SCP-CN-1582 - 洞口(洞窟の入り口)

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アイテム番号: SCP-CN-1582

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-CN-1582は移動しない性質を考慮し、オブジェクトは現地にて収容されています。オブジェクトの周辺にはフェンスを設置し、財団職員2名が24時間体制でSCP-CN-1582を監視する必要があります。SCP-CN-1582の付近へ立ち寄り、接近しようとする人物は記録されます。

SCP-CN-1582内の物体のいかなる移動も回避すべきです。

説明: SCP-CN-1582は洞窟に見えるオブジェクトです。当該オブジェクトは全体的に下方へと伸びており、その開口部は円状に形成された形跡が鮮明に確認されています。洞窟の入り口には鉱物の顔料で描かれた壁画が多く存在しています。これらの壁画は、主に赤と緑の線や斑点模様のパターンで表現されています。これらの壁画およびその写真を観察したすべての人物は「恐怖的で、鬱々としている」と主張し、異常な目眩および吐き気を催したと報告しています。

オブジェクトの入り口から半径5mの範囲の地域は焼け焦げたような状態であり、植物などは見受けられません。黒状に焦げた土地の周辺には菱形の岩石が見られます。岩石と地面の接合部からは定期的に腐敗臭を放つ未知の異常な液体が放出しています。この液体を組成している物質の特定は現時点では調査中です。

SCP-CN-1582内での視認性は非常に低く、観測結果から光源からの光を当該オブジェクトが吸収しているものと考えられます。オブジェクト内には複数の浸水した人骨が発見されました。これらの人骨はある程度の損傷はあるものの、表面には濃い赤で模様が描かれています。死因は強打による衝撃であると推定されていますが、いずれの人骨も移動させることができません。

オブジェクト内の温度は外気よりも著しく高く、深部ほど温度が上昇します。SCP-CN-1582の内部に長時間留まる、SCP-CN-1582内の空気を吸引するなどした場合、目眩、胸部の圧迫感、錯乱状態に陥ります。さらに長期間内部に留まった場合、失神および死亡の恐れがあります。

オブジェクト内には魔法陣に類似する壁画模様が数多く確認され、これらは深部ほど多く見られます。全ての魔法陣の中心には血の手形が一つ存在しており、その周囲には多数の血痕による線が見られます。洞窟の深部には天上から吊り下げられた遺体が一体発見されており、遺体は腐敗しておらず、その表面には未知の物質で描かれた詳細不明なシンボルが確認できます。これらのシンボルの詳細については研究中です。

オブジェクト全体の深度については未だ不明です。

補遺: SCP-CN-1582の収容後、収容班の駐屯地にて複数の異常現象が発生しました。以下はその記録です:

発生日 事案概要
2012/3/12 オブジェクトの収容現場付近では地震の発生が多く見られた。洞窟の入り口の表面に描かれた壁画は大きく変化し、構成する線の大半は消失し、残った線の色は明るく変色した。この現象の頻度は最初に発生した時より徐々に高まっており、地震も顕著になっている。
2012/4/26 オブジェクトの収容現場付近で非常に強い暴雨の発生とともに、特定不能な種の毒性を有するヘビが多数降下した。この現象は2日間に及んで続き、財団職員3名が死亡する結果となった。
2012/7/2 オブジェクト内部に多量の熱気が発生する。高温のガスは生命体を自発的に追跡し、自身を吸引させることで死亡させる。この事案は、オブジェクト内の壁画に多少の被害をもたらした。これにより収容作業中の合計2名の財団職員が死亡。同時にオブジェクト内の岩壁が震動した。この現象は2時間持続した。
2012/9/21 オブジェクト内の吊り下げられた遺体に結ばれていた紐が断裂する。遺体は未知の液体へ変化し、その骨格は赤色の強い光を放っていた。同時に、オブジェクト内で観察可能な全ての壁画の線も赤色の強い光を放った。この現象は2012/11/2の終日まで続いた。

2012/11/2、SCP-CN-1582付近に配置していた財団職員よりビデオファイルが回収されました。送信者およびメッセージの発信元は不明です。以下は、内容をテキストに転写したものです:

<記録開始>

未知の音声: これを見てみろ。

その音声から推察するに、撮影者は中年男性であると考えられる。片手でライターを持ち、映像にかすかに炎が映る。

未知の音声: もしお前らが何をして良いのか分からないなら、俺が何とかしてやる。

炎は空中でゆらゆらと揺らめき、付近に見て取れる壁画の様子からSCP-CN-1582内部であることが推察できる。

男は前へと進み、倒れた遺体の人骨付近に手を伸ばす。

未知の音声: お前は苦しんだんだな。

男はライターを地面に投げ、未知の液体に火を付ける。炎の光は男が手にロープの束を手にしているのを照らし見せた。

未知の音声: お前は眠り続けるんだ、そして俺はお前の枕元で見守ってやるよ。目覚めさせはしない。

炎は消え、岩が地面を叩く音とともに、不明な音が響く。

未知の音声: これが喉だ。

<記録終了>

当該ファイル回収から2時間後、財団はSCP-CN-1582のさらなる調査を実施しました。これまで首吊り状態で発見されていたものの他、オブジェクト内で新たな遺体が発見されました。死因は首吊り自殺と推定されます。以後、オブジェクト内外では追加の異常現象は観測されませんでした。観察可能な壁画の模様と色は全て当初の状態に復元されています。


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