無コンSCP下書き「ホメオパシーのレメディ」

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 全国でレメディのインターネット通販を行う業者及び運営サイトを継続的に監視して下さい。SCP-XXX-JPが出現した場合サイト運営者に勧告し取り扱いを中止させた上で在庫をすべて回収し、流通・輸送経路を可能な限り調査して下さい。回収されたSCP-XXX-JPはサイト-8181の低脅威度物品保管ロッカーに収容されます。発見までの間に購入者が確認され場合、SCP-XXX-JP接種前であれば回収した上でAクラス記憶処理を行い解放して下さい。接種済みであった場合、サイト-8181の第一種バイオ・ミームハザード人型実体収容室にSCP-XXX-JP-parとして収容して下さい。SCP-XXX-JP-parへ提供される飲食料・収容室の空調、及び許可されない行動の一覧は別紙「SCP-XXX-JP-par特別取扱書」を参照して下さい。

SCP-XXX-JPを用いた実験はセキュリティクリアランス3以上の職員の許可が必要です。実験においてSCP-XXX-JPはDクラス職員にのみ接種が許可されます。SCP-XXX-JPを接種したDクラス職員は実験終了後に終了処分とし、遺体は第一種バイオ・ミームハザード実体終了手順に準じて処理して下さい。

説明: SCP-XXX-JPは、「ホメオパシー1のレメディ2」という名称の薬剤として販売される物質です。SCP-XXX-JPはレメディなどを扱うインターネット販売サイトのラインナップに不明な手段で紛れ込む形で流通します。製造元会社には『███会』と記載されており、同名の要注意団体との関連が調査されています。

SCP-XXX-JPは直径約3㎜の砂糖玉です。50粒入りの大瓶と20粒入りの小瓶の2種類が確認されています。成分測定の結果サトウキビ(学名:Saccharum officinarum)から精製されたショ糖以外の物質は含まれていませんでした。商品ページに記載された商品説明には細かい表現の違いは有りますが、概ね「ホメオパシーは現代科学に対する毒であり、その毒を利用したレメディで毒を無効にする」という説明がなされています。

以下はSCP-XXX-JP商品ページに記載された文章の一例です

貴方は耳障りのいい言葉に騙されていませんか?「病気を治したい」「健康になりたい」そのような普遍的な願いに付け込んで実際には効果のない商品を売り捌く……。そう、ホメオパシーとはまさに現代医学に巣食った病巣なのです。そこで我々はホメオパシーに効果がないのなら、「効果がない」を無効にしてしまえばよい、という理論に基づきこの「ホメオパシーのレメディ」を開発しました。当製品は「ホメオパシーという概念」を高度ミーム希釈処理により波動化、波動化されたミームは水に浸透し、ミーム汚染された水を再度ミーム化し、その処理を繰り返すことで高度希釈水を精製し、それを利用してこのレメディを作り上げます。これを接種すれば悪しき疑似科学に翻弄される人生は終わりとなるでしょう。

これらの説明文は明確にホメオパシーを明確に否定する物ですが、サイトの運営者および閲覧者はそれを疑問に思わず、また閲覧者に対しては接種してみたいと思わせる軽度のミーム的作用があります。

SCP-XXX-JPを接種した人物(以下SCP-XXX-JP-par) は接種以降「ホメオパシーの理論の元で行われる治療や薬剤が有効な状態」(以下有効状態)を獲得します。例として、有効状態となったSCP-XXX-JP-parがなんらかのレメディを接種すると、そのレメディの元となった物質や引き起こす症状に対する耐性を獲得します。

実験記録XXX-JP-01

対象: D-XXX-JP-01

実施方法: SCP-XXX-JP-parとなったD-XXX-JP-01に、青酸カリを用いて精製されたレメディを接種させ、その後青酸カリを致死量まで接種させる。

結果: 致死量まで接種したが D-XXX-JP-01になんら健康上の影響は見られなかった。最終的に致死量の10倍の量が投与されたが、 D-XXX-JP-01に影響を与える事はなくそのまま体外へ排出された。

備考: 青酸カリ特有の強烈な臭気や苦みも意に介していないようだ。これは興味深い結果かもしれない。 - ██博士

実験記録XXX-JP-02

対象: D-XXX-JP-01

実施方法: ボツリヌスキトシンを用いて精製されたレメディを接種させ、その後ボツリヌスキトシンを致死量まで接種させる。

結果: ボツリヌスキトシンを10g(致死量の約1000万倍に相当する)接種したが、前述の実験同様一切健康上の問題は見られなかった。排泄物は適切に処理された。

備考: どうやらSCP-XXX-JPによる耐性は完全なものだと思われる。 - ██博士

実験記録XXX-JP-03

対象: D-XXX-JP-01

実施方法: SCP-XXX-JPを再度投与する。

結果: 経過観察2時間後、嘔吐、ふらつきなどの症状が出始め、最終的に筋肉の麻痺による呼吸困難により窒息死した。これらはボツリヌスキトシン接種の症状と一致する。恐らくSCP-XXX-JPによる耐性が解除され、体内に残ったボツリヌスキトシンによる中毒症状であると推定される。

備考: SCP-XXX-JPを再度接種するとどういうわけか耐性が解除されるようだ。接種者は「レメディ」が効いている状態だから、「ホメオパシーのレメディ」でホメオパシーに対する耐性を獲得してしまった、という事か?。 - ██博士

