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1/XXXX-JP LEVEL 1/XXXX-JPCLASSIFIED |
Item #: SCP-XXXX-JPObject Class: Safe |
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP媒体はすべて財団機密サーバー内に保存されます。セキュリティクリアランス1以上の職員は自由にアクセスし閲覧することができます。
説明: SCP-XXXX-JPは不定期に財団機密サーバー内にアップロードされる「NGシーン集」と題された起源不明の映像記録です。SCP-XXXX-JPは30秒~1分程度の動画群によって構成されます。この動画群は連続性を持たず、いずれも「はい、カット」という不明な人物(SCP-XXXX-JP-1)による音声と複数の人物による笑い声によって区切られています。SCP-XXXX-JPを構成する動画はいずれも財団が保有する映像記録に類似した状態から開始されますが、いずれも映像内で行われている行為の失敗によって中断されます。映像内では失敗による物的被害が発生する事例は確認されていますがいずれも本来の状況における失敗から想定される被害状況に比較して軽微なものです。SCP-XXXX-JP内で「失敗」により人的被害が発生した事例は確認されていません。また、SCP-XXXX-JP内には多くの財団職員が登場していますが、いずれの職員もSCP-XXXX-JP撮影への関与を否定しています。
SCP-XXXX-JPは発生初期段階では財団機密のランダムな位置にアップロードされていましたが、SCP-XXXX-JP専用のフォルダ「NGシーン集」が作成されて以降は当フォルダ内にアップロードされています。
以下にSCP-XXXX-JPの例を示します。
ファイル名: "NGシーン集1 SCP-████-JP 確保大作戦!"
関連人物: エージェント・伊藤, エージェント・鈴木
<映像開始>
[フィールドエージェントらは納屋の階段を駆け上り、SCP-████-JPと交戦する。SCP-████-JPは不明な方法で二階の床を破壊する。]
エージェント・伊藤: うわっ!
[エージェント・伊藤は一階に落下し、半身が瓦礫に埋もれる。エージェント・鈴木は二階に取り残される。]
SCP-████-JP: グゥウオオオ!1
エージェント・鈴木: 伊藤さん!
エージェント・伊藤: くそっ、受け取れ!
[エージェント・伊藤は小型の不明な装置(力場発生装置と推測)をエージェント・鈴木に向かって投げる。エージェント・鈴木は受け取り損ない、装置を取り落とす。]
エージェント・鈴木: あっ、ごめんなさい!
SCP-XXXX-JP-1: カット!
[映像が途切れ、エージェントらが一階と二階に分断された場面から再開する。]
SCP-████-JP: グゥウオオオ!
エージェント・鈴木: 伊藤さん!
エージェント・伊藤: くそっ、受け取れ!
[エージェント・伊藤は小型の不明な装置(力場発生装置と推測)を投げる。装置はエージェント・鈴木の頭上を飛び越えて壁に衝突する。]
エージェント・伊藤: おっと、ごめん。
SCP-XXXX-JP-1: カット!
[映像は再び途切れ、エージェントらが一階と二階に分断された場面から再開する。]
[同様の展開であるため中略]
エージェント・伊藤: くそっ、受け取れ!
[エージェント・伊藤は小型の不明な装置(力場発生装置と推測)を投げる。装置はエージェント・鈴木の頭に衝突する。]
エージェント・鈴木: いてっ!
SCP-████-JP: 大丈夫ですか!?
SCP-XXXX-JP-1: カット!
[映像は再び途切れ、エージェントらが一階と二階に分断された場面から再開する。同様の展開であるため中略。エージェント・伊藤は小型の不明な装置(力場発生装置と推測)を投げる。エージェント・鈴木は装置を掴み取る]
エージェント・伊藤: お前がやるんだ! その、メカトーフで……あっ違ったメトカーフだごめんなさい!
SCP-XXXX-JP-1: カット!
SCP-████-JP: メ、メカ豆腐……ふふっ、駄目だ、ちょっと待って。
エージェント・鈴木: 駄目だ、中の人がツボってる。
SCP-XXXX-JP-1: 休憩にしましょう。
<映像終了>
付記: SCP-████-JPは当動画が投稿される4日前にフィールドエージェントらによって確保された生物型オブジェクトです。当オブジェクトは滞りなく確保され、収容手順が確立されました。SCP-████-JPは発声器官および"中の人"が存在しうる内部機構を持たないことがすでに確認されています。
ファイル名: "NGシーン集4 Neutralized特集!"
関連人物: 機動部隊Chi-13("少年聖歌隊")
<映像開始>
[SCP-1983とみられる建物の前で隊員らが集まり、装備の最終チェック等を行っている]
[突入の直前、強風が拭き、SCP-1983の扉がひとりでに閉まる]
SCP-XXXX-JP-1: カット!
