記事の和訳を始める人へ(エッセイ草案)

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ギャー!和訳されてないよーっ!



こんな経験はありませんか?私はあります。大抵リンクがオレンジ色なので気付きますけど、独自のCSS使ってる記事だとそうじゃない事があるんですよね。それはともかく、これを読んでいるあなたにもひょっとしたら読みたい記事が和訳されていなかったという経験があるのではないでしょうか。そしてあなたはページを閉じた。いつの日かその記事が和訳されることを願って。残念ですが、その日がいつか訪れると断言することはできません。話題にでもなるか、有名なシリーズの一部でもない限り、記事を和訳しようと思った人が数ある記事の中からたまたまその記事を選んでくれる確率はそこまで高くないからです。

では、黙って待つしかないのでしょうか?それとも和訳をする人に勧めてみますか?あの面白そうな記事はそんな偶然や人の気まぐれに賭けないと読んでもらえないのでしょうか?あの記事の面白さを誰かと分かち合うことができるかは運次第なのでしょうか?違います。私たちはそれをよく知っているはずです。

そう、あなたが和訳するのです。

記事の和訳を始める人へ


今この文章を読んでいるあなたは「和訳に興味があって始めてみたいけど何も分からない」「和訳を始めたけどうまくいかなかった」などの不安要素を抱えた和訳初心者かと思います。このエッセイはそういった人たちに向けた、このサイトで外国語の記事を和訳するための最初の道標のひとつです。と言っても技術的な事はあまり話題にしません。ここでは主に心構え、すなわち和訳するときに気を配るべきことの話をします。早速始めていきましょう。

対象言語は読めますか?

和訳をしたいという人がまず初めに確認しなければならない事があります。自分が何らかの手段で対象言語を理解できるのかという事です。読めないものを読める形で出力することはできません。英語の記事を和訳している私は、エスペラント語の記事を和訳することはできません。エスペラント語が分からないからです。なので、英語を和訳したい人はまず英語を分かるようになってください。例えば、高校の教科書でも開いて、辞書を引きながら読めるようになればいいです。中学の教科書でも別にいいです。そこがあなたのスタートラインになるだけですから。

スタートラインに立てればこっちのものです。早速訳していきましょう。そして言語力が足りないと感じたら勉強しましょう。

分からない単語があったら調べましょう。知らない文法があったら調べましょう。それはきっとあなたの助けになるはずです。

勉強したくないという方もいるでしょう。いいと思います。言語力が十分でない場合、あなたにできる事は限られます。その限られた中で満足できるなら全くもって構いません。けれど一つ言わせてください。和訳するための言語力が足りないと感じて、それでも訳したい記事を見つけてしまった時、諦める必要などありません。足りないものは増やせばいい。あなたにはその手段があります。だからそれはできるかできないかの話ではなくて、訳したいか訳したくないかの話なのです。訳す手間が得られる読書体験に見合わないと思ったのなら諦めるもよし。挑む気が起きたのならそれもまたよし。全てはあなたに委ねられています。

和訳のやり方

記事を和訳する方法は大きく分けて2種類あると思います。「読みながら和訳する」、「読んでから和訳する」の2種類です。とりあえず比較してみましょう。

読みながら和訳する 読んでから和訳する
工程 1工程 2工程
必要な言語力(読みながら訳す場合が基準) - より高い
読書体験 細切れ 十全
事前確認 できない できる

こんな感じです。工程の数の違いは、すなわち手間の違いです。読みながら和訳すると和訳は1回の作業で終わります。読んでから和訳する場合はまず読んで、それから和訳するので2工程が必要です。作業量が増えます。更に、外国語をそのまま読むには訳しながら読むより高い言語力が必要です。こう書くといいところが無いようにも思えますが、読んでから和訳するのにはそれに見合うだけのメリットがあります。1つは物語を著者の意図したように受け取る事が出来ることです。和訳にこだわって、読んだ時の感動や恐怖を手放す必要が無いわけです。これが和訳しながら読むとなると、1行ずつチマチマ日本語に直しながら読むので本来記事を読んだ時に得られていたはずの印象が減じてしまいます。ギミック付きの記事などはギミックを無視する事になってあまり楽しめないかもしれません。事前に自分に訳せるかどうかが分かるのも読んでから和訳する手法の大きなメリットです。途中でどう頑張っても読めない部分が見つかったら、その記事は訳せないとすぐに分かります。つまり、必死になって前半部を訳したのに後半が訳せなくて頓挫する、みたいな事が無くなります。言語力があって手間を惜しまないのであればこちらを選ぶメリットは大きいでしょう。

あなたは上に述べた2つの内のどちらかの手段で和訳をすることになるはずです。どちらを選ぶかはあなた次第ですので、自分に合ったやり方を選んでください。

とりあえずやる

和訳したい記事がある方はとりあえずその記事を和訳してみようと思うのではないでしょうか。でも今すぐ読みたい記事を和訳できるかは分かりません。私感ですが、この世には訳しやすい文があり、同様に訳しにくい文があります。ですから和訳できるかどうかを前もって知るのは難しいでしょう。必要とされるパワーは記事によって異なるからです。和訳せずともある程度読めるのであれば先に読むことでそういった場合にも対応できます。どう頑張っても読めなかったらその時点で和訳できないのは自明だからです。では、辞書無しで読めるほどその言語に精通していない場合はどうすればよいのでしょうか?

