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気になっているところ:
- 構成はしっかり作用しているか
- 序盤の異世界描写がくどくないか
- くどい場合どこを削ればよいか
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
収容クラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの存在する公園は財団の管理下に置かれており、敷地内および外周に10名の警備員が配置されています。SCP-XXXX-JPの存在する公衆トイレには監視カメラが設置されています。
説明: SCP-XXXX-JPは神奈川県横浜市の総合公園内に設置された公衆トイレにおける、男性トイレ側の唯一の個室です。SCP-XXXX-JPへの進入は、異世界(SCP-XXXX-JP-PRM)への進入者の転移を引き起こします。SCP-XXXX-JP-PRMに何者かが転移している場合、SCP-XXXX-JPの扉は自動的にロックされます。
SCP-XXXX-JP-PRM内外では時間流速度の差異があり、内部での30日は外部での1日に相当します。SCP-XXXX-JP-PRMにはハイ・ファンタジー創作に登場するような特徴を有するクラスI-IVタイプ・ブルー実体が多数存在しており、進入者に対し友好的な実体(SCP-XXXX-JP-A)と敵対的な実体(SCP-XXXX-JP-B)に大別されます。SCP-XXXX-JP-PRMに進入した進入者はクラスII相当のタイプ・ブルー実体(SCP-XXXX-JP-A-1)と遭遇し、転移の直前の記憶を失うと同時にクラスV相当のタイプ・ブルー特性を獲得します。
確認されている全ての事例において、進入者はSCP-XXXX-JP-A-1の要請に応えSCP-XXXX-JP-B群との戦闘を行います。進入者がSCP-XXXX-JP-PRM内に存在するクラスIV相当のタイプ・ブルー実体(SCP-XXXX-JP-B-1)を殺害すると、進入者はSCP-XXXX-JPから退出する形で基底現実へと帰還します。この時、進入者はSCP-XXXX-JP-PRMにおける記憶を喪失します。
補遺XXXX-JP-1: 2021/06/13、「個室が何日もロックされている」という苦情が近隣の区役所に届けられたことで、区役所に潜入していたエージェントがSCP-XXXX-JPの調査に向かいました。直後、SCP-XXXX-JPから1名の男性が出現しましたが、エージェントの声かけを無視しSCP-XXXX-JPへと再進入しました。この際、エージェントは当該男性の肩に秘密裏に小型GPSと小型カメラを取り付けることに成功しました。小型GPSの座標はSCP-XXXX-JP内を示し続けました。
以降1時間以上当該男性がSCP-XXXX-JPから退出せず、SCP-XXXX-JP内部から一切の物音が発生していなかったことから、エージェントによって空間重複テストが実施されました。結果、SCP-XXXX-JP-PRMの存在が判明したため、現在の特別収容プロトコルが制定されました。また調査の結果、当該男性は横浜市在住の民間人である戸山 健一氏であると断定されました。
補遺XXXX-JP-2: 以下は、戸山氏から回収された小型カメラ、およびSCP-XXXX-JPの存在する公衆トイレ内に設置された監視カメラによって記録された映像の書き起こしです。
映像記録(小型カメラ)
<記録開始>
戸山氏は、SCP-XXXX-JP-PRM内の森林に転移する。森林には3体のSCP-XXXX-JP-B群に囲まれた赤いポニーテールの女性に見えるヒト型実体(SCP-XXXX-JP-A-1)が存在し、戸山氏もSCP-XXXX-JP-A-1と同様に囲まれている。SCP-XXXX-JP-A-1は先端の細長い形状の耳をしているように見え、また右手に青い水晶球の付いた木製の杖を持っている。
戸山氏: — え?
SCP-XXXX-JP-A-1: やった! ついに成功したわ!
SCP-XXXX-JP-B群がうなり声を上げて、戸山氏とSCP-XXXX-JP-A-1に襲い掛かる。
戸山氏: え、何? 何!?
SCP-XXXX-JP-A-1: 勇者様! 今こそあなたの力を解き放つ時です! さあ!