エージェント・バークレー: おい、扉くらい誰かちゃんと開けといてくれよ。
[複数名の笑い声]
<映像終了>
ファイル名: "NGシーン集7 スシブレ特集!"より抜粋
関連人物: SCP-1134-JP, SCP-1134-JP-a, D-1228
<映像開始>
[寿司屋内部。店内にはブタ頭部を露出させたD-1228、SCP-1134-JP、SCP-1134-JP-aが立っている]
SCP-1134-JP-a: じゃあな、兄貴。[懐からラーメンを取り出し、2本の蓮華で挟む]
SCP-1134-JP: [驚いたような顔をする]嘘だ、そんな、まさか。
SCP-1134-JP-a: 嘘じゃねえよ。弱い寿司なんかにこだわり続けることに何の意味がある?時代遅れはもういらねえんだよ。これが、俺の……[ラーメンを足の上に取り落とす]
SCP-1134-JP: おい、何回目だよ。
SCP-XXXX-JP-1: カット!
SCP-1134-JP-a: いや、食品サンプルだとしても蓮華で挟むのかなり難しいからな。どうやってやれって言うんだよ、こんなの。
D-1228: 寿司の声を聞けばよろしいかと、師匠。
SCP-XXXX-JP-1: ラーメンと対話してください。
SCP-1134-JP: 駄目だこいつら、頭が酢飯だぞ。
SCP-1134-JP-a: [笑う]しょうがねえ、また練習か。
<映像終了>
ファイル名: "NGシーン集6 放送室の舞台裏!"
関連人物: SCP-544-JP-A, D-1104
<映像開始>
[SCP-544-JP内部。「放送室」とプレートが掛かっている扉の前にD-1104が立っている。頭上にはスピーカーがあり、そこからアナウンスが流れている。]
SCP-544-JP-A: なにをするの?
D-1104: 俺は犯罪者だから償いをしなくちゃダメなんだ。でも皆は俺を忘れちまっただろうから、代わりにお前に償う事にする。
[約2分の沈黙。D-1104は扉の前で黙って立ち続ける。]
[さらに3分の沈黙。D-1104は不審そうに周囲を見回す。]
SCP-XXXX-JP-1: カット! すいません、設備の不具合です。ちょっと待っててください。
D-1104: あっ、了解です。[扉を開けて]よかった、こっちのほうが空調効いてるな。よう、お嬢ちゃん。
SCP-544-JP-A: 今言ってもしょうがないよ、おじさん。
D-1104: そういう時はお世辞でもお兄さんって呼んどくもんだぞ。
SCP-544-JP-A: 気を遣いたくなった人にはそうしてる。
D-1104: あー、かわいくないこと。撮影が終わったら覚えてろよ。
SCP-544-JP-A: [笑って]覚えてるよ。メリーゴーランド・パフェ奢ってくれるって約束だったよね。
D-1104: あー、アレか……はいはい。しっかり覚えていますとも。
SCP-544-JP-A: やったあ。
不明な音声: やったあ。
D-1104: いや、カメラさんとは約束してないっすよね。
[複数名の笑い声]
<映像終了>
補遺: 2020/08/29に無題の動画が"NGシーン集"フォルダ内にアップロードされました。この動画は財団が保有するいずれの映像記録とも類似していない唯一の事例です。内容は以下の通りです。
映像記録XXXX-16
<映像開始>
[幕を下ろした舞台が映し出される。5秒後にブザー音と共に幕が上がる。]
[舞台上には大勢の人物が笑顔で並び、拍手している。その中にはサーキック・カルトや壊れた神の教会を始めとする多くの要注意団体の構成員と見られる存在が含まれているが、いずれも敵対している様子は見られない。]
[”管理者”とみられる人物が舞台の右袖から現れ、中央に立って一礼する。”管理者”は一度右袖へ戻り、仮面をつけた人物(声紋よりSCP-XXXX-JP-1と推定)を連れて舞台へと戻る。SCP-XXXX-JP-1は舞台中央に立ち、一礼する。]
SCP-XXXX-JP-1: みなさま初めまして。声では出演していましたが、お目にかかるのは初めてですね。私がSCP-XXXX-JPの撮影者です。今回はこうしてご挨拶のために舞台へと出てきた次第です。
SCP-XXXX-JP-1: さて、我々の撮影は無事クランクアップと相成りました。皆様にお礼とお別れを申し上げる時間です。NGシーン集、楽しんでいただけましたでしょうか。楽しんでいただいて、こういう舞台裏があってもいいよなと思っていただけたのであれば幸いです。改めて、ご視聴ありがとうございました。
SCP-XXXX-JP-1: 我々があれを撮ることはもうないでしょうが、もしもう少しその先を見たいというのであれば。是非、その時は皆様で挑戦してみてください。夢を見るのは誰にでも可能です。
