SCP下書き「ルベド」
Sarkite.jpg

SCP-XXXX-JPの自宅から発見された写真

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-124の封じ込めエリアにおける特殊生物収容ユニットに収容されます。SCP-XXXX-JPの精神を安定させる為、週に2回カウンセリングが実施されます。SCP-XXXX-JPの食事はDクラス職員の非異常性遺体が利用されます。

説明: SCP-XXXX-JPは、部分的な肉体変容能力を有する遺伝的には正常なヒトです。SCP-XXXX-JPは頭部や腹部など本来体肢の存在し得ない部位からのものを含む20本以上の手を有しており、その本数は増加傾向にあります。その他の肉体変化は確認されていません。

SCP-XXXX-JPはSCP-217に感染しており、感染から逃れる為に感染部位の切除を行います。しかし、これらの努力にも拘わらずSCP-XXXX-JPの症状は進行し続けています。これは、血中等肉体の様々な部位にSCP-217が定着している為であると推測されています。

SCP-XXXX-JPは、ドイツ共和国に存在していたネオ-サーキックの無名教団の信者でした。この教団はカルキスト・シンを自称するネオ-サーカイト(PoI-4991)によって統治されていたようですが、2006/07に教団におけるSCP-217の集団発症が確認された段階でPoI-4991は失踪しています。

SCP-XXXX-JP: 私は今、必死に機械から逃げている。機械になった部分を切断し続けているのに、機械化は全く終わらない。まるで、私の身体自体が機械に呪われてしまっているかのようだ。

SCP-XXXX-JP: なあ、聞こえるか?この、頭の中からしきりになるチクタクチクタクという音が。その音は日に日に強まってきている。寝ていようと起きていようと音は止まない。私は確かに時計を使ってきたが、それは1日中ずっとその音を聞くためじゃない。

SCP-XXXX-JP: 私はカルキストじゃない。私にできるのは、機械化した部分の切断と腕を生やすことぐらいだ。頭をもう1つ作るなんて高度なことはできない。

SCP-XXXX-JP: 私は神と聖人を軽視しすぎたのだろうか?それとも、単に私の血統が不純だったせいなのだろうか?それでも、私は献身的なゼンドとしてシンに仕えてきたというのに。何故、このような仕打ちを受けなければならないのか?

SCP-XXXX-JP: 最近、夢を見なくなった。

SCP-XXXX-JP: [沈黙] 痛くて、かゆい。

SCP-XXXX-JP: 私は、間違っていたのかもしれない。

SCP-XXXX-JP: 肉に感じていた魅力を、今は殆ど感じなくなった。そもそも、魅力というものが何だったのか思い出せない。

SCP-XXXX-JP: 何故、あの時の私は、あんなにも欲にまみれていたのだろう。

SCP-XXXX-JP: 機械が、怖い。

SCP-XXXX-JP:


  • SCP-217に感染したサーカイト。その異常な再生能力によって機械化に抗っているが、徐々に機械になってゆく。
  • 同時に、彼はナルカとメハニズムの2つの思想の間で揺れ動くことになる。感情はなくなっていき、肉への執着も減衰していく。彼は、どちらが正しいのかと悩み続ける。
  • 結果的に、彼は一度完全に機械化する。しかし、それと同時に彼の精神は1つの止揚の極地に達する。
  • 最終的には、彼は肉と機械の両方を受け入れ、肉と機械が歪に融合した存在に変化する。
  • ここでは、サーカイトとしての目覚めを黒化、SCP-217への完全な感染を白化、肉と機械の融合を赤化とする。

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