戸山氏は困惑した様子を見せる。しかし直後、戸山氏は恐らく無自覚にタイプ・ブルー特性を活性化し、SCP-XXXX-JP-B群を含む周辺空間を氷で埋め尽くす。戸山氏およびSCP-XXXX-JP-A-1は氷に囲まれた小空間にいるため、氷結しない。
戸山氏: え、うわ、やっば。う、寒。
SCP-XXXX-JP-A-1: す … すごいです、勇者様! この魔法、最高位の氷結魔法では!?
戸山氏: え? ひょう — はい?
SCP-XXXX-JP-A-1: あ … そうか。まだ意識が混乱していらっしゃるのね。無理もないことです、召喚されたばかりですもの …
戸山氏: しょ、「召喚」? あ、何かのドラマの撮影ですか … ?
SCP-XXXX-JP-A-1が首をかしげる。
SCP-XXXX-JP-A-1: 「ドラマ」 … ? もしかして、そちらの世界の概念でしょうか?
戸山氏: 「そちらの世界」って … あ、じゃあ、あれだ。ドッキリでしょう?
SCP-XXXX-JP-A-1: ああ … 申し訳ありません。浅学な私には、「ドラマ」も「ドッキリ」も理解できず …
SCP-XXXX-JP-A-1が咳払いする。
SCP-XXXX-JP-A-1: ですが、だいぶ混乱されていらっしゃるのは理解できました。では、この私トゥルン・アン・ロンが、勇者様に諸々ご説明させていただきます。
SCP-XXXX-JP-A-1は、手元の杖を振る。すると、杖から白煙が噴出し、2名の頭上に滞留する。やがて、白煙に立体映像が映し出される — SCP-XXXX-JP-PRM内の街並みと思われる光景が映し出され、その上部では炎・水・風・岩のシンボルが回転している。
戸山氏: うわ、すげえ。プロジェクションマッピングですか?
SCP-XXXX-JP-A-1: この世界 — 勇者様にとっては異世界にあたりますが、ここには魔法という技術が存在しています。そのご様子から察するに、勇者様の世界に魔法は存在していないのですね?
戸山氏: え、魔法? いや、そりゃもちろん。
SCP-XXXX-JP-A-1: やっぱり。ですが、先ほど勇者様ご自身がお使いになられたように、この世界の者は誰もが魔法を使えるのです。そうですね … 例えば、火を出したいと考えてみてください。
戸山氏: 火? は、はい。
戸山氏は、手を前方に出す。直後タイプ・ブルー特性が活性化し、炎が直線状に伸びて射線上の氷やその内部のSCP-XXXX-JP-Bや木々を焼失させる。
戸山氏: うわ! 熱っ! … う、嘘だろ … ?
SCP-XXXX-JP-A-1: ああ … 最高位の炎熱魔法。やはり勇者様は格が違いますね。とにかく、このようにこの世界は魔法の存在する世界なのです。ご理解いただけましたでしょうか?
戸山氏: … は、はい。そうみたいですね、本当に … マジかよ。
SCP-XXXX-JP-A-1: 良かったです。
SCP-XXXX-JP-A-1が咳払いし、再度杖を振る。白煙の映像が変化する — シンボルが消失した直後、街並みが暗く変化し暗雲が立ち込める。稲妻と共に、街が炎に包まれる。
SCP-XXXX-JP-A-1: そして今、この世界では多くの民が魔物よる被害に苦しんでいるのです。全ては、あの魔王イモーテルの手によるもの … 私の家族や友人も、あの魔王の手の者に殺されました。
戸山氏: イモーテル … それじゃあ、え、俺を勇者様って呼んでるってことは —
SCP-XXXX-JP-A-1: はい。このたび勇者様をこの世界に召喚させていただいたのは、他でもないあなたに魔王イモーテルを討伐していただくためなのです。… 勝手に召喚させていただいた上、召喚魔法の影響で意識や記憶まで混乱させてしまい、大変申し訳ありませんでした。ですが、私たちではあの魔王に太刀打ちできないのです。ですので、どうか! どうか、私たちのために戦っていただけませんか … ?