端的に言えば、パワーが足りているかどうか調べるには一度和訳してみるのが手っ取り早いです。つまり、上手くいけばよし、そうでなければその記事はあなたにはまだ早いという考え方です。そうなったら勉強するか、必要な知識を入手するか、あるいは別の記事を和訳しましょう。と言っても、ダメっぽかったら諦めろと言う事ではありません。例えば他の部分を和訳して、読めないところは後からじっくり考えてみるという方法もあります。読めないところが多くなってくるとこれはできませんが、分からないところが少ないなら十分有効な方法です。代償として読書体験はボロボロになりますが。

訳してみてダメっぽかった時にも一つ大切な事があります。どんなにショボいものが生成されようと、どれだけ短い部分しか完成しなかろうと、それを綺麗さっぱり消し去ってしまわないことです。和訳パワーが明らかに足りていない場合、記事の和訳は大抵最初の方で引っかかります。もちろんそれが最初で最後の壁ということもあり得ますし、そうでない時もあります。また、逆に頑張って訳したはいいものの最後の最後で突っかかってお蔵入り、なんて事もあります。でも、お蔵入りになったものを半年後、1年後に見返した時、なんでこんな場所で躓いたんだろうと思う事だってたくさんあります。つまり、記事を訳すにあたってはかつて途中までやって投げた和訳があったら大いに役立つ場合があります。何が言いたいかと言うと、途中まででもやっておくといつか自分が得をするということです。だから最後まで訳せるかどうかなんて気にせず、気軽に始めて気軽にメモの片隅にぶん投げちゃいましょう。始めてしまえば必ずあなたのプラスになります。プラスにならなければならないで自分の成長を実感する道具にでもしてください。特に初めのうちは、訳したい記事がダメだったらすっぱりと切り替えて次に行くのも大切です。いつまでも同じ記事の同じ場所で詰まっていても何も状況は変わりません。それよりは自分のできる事をして和訳に慣れる方がプラスが大きいと思います。時々ダメだった和訳の原文を見直してみて、いつか続きを上手く訳せたらそれでいいのだと僕は思っています。

SCP財団で和訳をするときに

SCP財団の世界観では財団に特有の言葉がたくさん出てきます。そういった言葉を適切に和訳するためには、前例に倣うのが最も手っ取り早いでしょう。色んなSCP記事を読んだりtaleを読んだりして世界観への理解を深めるのが理想です。訳したい記事を見つけたら同じフォーマットの記事を複数読んでみて、共通する語や特有の語を掴みましょう。分からない語が出てきて造語っぽかった時は原文のページから分からない単語を検索にかけ、出てきた記事を日本語版と比べてみると、訳語が分かる場合があります。

和訳に特有のテクニックが知りたいよ、という人は和訳された作品を色々と読んでみて、品質が高いなと思えるものを見つけて自分でも訳してみてください。原文と自分が作った訳文、それに投稿されている訳文を比べてみて、何がどう違うのか確かめてみるのです。それを繰り返せばいずれ答えが見えてくるでしょう。まあこれは勉強の話ですね。このサイトで和訳をする人は必ずしも金を貰って訳す人に匹敵するほどの責任を持って和訳をしているとは限らないので、ちゃんと金を貰った人によって作られている参考書とか翻訳書籍とかを使う方がいいかもしれません。

日本語との付き合い方

和訳には日本語力も大事です。日本人なら誰でも日本語力はあるでしょ、と思うかもしれませんが、そんな事はありません。例えば、用意されたテキストを一言一句違わず読み上げる、という事を考えてみましょう。世の中にはそれができない人が存在しますし、逆にそれを句読点の一つに至るまで正確に読み上げる人だって存在します。人には得意な事と苦手な事があり、それが日本語に限って例外であるはずがないのです。語彙力が高い人がいれば、語彙力が低い人もいます。あなたがどちらかは分かりませんが、こと和訳においては語彙力、日本語力が大事になります。一つの原文から多くの和訳のバリエーションを導き出せる人は、一つしか導き出せない人よりも多くの選択肢を持っているということになると思いませんか?多くの選択肢があればより適切な表現を見つけ出せる蓋然性が上がります。日本語力を磨くことは、和訳の精度を向上させるのです。

日本語力をどうやって鍛えるか、というのはひとつ大きな課題です。これには様々な文章を読むのがいいでしょう。何を読んでもいいです。新聞でもいいですし、論文でもいいです。週刊誌だって構いませんし、突飛なところでは憲法を読んでみようというのもアリでしょう。もちろん小説を読むのだって有効ですね。とにかく様々な文章を読んで、言葉のバリエーションを増やしましょう。もちろん楽しむことを第一に。まあそこまで行かなくても実際に和訳をしながら類語辞典なんかを活用して色々調べてみるのもアリです。ただしその際は元の英語の語句から意味が離れてしまわないように注意が必要ですから、やはり自分の中に語彙を増やすのがベストでしょう。

もう一歩先に進みたいという方は、和訳が終わった後にできた訳文を注意深く読み直してみてください。一見自然に見えてよく見たらおかしな事を言っている文や、意味は合っているがそんな言い方はしないだろうという文、これを見つけるのが大事です。最初のうちは何度も確認してください。慣れてきたら何度も確認してください。とにかく何度も確認してください。これができれば和訳の品質はグッと上がると思います。

終わりに

長々と書いてはみましたが、実際に和訳をする段になってみれば、悩む事はあれど戸惑う事はあまり無いでしょう。できるかできないか。上手く繋げられるか繋げられないか。ただそれだけの事を繰り返すのにどうしたもこうしたも無いのです。まずは対象言語をある程度読めるようになり、日本語を読めるようになる。基本的にはこれだけです。あとは色んな記事を和訳しながら問題点と解決法を見つけて、あわよくば克服していきましょう。

最後に、和訳が欲しい記事のある方にひとつ。誰かが和訳をすればその記事は日本語になります。あなたはその結果を求めており、そして実現する手段を持っています。それを行使しない理由はあるのでしょうか?きっと何かあるはずです。それでもあなたが和訳をしてくれることを願っています。

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