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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは一般的腐肉食性生物収容基準に従い、一つの飼育領域に三匹まで収容することが求められます。SCP-XXX-JP飼育領域は常時投光照明によって照らし、管理を行ってください。SCP-XXX-JPを極夜の発生する地域へ移動することは禁止されています。
説明: SCP-XXX-JPは鱗翅目の幼虫に類似した生物です。SCP-XXX-JPは通常の鱗翅目の幼虫と同様に脚部と腹部の区別がなく、三脚の歩脚と複数の疣脚を有します。
その一方でSCP-XXX-JPは蛹に変態することはなく、六齢幼虫の段階で脱皮を停止します。また、成熟した生殖器を持ち、交尾を行い、産卵することが可能です。この特徴からSCP-XXX-JPは一般的な幼虫という区分には含まれず、現在の状態が成虫であると推測されていました。これを受け種の同定を目的としたゲノム解析が行われましたが、出力結果にノイズが発生する、機器の故障が発生する等の理由で完全な同定には至っていません。
SCP-XXX-JPは腐肉食性を有し、動物遺体を主食としていることが確認されています。摂食の際は体内で生成した化学物質を用いて消化液を口吻から噴出し、体外消化を行ったうえでこれを飲み込みます。この消化液は噴出の際高温を発することが確認され、外敵に対する防御手段にも使用されます。これらの食性に加え、主に暗所、夜間において活発に活動し、寒冷環境にも高い耐性を持つことから起源は寒冷地であると推測され、調査が継続されています。
SCP-XXX-JPは本来GoI-D-7834"闇夜教団"1によってフィンランド近辺で飼育されていたものであることが判明しています。後続調査によりSCP-XXX-JPはその消化液を化学兵器として転用する目的、またはGoI-D-7834で発生した死亡者の処理を目的として飼育されていたと推測されています。一方でGoI-D-7834の主な拠点は日本であり、フィンランドで飼育していた理由は不明です。
SCP-XXX-JPは上記のゲノム解析の不備を除き、通常の生物から極端に離れた特性を持ち合わせません。その為、研究者間で一般的な生物として発表する方針が提示され、後述の生存試験を含んだ調査計画が立案されました。現在、この調査計画は無期限凍結されています。
インシデントレポートXXX-JP - 日付 20██/██/██
20██/██/██、SCP-XXX-JPに対する生態調査及び、GoI-D-7834の飼育理由を検証するためフィンランドにおいて生存試験が行われました。この生存試験を行う過程でSCP-XXX-JPは六齢幼虫の段階で脱皮し、蛹に変態することが確認されました。この変態に対しては定時送付される研究レポートから、日照時間の減少が関与していると推測され、日照時間が0になる極夜においてSCP-XXX-JPは羽化するものであるとの仮説が立てられました。
20██/██/██、フィンランドにおいて極夜が観測されました。同日、定時送付される研究レポートが送付されない事案が発生しました。これに対しての司令部による応答に返答は無く、回線等に問題はないことから、自動送付システムの性質上何らかの人為的な要因によりシステムが停止、あるいは破壊されているものと推測されました。これを受け、緊急対応アラートが発令されたことから特別機動部隊の設立が承認され、フィンランドのSCP-XXX-JP研究拠点に派遣されました。
機動部隊が到着後、調査を行った結果、SCP-XXX-JP研究拠点に所属していたカッチャー研究員を除く全職員の死亡が確認されました。これらの職員の死亡理由は多くが外的な損傷による頭部や腹部の損傷による脳挫傷、出血性ショック死であり、研究拠点内で何らかの理由から互いに殺害しあったものと推測されました。また、死亡した全ての職員の遺体にSCP-XXX-JPが付着していることが確認され、SCP-XXX-JPの総数は研究拠点に持ち込まれる前の約200倍になると推測されます。また、研究拠点内で蛹化したSCP-XXX-JPの蛹及び蛹の殻は確認されず、蛹から羽化したと推測されるSCP-XXX-JPも確認されませんでした。カッチャー研究員の消息は不明です。
これらの状況及びSCP-XXX-JPの特性からSCP-XXX-JPは日照時間の減少により羽化し、羽化した段階で視認した生物に甚大な精神影響を与えるものと仮説が提唱されました。この仮説を受け、現在SCP-XXX-JPの極夜が発生する地域への移動は禁止されています。
補遺: 20██/██/██、カッチャー研究員の名義により複数の物品が財団司令部に郵送されました。追跡調査の結果、これらの物品はグリーンランドから輸送されたものと推測されます。これらが郵送された際、グリーンランドは極夜であったことが確認されています。以下は郵送された物品のリストです。
- SCP-XXX-JP研究拠点内部の写真117枚
- 世界各国の交通機関の使用済み切符298枚
- 三齢幼虫段階のSCP-XXX-JP3匹
- 成人男性の薬指
- 市販されている黒インク
- "bellus"と余白に書き込まれたスケッチ
- Ν[判読不可]と余白に書き込まれたコラージュ写真

【"bellus"】

【N██】
現在カッチャー研究員はSCP-XXX-JPと行動しているとされ、捜索が進められています。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:2700573 (03 May 2018 13:41)
拝読しました。
もうちょっと細かく書いて「~は常に投光照明によって照らし、管理を~」とするのはどうでしょうか。どの程度の明るくすべきなのかなどがわからずふんわりした印象を受けたので。
この程度触れるのに反ミームを持ち出すのは仰々しすぎるような気がします。単に同定できていないで終えるのもいいかもしれません。
同定の使い方があってないと思います。
簒奪という言葉はニュアンス的にあってないかもしれません。単に奪うというだけならもっとわかりやすい語彙のほうがいいと思います。
いまいちどうしてこれがSCP分類されているのかがわかりませんでした。明確に異常であるように感じられる部分が反ミームのところだけだったからだと思います。虫の生体などの部分は詳しい読者はそこまでいないと思うので、わかりやすいようにこいつは異常だって思わせるような要素があったほうがいいかもしれません。
闇夜教団にだけ脚注があるのが少し不自然に感じました。こちらも軽く説明があったほうがいいのではないでしょうか。
どうしてこうなるのかがよくわかりませんでした。照明や冷房などである程度環境は再現できそうですし、わざわざ南極大陸までこのオブジェクトのためだけに色々しにいくのは少々不自然であるようにも感じます。また、極夜に持っていきたいのかなという作者の意図が見えてしまうポイントでもあるように思いました。
流れは理解できましたが、特に後半からがどういうことなのかがよくわかりませんでした。
Fennecistさん、遅くなりましたが批評ありがとうございます。
確かに、修正しました。
それもそうですね、修正しておきました。
文全体が消滅しました。
そうですね。ちょっとそれを狙ってもいたので明確に言及しておきました。
よくよく考えると、鉄錆を滅ぼしたいだけだと気づいたので鉄錆の部分は消滅しました。
確かに。ちょっとそれっぽい理由を付けました。
私も何かよく分からなくなってきました。ちょっとここから上手く流れるように考えてみます。
改めて批評ありがとうございました。ちょっと上手いオチを考えることにします。
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