白煙内の映像が消え、白煙が杖に戻っていく。
沈黙。
戸山氏: … 魔王を倒したら、元の世界に帰してもらえるんですか?
SCP-XXXX-JP-A-1: ええ、お約束します。帰還魔法も、こちらには用意がございます。
戸山氏がため息をつく。
戸山氏: 約束ですからね。こんな危ないところ、さっさと帰らせてほしいですし。
SCP-XXXX-JP-A-1の表情が明るくなる。
SCP-XXXX-JP-A-1: ありがとうございます! では、まずはこの近隣の魔王軍幹部の砦まで —
[重要度が低いため省略]
戸山氏とSCP-XXXX-JP-A-1は、SCP-XXXX-JP-A-1が魔王城と呼称した建造物内に侵入している。目の前の玉座には、青白い肌をした筋肉質な男性に見えるヒト型実体(SCP-XXXX-JP-B-1)が座っている。SCP-XXXX-JP-B-1は、骸骨の意匠が施された金属製と思われる鎧を身に着けている。
戸山氏: ついにここまで来たな、トゥルン!
SCP-XXXX-JP-A-1: ええ、健一! ここまで長かったわ、本当に … ! けど後は、あいつを倒してしまうだけよ!
SCP-XXXX-JP-B-1が笑いながら立ち上がる。手には身長程度の長さの黒い剣が握られている。
SCP-XXXX-JP-B-1: よくぞここまで辿り着いたな、エルフの子に勇者とやらよ。矮小な存在ながらここまで来れたこと、褒めてやろう。だが、その蛮勇もここまでよ!
SCP-XXXX-JP-B-1が雄たけびを上げ、剣を振り下ろす。直後、剣から紫色の光線が発生し、戸山氏に向かって伸びる。
戸山氏: なら!
戸山氏は両手をSCP-XXXX-JP-B-1に向ける。紫色の光線が戸山氏らに到達するより前に、戸山氏の前方から白色の光線が発生し、SCP-XXXX-JP-B-1に向かって伸び紫色の光線とぶつかる。
戸山氏: く … !
SCP-XXXX-JP-B-1: どうした、勇者とやら! しょせん人の子の力などこの程度か!?
戸山氏: た — 確かに、1人の力だけじゃ足りないかもしれない! でも —
SCP-XXXX-JP-A-1が、戸山氏の腕に手を添える。
SCP-XXXX-JP-A-1: 2人なら、きっとお前に打ち勝てる!
SCP-XXXX-JP-B-1: 何!? ば、馬鹿な!?
紫色の光線が後退し、やがて白色の光線がSCP-XXXX-JP-B-1へと到達する。SCP-XXXX-JP-B-1の胴体に円形の穴が開き、SCP-XXXX-JP-B-1は叫びながら倒れる。SCP-XXXX-JP-B-1の肉体が、徐々に粒子になって消失していく。
戸山氏: 終わりだ、魔王イモーテル!
SCP-XXXX-JP-B-1: む — 無駄だ、愚か者どもめ … 我はいずれ、何度でも、よ — 蘇る …
SCP-XXXX-JP-B-1の肉体は完全に消失する。SCP-XXXX-JP-A-1が、戸山氏を抱きしめる。
SCP-XXXX-JP-A-1: やった! やったわ、健一! これで、これでようやくこの世界も救われる! 全ての魔物がいなくなって、世界に平和が戻るの! これも全部あなたのおかげよ、健一!
戸山氏: 違うよ、トゥルン。君がいなかったら、俺はさっきあいつにやられてた。2人の勝利だよ、トゥルン!
