NorthPole -31--cb1d

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: ██駅に隣接する線路は監視カメラを用いて常に監視してください。SCP-XXX-JPが出現した場合は速やかにSCP-XXX-JP-Aの身元を特定し、再転移に備えてください。再転移後、遺体は所定の手順で処分してください。

説明: SCP-XXX-JPは██駅の2番ホームに発着する異常な電車です。SCP-XXX-JPは一般的な3両編成の電車と外見上は同一ですが、線路上の観測されていない地点で瞬間的に出現し、発車後は観測されていない地点で消失します。

SCP-XXX-JP出現時、直接観測されていない人間対象1名(以下SCP-XXX-JP-A)がSCP-XXX-JP内部に転移します。SCP-XXX-JP-Aとなった人間は以下のいずれかの項目を満たす傾向が確認されていますが、全てのSCP-XXX-JP-Aが必ずしもこれに合致する訳ではなく、正確な選定条件は判明していません。

・家庭内で不和が起きている
・交友関係が少ない
・生活環境が劣悪である
・目立った実績が無い
・意欲的でない

SCP-XXX-JPには多数の乗客(SCP-XXX-JP-B)が乗車しており、空席は無いように見えます。SCP-XXX-JP-Bは実在の人間と同様の外見的特徴を備えており、身元の特定にも成功していますが、特定された人物は例外なく同時刻に別の地点に存在していた事が分かっています。

SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JPが██駅に停車した後一斉に降車し、ホーム出口へと向かいます。降車する際SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-Aの存在を考慮せず、そのためSCP-XXX-JP-Aは高確率で転倒し、踏みつけられます。SCP-XXX-JP-Bはホームを出た時点でSCP-XXX-JP内に転移し、降車はSCP-XXX-JP-Aが死亡するかホームから出るまで繰り返されます。

SCP-XXX-JPは全てのSCP-XXX-JP-Bが乗車した時点で発車します。この時SCP-XXX-JP-Aは転移元の地点へと再転移します。生還したSCP-XXX-JP-AへのインタビューからはSCP-XXX-JPについての情報は得られていません。

追跡調査から、生還したSCP-XXX-JP-A群の生活がSCP-XXX-JP乗車前と比べて正の方向に大きく変化している事が確認されています。これはSCP-XXX-JP-A自身の行動様式の変化に端を発するもので、ごく一般的なものです。この変化とSCP-XXX-JPとの関連性については現在調査中です。

補遺: インタビュー記録-XXX-JP

対象: SCP-XXX-JP-A-██

インタビュアー: エージェント・品良

<記録開始>

SCP-XXX-JP-A-██: ありがとうございます。助かりました。

エージェント・品良: 大変でしたね。人の流れが落ち着くまで待ちますか。あなたはどうしてあの電車に?ダイヤにはありませんでしたが……

SCP-XXX-JP-A-██: 分かりません。気がついたら乗っていました。電車が駅に着いて外に出ようとしたらご覧の通りですよ。

エージェント・品良: 気づいたら、ですか。乗る前には何か変な事はありませんでしたか?

SCP-XXX-JP-A-██: ……乗る前なんてあったんでしょうか。ずっと乗っていたような気がするんです。それこそ生まれた時からあれに乗っていたような。

エージェント・品良: 何を言ってるんです。しっかりしてください。いいですか、あなたは電車に乗っていた。ならばどこかから乗ったんです。それはどこか。思い出してください。

SCP-XXX-JP-A-██: ……会社からの帰り道にいたかもしれません。そうだ。繁華街から近道を通って。そこで電車が走る音を聞いた、と思います。

エージェント・品良: 思うというのは。

SCP-XXX-JP-A-██: 分からないんです。あれに乗っていたから聞こえたのか、それとも乗る前から聞こえていたのか。何しろ気づいた時にはもう乗っていた訳ですから。

<中略>

エージェント・品良: 人、減りませんね。

SCP-XXX-JP-A-██: そうじゃないですよ。さっきから同じ顔が何回も見えます。戻って来てるんじゃないですかね。

エージェント・品良: 戻って来ている?確かにそうとも見えますが……

SCP-XXX-JP-A-██: きっとそうですよ。どこかにたどり着くことなんてないんです。(沈黙)さて、私はそろそろ行きます。

エージェント・品良: 行く?一体どこに。

SCP-XXX-JP-A-██: ホームから出ます。人も減りそうにありませんし、ずっとここにいる訳にもいきませんから。

エージェント・品良: あの人波の中に入るんですか?また踏み潰されますよ。

SCP-XXX-JP-A-██: あの人たちが戻って来ているなら、つまりどこかから電車の中に戻って行くはずです。踏み潰される前にその場所の先まで辿り着ければいいんですよ。それに、行かなければいけない気がするんです。

エージェント・品良: どういうことです?

SCP-XXX-JP-A-██: さあ……ただ、そうするのが正しい、みたいな。よく分かりませんが、そんな感じがするんです。

エージェント・品良: 正しい、ですか。

SCP-XXX-JP-A-██: ええ。それじゃ私は行きます。ありがとうございました。

<記録終了>


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