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闇寿司は一枚岩ではない。内部には様々な主義、思想が渦巻き、頭たる闇がいなければ数多に分裂し、混沌を極めていたことだろう。そして、その闇をも討たんとする者がいるのもまた事実だ。
今回、闇の前に現れた男もその1人である。名はマソ、闇寿司に属しながら、蕎麦屋を営んでいる。手に持ったスシも当然、かけそばである。
2人は互いに一瞥し、構えた。
「3、2、1、へいらっしゃい!」
互いのスシは一直線に中心へと向かい、ぶつかる。どんぶりとどんぶりが擦れる音。まるで写真のような地味な絵面だ。この状況が2時間続く。
それもそのはず、ラーメンは通常のスシが相手の場合、その圧倒的な質量で破壊していくが、同等の質量のスシが相手である場合、スープが潤滑油の役割を果たし、相手の攻撃を受け流すのだ。ラーメンは本来、防御型なのである。そしてそれは蕎麦も同じ事。故にこの状況になるのは当然なのだ。
ラーメンのどんぶりの釉薬が剥げる。マソは今回、ザラザラしたどんぶりで挑んできたのだ。また、粘性も蕎麦の方が低く、ラーメンの敗北は時間の問題である。
「勝てる……!私は闇に勝てる……!」
普通ならば。
パリンッ
蕎麦のどんぶりが割れる。
「バカな……!?こんなはずは……。きちんと耐久試験も行った……。普通に廻してれば確実に勝てる戦いだったはず……!?」
「確実に勝てる?」
「……!」
「協会の連中は俺のことを誇りを捨てただの言うが、そうじゃねぇ。闇には闇の、誇りが!挟持が!魂がある!今回の敗因はそこだ。俺とテメェじゃ魂が違う。2時間耐えたことは褒めてやるが、確実に勝てると手ぇ抜いたんなら容赦はしねぇ。やれ」
マソは男達に連れられていった。
「そこでまた、鍛え直すんだな」
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:2853684 (31 May 2018 15:23)
私もまだまだスシブレ初心者なので
あまり参考になるようなことが言えずすみませんが、
少しでもお役に立てれば幸いです!
という気がします。
どちらも防御型で重量があるため、ぶつかり合うのは最初だけで後は中央で擦り合うんじゃないかなと思いました。
>どんぶりの周りにうっすらスープが塗られてるって感じですか?
潤滑油というか、丼の中のスープが、麺が遠心力で飛び散る(敗北条件を満たす?)のを抑えつけている
感じですかね?
どんぶりの中です。どんぶりの回転が止まっても、どんぶりと麺の間にスープを挟んでるおかげでどんぶりの内側はしばらく回り続けると考えました。とはいえ、その役割も面白そうですね。
>粘性が低い=麺が軽い? 方が不利なのでは?
上記の回答の「しばらく」の時間は粘性が低い方が長いかなと考えました。
>理屈も用意したうえで勝つというのが普通だった気がします。
そうですね。考え直してみます。