戸山氏とSCP-XXXX-JP-A-1が強く抱きしめ合う。しばらく抱擁を続けた後、やがて2名は互いを離す。
SCP-XXXX-JP-A-1: さあ、勇者様。これでもうあなたのお役目もおしまいね。
戸山氏: そうだな。あー … いざ帰れるってなったら何だか寂しくなっちゃったな。まあ、ずっとここにいるわけにもいかないけど。
SCP-XXXX-JP-A-1: ふふ、言ってたものね。あちらの世界でお仕事が残ってるって。
戸山氏: そうだな。それに、やっぱあっちに親とか残したままいなくなるわけにもいかないし … でも、たまにはこうして呼んでくれても —
戸山氏が話す中、突然彼の肉体が少しずつ宙に浮き始める。同時に、彼の肉体が粒子になって消失しはじめる。
戸山氏: — え?
SCP-XXXX-JP-A-1: … ごめんなさい、健一。実は、1つだけ嘘をついてたの。
戸山氏: え、何だよトゥルン、「嘘」って …
SCP-XXXX-JP-A-1: 「帰還魔法」なんてものは存在しないの。あなたが — 勇者様が魔王を討伐したら、召喚魔法があなたを自動的に元の世界に帰してしまう … あなたが存在していた、全ての記憶と痕跡を消し去って。
戸山氏: え、な、何だよそれ。
SCP-XXXX-JP-A-1: ごめんなさい。どうしても言い出せなかったの … だって、そのことを言ったら、あなたはきっと帰らないと言ってしまうから。あなたから帰る場所を奪ってしまうのだけは、嫌だったから!
戸山氏の肉体が少しずつ宙に浮き始める。同時に、彼の肉体が粒子になって消失しはじめる。
戸山氏: そ、そんな! トゥルン!
SCP-XXXX-JP-A-1: これでいいの、健一! あなたも私も、お互いのことを忘れて元の人生に帰っていく! 「さようなら」でいいの! それが、本来あるべき別れなのだから!
沈黙。
戸山氏: … ごめんな、トゥルン。俺は馬鹿だから、最後まで君の秘密に — 優しさに気づけなかった … でも、俺は馬鹿だから! きっと — いや、絶対に忘れないさ! 君のことも、この世界のことも! そして、またいつか君に会いに来る!
SCP-XXXX-JP-A-1が涙を流す。
SCP-XXXX-JP-A-1: 健一 … !
戸山氏: 言うべき言葉は「さようなら」じゃない! 「また会おう」だ! また会おう、トゥルン! いつか、またこの世界で!
SCP-XXXX-JP-A-1: … ええ、そうね! また会いましょう、健一! 絶対に!
SCP-XXXX-JP-A-1が戸山氏に向かって手を伸ばす。戸山氏の肉体が完全に消失する直前、映像が途切れる。
<記録終了>
映像記録(監視カメラ)
<記録開始>
戸山氏がSCP-XXXX-JPの扉を開けて退出する。
戸山氏: … あれ? 俺、何して —
腸蠕動音が記録され、戸山氏は腹部を押さえる。
戸山氏: あれ!? やばっ、何でまだ出してねえんだ!?
戸山氏は再度SCP-XXXX-JPの扉を開け、SCP-XXXX-JPに進入する。戸山氏のSCP-XXXX-JP-PRMへの転移が発生する。
<記録終了>
映像記録(小型カメラ)
<記録開始>
戸山氏は、再度SCP-XXXX-JP-PRM内の森林に転移する。森林には3体のSCP-XXXX-JP-B群に囲まれたSCP-XXXX-JP-A-1が存在し、戸山氏もSCP-XXXX-JP-A-1と同様に囲まれている。タイプ・ブルー特性の影響か、戸山氏は便意を感じていないように見える。
戸山氏: — え?
SCP-XXXX-JP-A-1: やった! ついに成功したわ!
SCP-XXXX-JP-B群がうなり声を上げて、戸山氏とSCP-XXXX-JP-A-1に襲い掛かる。
戸山氏: え、何? 何!?
SCP-XXXX-JP-A-1: 勇者様! 今こそあなたの力を解き放つ時です! さあ!
[重要度が低いため省略]
戸山氏: … ごめんな、トゥルン。俺は馬鹿だから、最後まで君の秘密に — 優しさに気づけなかった … でも、俺は馬鹿だから! きっと — いや、絶対に忘れないさ! 君のことも、この世界のことも! そして、またいつか君に会いに来る!
