素手コンSCP下書き「波紋する指紋」

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 財団webクローラによりネット上の画像から検出された指紋をSCP-XXX-JP識別システムにかける検査が継続的に行われています。また、国内で流通、利用されている指紋認証システム内に秘密裏にSCP-XXX-JP識別システムを搭載する試みが進行中であり、現在国内利用数の36%に搭載が成功しています。SCP-XXX-JP識別システムは、既に死亡しているDクラス職員の指紋が利用されます。

収容違反が発見された場合、当該の画像データ削除、必要ならば関係者の記憶処理、その他指紋記録の消去・改竄、指紋の外科的手術、周辺環境の徹底的洗浄が行われます。

説明: SCP-XXX-JPは由来不明の左右5指、計10種の指紋パターンです(以下、左右に-l -r、親指から小指まで順に-1~-5とナンバリングされます)。

SCP-XXX-JPの異常性は他の指紋パターンと比較された際に発生します。SCP-XXX-JPと対応する指、もしくはそこから採取された指紋を何らかの手段で比較された対象の指紋はSCP-XXX-JPと同一のパターンに変異し、結果として比較された指紋パターンは完全に一致します。この変異には対象本人の所持する指紋そのものや事前に記録されたデータなども含みます。これにより変異した指紋はSCP-XXX-JPと同様の異常性を持ちます。

発見経緯: SCP-XXX-JPは19██年に██県██市内在住の██ 陽子氏(当時41歳)が自身の息子(当時17歳)である██ 隆樹氏を殺害したとされる事件において発見されました。

19██年11月27日午後16時頃、パート先から帰宅した██ 陽子氏の妻が自室の中でナイフで複数個所を刺され死亡している██ 隆樹氏を発見し警察を通報を行いました。捜査の過程で使用されていたナイフに付着していた指紋が陽子氏のものと完全に一致したため、重要参考人として連行される事になりましたが、その際に陽子氏が警察を振り切り逃走し、車道に飛び出たところで走行中の乗用車に跳ねられ死亡しました。その後の捜査においても陽子氏が犯人である多数の証拠が発見されましたが、同時に矛盾する証拠も多数発見されました。これにより潜入エージェントが単独調査を行ったところ、現場に残された指紋に異常性の惧れありと財団へ報告され、調査により陽子氏の指紋及び現場に残されていた指紋をSCP-XXX-JPと認定し、収容が行われました。警察に押収された証拠に対しては情報の改竄を行いました。

収集された証拠は以下の点で陽子氏が犯人であることを示唆しています。

  • 現場に残された大量の指紋。
  • 隆樹氏は死亡推定時刻直前の15時49分まで友人と携帯電話で通話しており、通話を終了する際、「母さんが帰ってきた」という発言が記録されていた。
  • 最初の聴取において陽子氏は玄関扉の鍵は帰宅時点で閉まっており、その他の窓なども開けていないと主張した。その後の捜査においても第三者が侵入した痕跡は発見されなかった。

しかしながら以下の点においては陽子氏が犯人であることに矛盾を示す結果となっています。

  • 隆樹氏に抵抗の跡が見られず、また薬物の類も検出されなかった。(隆樹氏は当時高校の柔道部に在籍しており、陽子氏の体格・筋力からして殺害は困難であったと考えられる)
  • ナイフを素手で使用し、その上で現場に放置するメリットが園田氏には存在しなかった。
  • 現場に残されていたナイフに付着した指紋は、通常の付き方ではなく柄から刀身を含め全体を無作為に触り回したような付き方をしていた
  • 陽子氏は警察からの指紋の提供に対して抵抗なく応じたと記録されている。
  • 周囲の聞き取り調査を行ったところ、██家の家庭環境に問題は見られず、普通の仲のいい親子であったという証言が得られた。

また、以下にその他の不可解な点があります。

  • 隆樹氏が直前まで使用していた携帯電話が現場周辺から発見されなかった。その後、陽子氏のパート先のロッカーから完全に破壊された状態で発見された。
  • 隆樹氏は翌日に友人達と外出の予定を立てていたが、上記の電話の際に急に「行けなくなった」と伝えた。友人から理由を問われたが隆樹氏ははぐらかしている。
  • 隆樹氏の自室の窓の外側に大量のSCP-XXX-JPが検出された。

以上の点から、財団内では「陽子氏が当事件の犯人であり、SCP-XXX-JPの起源でもある」「陽子氏が当事件の犯人であるが、SCP-XXX-JPの起源ではない」「陽子氏は当事件の犯人ではないが、SCP-XXX-JPの起源である」「陽子氏は当事件にもSCP-XXX-JPにも関与していない」「SCP-XXX-JP以外の財団が関知してない異常性が関わっている」などの複数の可能性が提示されいていますがいまだ財団内ではこの点については統一した見解を出せておりません。報道機関などへの対処は、隠蔽などは行わず大々的な報道を行わないように調整する程度に留めています。

補遺: 収容以降、全国で17例の収容違反が発生しています。(内、警察内の登録指紋から検出された例が8件、Dクラス登用時に発覚した例が5件、民間の指紋照合機が汚染された例が3例、財団webクローラによりネット上の画像から検出された例が1件)

特に事案12(詳細は別紙「SCP-XXX-JP収容違反事例」を参照)においてマンションの指紋照合セキュリティが汚染された際は住民の31名、外部の人間の8名がSCP-XXX-JPの影響を受け、財団の最先端医療による指紋置換手術及び、広範の記憶処理・検査及びマンション及び周辺環境の徹底した洗浄が必要となりました。
これらの事案を受け、財団では現在用いられている指紋照合技術に代わる新たな個人識別システムの開発、及びそれらを外部企業に秘密裏に浸透させる工作を行うプロジェクトが計画されました。現在、この試みは静脈認証や虹彩認証の開発、及び一般への浸透といった一定の成功を収めました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



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