実験記録XXX-JP-04

対象: D-XXX-JP-02

実施方法: 食塩を用いて今までと同様の実験を行う

結果: 接種したD-XXX-JP-02は急激な発汗の後、下痢、嘔吐を繰り返し急速な脱水症状で死亡した。

備考: 恐らくは塩分が水分を体に繋ぎ止める作用が D-XXX-JP-02から失われたことが原因だろう。 - ██博士

実験記録XXX-JP-05

対象: D-XXX-JP-03

実施方法: Aクラス記憶処理剤を用いて今までと同様の実験を行う

結果: D-XXX-JP-03はAクラス記憶処理に対する完全な耐性を得た。しかしながらその他の手法を用いる記憶処理に関しては一切の耐性を持たなかった。

実験記録XXX-JP-06

対象: D-XXX-JP-03

実施方法: SCP-086-JP、SCP-739-JP、SCP-843-JPなどのウイルス型オブジェクトを使用し、今までと同様の実験を行う。実験は第一種バイオ・ミームハザード収容室へ隔離した状態で行い、結果に関わらず被験者は終了のち焼却処分とする。

結果: D-XXX-JP-03はそれぞれのオブジェクトの影響を全く受けてなかった。D-XXX-JP-03は終了され、遺体は適切に処理済み。

備考: 使用したオブジェクトには精神影響やミーム的作用を含むものもあった。SCP-XXX-JPの効能は思っていたよりも広いようだ。こいつはもしかしたら破滅的な感染型オブジェクトの収容に利用できるかもしれん。 - ██博士

実験記録XXX-JP-07

対象: D-XXX-JP-04~013

実施方法: SCP-XXX-JPを接種させ、通常の生活を送らせる。この実験はSCP-XXX-JP接種後の長期経過を見るためのもので、この実験結果如何によりSCP-XXX-JPの感染型オブジェクトへの使用が審議される事になっている。

結果: 3日経過時点で8名の精神的変容が報告された。精神鑑定の結果、自閉症と同様の症状を示している事が判明した。また11日時点で全員が体調不良を訴え、検査の結果全員に軽度の内部被曝が確認された。

備考: 事前のメディカルチェックではDクラス達には身体的にも精神的にも問題はなかったはずだ。SCP-XXX-JPには他にも何か危険な特性があるのか? - ██博士

補遺1: 実験記録XXX-JP-07を受け被験者の再検査が行われた結果、自閉症を発症しなかった2名については幼少時に保護者の意向により各種ワクチンを接種していなかった事が判明した。また、全員が内部被曝を発症した日に提供されたメニューに福島県産のキャベツ(学名:Brassica olerace)が使用されていた事が判明した。ワクチン接種による自閉症発症、及び福島県産作物の摂取による内部被曝はそれぞれ科学的に否定されており、SCP-XXX-JPの既知の特性と合わせて考えると、SCP-XXX-JPによって獲得される有効状態の正確な特性はレメディに限らず「本来効果がないもの」全般に作用すると推定されました。有効状態の効果範囲の想定の為、追加で実験が行われました

実験記録XXX-JP-07

対象: D-XXX-JP-04

実施方法: 生成したマイナスイオンに1時間曝露させる。

結果: 内部被曝の症状が軽減を含めた健康状態の改善及びリラックスによる精神的疲労の改善が確認された。

実験記録XXX-JP-01

対象: D-XXX-JP-05

実施方法: TVゲーム3種(パズルゲーム、対戦格闘アクション、ロールプレイングゲーム)をそれぞれ30分プレイさせ、休息後に知力テストを行う。

結果: 事前に行われたテストと比較して著しく結果が悪化した。また言動に攻撃性の増大が確認された。

実験記録XXX-JP-01

対象: D-XXX-JP-04(A型)、D-XXX-JP-06(O型)、D-XXX-JP-08(B型)、D-XXX-JP-011(AB型)

実施方法: 血液型の異なる4名を選出し、接種前の性格上の評価と比較する。

結果: それぞれに広く知られている血液型と対応する性格への変遷が確認された。

実験記録XXX-JP-01

対象: D-XXX-JP-07、D-XXX-JP-09

実施方法: 軽度の負傷を負わせたD-XXX-JP-07に、D-XXX-JP-09の方向へ向けて「いたいのいたいの飛んで行け」を行わせる。

結果: D-XXX-JP-07の負傷による痛みが消失し、D-XXX-JP-09が同部位に痛みを訴えた。しかしながら、負傷自体は転移しなかった。

補遺2: 20██/██/██に D-XXX-JP-13が突然胸部から出血し死亡しました。検視の結果胸部中心から心臓にかけて、約6㎝の刺傷が発見されました。調査により当該日付は D-XXX-JP-13がDクラス雇用前に起こした強盗殺人事件と同じ日付であり、殺人事件の被害者の配偶者が毎年この日付に「牛の刻参り」で知られる儀式を行っていた事が判明しました。

SCP-XXX-JPのオブジェクトへの使用審議は当然ながら否決となった。エージェントには当然使わせられないし、Dクラスにしても、この世に数多ある、単なる「おまじない」でどんな効能が得られてしまうか分かったものじゃない。結局の所、お手軽に危険に対処できるようなそんな上手い話はない、って事なのかもしれん。 - ██博士


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