SCP-XXXX-JP-A-1が涙を流す。
SCP-XXXX-JP-A-1: 健一 … !
戸山氏: 言うべき言葉は「さようなら」じゃない! 「また会おう」だ! また会おう、トゥルン! いつか、またこの世界で!
SCP-XXXX-JP-A-1: … ええ、そうね! また会いましょう、健一! 絶対に!
SCP-XXXX-JP-A-1が戸山氏に向かって手を伸ばす。戸山氏の肉体が完全に消失する直前、映像が途切れる。
<記録終了>
映像記録(監視カメラ)
<記録開始>
戸山氏がSCP-XXXX-JPの扉を開けて退出する。腸蠕動音が記録され、戸山氏は腹部を押さえる。
戸山氏: あれ、また!? くそ、やばい、漏れる!
戸山氏は再度SCP-XXXX-JPの扉を開け、SCP-XXXX-JPに進入する。戸山氏のSCP-XXXX-JP-PRMへの転移が発生する。
<記録終了>
映像記録(小型カメラ)
<記録開始>
戸山氏は、再度SCP-XXXX-JP-PRM内の森林に転移する。森林には3体のSCP-XXXX-JP-B群に囲まれたSCP-XXXX-JP-A-1が存在し、戸山氏もSCP-XXXX-JP-A-1と同様に囲まれている。タイプ・ブルー特性の影響か、戸山氏は便意を感じていないように見える。
戸山氏: — え?
SCP-XXXX-JP-A-1: やった! ついに成功したわ!
[重要度が低いため省略]
戸山氏: 言うべき言葉は「さようなら」じゃない! 「また会おう」だ! また会おう、トゥルン! いつか、またこの世界で!
SCP-XXXX-JP-A-1: … ええ、そうね! また会いましょう、健一! 絶対に!
SCP-XXXX-JP-A-1が戸山氏に向かって手を伸ばす。戸山氏の肉体が完全に消失する直前、映像が途切れる。
<記録終了>
映像記録(監視カメラ)
<記録開始>
戸山氏がSCP-XXXX-JPの扉を開けて退出する。腸蠕動音が記録され、戸山氏は腹部を押さえる。
戸山氏: だから … ! 何で俺は出すもんも出さずに — やばっ、げ、限界 … !
戸山氏は再度SCP-XXXX-JPの扉を開け、SCP-XXXX-JPに進入する。戸山氏のSCP-XXXX-JP-PRMへの転移が発生する。
<記録終了>
映像記録(小型カメラ)
<記録開始>
戸山氏は、再度SCP-XXXX-JP-PRM内の森林に転移する。森林には3体のSCP-XXXX-JP-B群に囲まれたSCP-XXXX-JP-A-1が存在し、戸山氏もSCP-XXXX-JP-A-1と同様に囲まれている。タイプ・ブルー特性の影響か、戸山氏は便意を感じていないように見える。
[重要度が低いため省略]
SCP-XXXX-JP-A-1が戸山氏に向かって手を伸ばす。戸山氏の肉体が完全に消失する直前、映像が途切れる。
<記録終了>
映像記録(監視カメラ)
<記録開始>
戸山氏がSCP-XXXX-JPの扉を開けて退出する。腸蠕動音が記録され、戸山氏は腹部を押さえる。
戸山氏: む、無理! 無理無理無理、む —
戸山氏がうめき声をあげる。直後、断続的な水音と湿った破裂音、および高い空気音が記録される。
沈黙。
戸山氏が泣き崩れる。
機動部隊が戸山氏の保護のために駆けつける。
機動部隊: うっ。
一瞬のためらいの後、機動部隊は戸山氏を映像外へと連れ出す。
<記録終了>
結: 調査と試験の結果、SCP-XXXX-JP外における戸山氏にタイプ・ブルー特性を含む異常性は確認されず、また要注意団体等との関連性も確認されませんでした。戸山氏は、洗浄とクラスB記憶処理の後に解放されました。
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任意A任意B任意C- portal:2859452 (31 May 2018 22:00)
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