPのクリアランスレベルを所持している職員に限定されます。オブジェクトの異常性を考慮し、報告書等へアクセスした端末にはアクセス時に反ミーム対抗エージェントが自動で展開され、アクセス者が視認することでオブジェクトの異常性を一時的に無力化します。

反ミームエージェントの副作用、およびオブジェクトの認識災害を考慮し、収容担当者は三か月毎に更新されます。オブジェクトの担当から解任された職員には、その後記憶処理が行われます。

SCP-XXXX-JPは、研究収容サイト-81KAに設置された中型収容コンテナに各個体ごとに個別で隔離されます。サイト管理者からの許可があった場合を除き、コンテナ内へのアクセスは許可されません。

収容室内のSCP-XXXX-JP-3。画像処理済。

説明: SCP-XXXX-JPは、いくつかの特異性を備えるヒト (Homo sapiens) への指定番号です。オブジェクトは全14個体が存在し、それぞれ-1～-14までの枝番号が充てられています。

14体中12体のSCP-XXXX-JPは、上半身が肥大化した腫瘍で覆われています。しかしながら、全ての個体において、腫瘍はSCP-XXXX-JPが歩行する際の障害となっていないように見受けられ、ヒトの健常者と同等の振る舞いをします。

SCP-XXXX-JPは反ミームを保持しており、オブジェクトの認識は任意の記憶補強薬を服用しない限り困難です。しかしながら、極稀に記憶補強薬等の反ミームへの対抗手段を得ていない状態でもオブジェクトの存在を認識することが可能な場合があり、これはオブジェクトの反ミームの強度によるものとされています。

元々は一つの意識体だったが、訳あって散らばってしまった→結果、それらは現在色々な物質に憑依(？)している

うち一つはぬっへふほふ。もう一つは壊れたる神の教会の持つ歯車。

発見: SCP-XXXX-JPの存在は、1945年における財団と超常組織「蒐集院」の合併の際、蒐集院側が「第五〇一番」としてアーカイブしていた報告書を通して認知されました。報告書の内容からオブジェクトは反ミーム実体であると推測され、記憶補強剤を服用した機動部隊による長期的な捜索を行った結果、計14体が確保・収容されました。

補遺1 第五〇一番の書き起こし

現代語済みであることに留意してください。原本の閲覧はこちらから可能です。