SCP-XXXX-JP-1: 私も、それを楽しみにしています。それでは、ご機嫌よう。
[SCP-XXXX-JP-1は一礼し、続けて舞台上の人物らも同様に一礼する。再びブザーが鳴り、幕が降ろされる。]
<映像終了>
付記: SCP-XXXX-JP-1の身元を特定する試みには成功していません。またこの映像記録はSCP-XXXX-JPへの要注意団体の関与を示唆していますが、関与した可能性のある組織があまりにも多数であることからその絞り込みには成功していません。
補遺2: 2020/08/29以降、一時的にSCP-XXXX-JPの発生は停止しましたが、その後”NGシーン集”と題された複数の動画(SCP-XXXX-JP-B)がフォルダ内に投稿されました。撮影様式や技術の違いから、これらはSCP-XXXX-JP-1とは異なる複数の起源をもつものと考えられます。また、SCP-XXXX-JP-Bの一部は財団職員が自主的に撮影したものである事が判明しています。財団職員によるSCP-XXXX-JP-Bの自主撮影は特に禁止されていませんが、投稿に用いられたSCiPNETアカウントおよび撮影者は即座に特定可能であることに留意してください。SCP-XXXX-JP-Bについては映像記録SCP-XXXX-JP-Bから参照することが可能です。
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- portal:2919814 (02 Jun 2018 15:25)
・画像
・スポイラー? というか著者の考えていること
・自分で気になっていること、教えていただきたいこと
1.事例集が面白いかどうか(量は適切ですか?)
2.メタ感をどこまで出していいものか(今はほぼ出していないverなんですが、いっそ空想科学部門でも出した方がいいのかかなり悩んでいます)
3.そもそもジョークのほうが適切だったりしますか? 財団側の対処についてかなり迷っています。
4.最後のメッセージの出し方について、もう少しうまいやり方はないか、セキュリティクリアランスをかけるべきだったりするか
5.記事が生き残ったら207-JPみたいな合作jp記事が作りたいなと夢を見ているんですけど、どこかに連絡するべきなんでしょうか?
6.勢いで闇寿司タグをつけてしまいましたが大丈夫ですか?
うまくやったら絶対面白いし遊び場が増えると思うんですが少々迷いが多いのでどうか助けてください。よろしくお願いします。
1. 現在あるものは面白いですが、もう少し量があっても楽しめます。
2. 個人的にはあまりメタ感を出されると萎えてしまうので、今ぐらいがちょうど良いかなと思います。
3. ジョークの方が自分の中では噛み砕きやすいです。
4. これが一番悩ましいところですね……。
メタい合作向けの記事としてSCP-V1L3-Jが僕の中では1番の比較対象になっているのですが、あちらはワンタメが作ったことを最初の方に明記してしまっていますね。ただ、この記事はあちらよりもメタ感が強いので、何者かが作ったとする設定は困難な気もしますし、メッセージのオチ感が強いことも考えると、現状が一番バランスいいのかな…と思います。
5. その時は、合作剪定コントリに連絡していただければ対応します。
6. 僕は闇寿司に明るくないのでなんとも言えませんが、関連記事という割には影が薄いかなと思います。
1.事例に関しては面白いと思います
2.4.パロディからどう話が転じるんだろうと思っていたらオチ部分が唐突な上位存在によるメモ落ちで終わってしまったという印象です。読者にスポイラーを理解させてなるほどなと思わせるような話の筋道が作れていないのではないでしょうか。
個人的にはスポイラー要素を全面に押し出してゴリゴリのメタにするかメタ要素は直接見せずに財団世界でどう扱われるかなどで話を転がした方が良いように思います。
3.どういうオチを持ってくるか次第だと思います。スポイラーを考えるとジョーク時空は向いていないのではないでしょうか。
6.まあ良いんじゃないでしょうか
Gokipoさん、WagnasCousinさん
批評ありがとうございます。ひとまず事例を一つ増やし、思い切って表向きのメタ要素をなくしてみました。
スポイラーの要素は減りましたが、メモオチ感は減らせたのではないかな、と思います。またJokeについても迷ったんですがとりあえず正規ナンバーでやってみたいと思っています。
また、SCP-V1L3-Jがワンタメ製だったことからちょっとヒントを得て要注意団体要素をちょっと増やしています。
近日中に投稿したいなと思っていますが、何か批評やアドバイスなどありましたら是非頂けるとうれしいです。よろしくお願いします。