SCP下書き「焚人」
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

収容クラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP

SCP-XXXX-JPとの対話は倫理的懸念から禁止されています。

説明: SCP-XXXX-JPは、微量の不純物を含む炭素微粒子で構成される身長約1.4mのヒト型実体です。胸部には市販の大学ノート(SCP-XXXX-JP-1)が埋め込まれています。

SCP-XXXX-JPは不明な手段で周囲の視覚的情報を認識しますが、聴覚・嗅覚・味覚・触覚の存在は確認されていません。SCP-XXXX-JPは、SCP-XXXX-JP-1から半径約0.71mの範囲内に存在する炭素微粒子を自身の肉体として支配的に運動させます。範囲外に出た微粒子はSCP-XXXX-JPの支配の対象外となりますが、微粒子の量の微増減はSCP-XXXX-JPの状態に影響を及ぼしません。

SCP-XXXX-JPは自身の腕部先端から構成微粒子の一部を分離させることで文章を形成し、これによりコミュニケーションを行います。形成される文章はその時点でSCP-XXXX-JP-1に記述されている内容からの引用であり、形成と同時に該当の文章がSCP-XXXX-JP-1から消失します。SCP-XXXX-JP-1の全文章が消失した場合にどのような事象が発生するかは不明です。

SCP-XXXX-JP-1の表紙には、タイトルと思われる「焚人」という語句が乱雑に筆記されています。発見時点で欠落が見られたものの、SCP-XXXX-JP-1の内容は「昭」という人物の視点から描写された日記ないし日記風の創作です(補遺1を参照)。


補遺1: 以下は、発見直後に記録されたSCP-XXXX-JP-1の記述からの抜粋です。この内容の真偽について、担当職員による調査が実施されています。

文書記録


付記: SCP-XXXX-JP-1における最初の記述です。


2004年2月6日

今日は、人生の中で一番輝いていた日だったと思う。

ここ最近のスランプはろくに外出せず引きこもっていたせいだと感じていたけど、心が落ち着かず家を出られなかった。ようやく今朝は(気だるかったけど)いつもよりは落ち着けていたので、思い切って散歩に出かけた。快晴ってほどじゃないくらいに晴れていたのと、久しぶりに気温もいくらかマシになっていたのもちょうど良かった。

家を出てすぐ人ごみに遭遇してしまって、静かなところに行きたいなあと早足で歩いていたら、気がつくと知らない


Pro Carissima1

付与予定タグ: ここに付与する予定のタグ

・本を核にしてヒト型を形成する灰の集合体(灰人)。視覚があり、指先から灰を伸ばして文章を書き示すことでコミュニケーションをとる。ただし、その際は自身が核としている本から語彙や表現を引用しなければならず、引用された文章はそこだけ元の本から消失する。財団が不必要なコミュニケーションを禁止したので起こることはないが、全ての文章が本から失われた場合灰人は自壊してしまい、灰もどこかへと消え去って白紙になった本だけが残される。灰人は会話を好むので独り言で文章を消費することはしないが、コミュニケーションのためなら自分の寿命を削ることに特に抵抗はない。

・元々は異空間に住んでいた異種族の個体で、核になっているのはそこに迷い込んだ民間人の創作者「昭」の日記(探検記)。

・異空間はとある廃墟の書斎奥の扉につながっており(財団は未発見)、筆者はそこから定期的に異空間に通うことになる。異空間は上下左右どこを見ても真っ白な空間で、上空には住民から「母」と呼ばれる穴が開いており、空間の中心には「父」と呼ばれる暖炉が存在している。

・「母」からは不定期に本が落ちてくる。生存している灰人は、新しく落ちてきた本を集めた灰に落とす(煤集めには「父」にある灰かき棒を使う)ことで新たな灰人を作り出す。灰人は会話を好むため、新たに生まれた個体とのコミュニケーションに励み、やがてどちらかが文章切れで死ぬ。死んだ灰人の核となっていた本(白紙になっている)を残った灰人が回収し、「父」の火に投げ入れて灰に変える。そして、また「母」から本が落ちてくるのを灰人は黙って待つ。


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