お調子者のクラスメイト、きっち〜〜

クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - お調子者のクラスメイト、きっち〜〜
著者: solvex
作成年: 2022

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

収容クラス: Keter

特別収容手順: SCP-XXXX-JPの強制的な収容は予測不能の事態を発生させる可能性があるために原則として禁止されます。これは世界オカルト連合を始めとした各正常性維持団体共通の遵守事項に定められています。SCP-XXXX-JPとその協力者は24時間体制で監視されます。また定期的にSCP-CN-980によってSCP-XXXX-JPとその周囲の環境の形而上学物語テンプレートの確認を行います。

SCP-2WAP-JPに関する情報はすべてセキュリティクリアランスレベル5/2WAP-JPに引き上げられます。資格を持たない人物への情報流出が確認された場合、状況に応じて記憶処理、または終了処分がなされます。

説明: SCP-XXXX-JPは彼方田奏人という日本人男性です。SCP-XXXX-JPは周囲の環境や関わった人物へ物語改変を行います。この物語改変は形而上学物語テンプレート¹をボーイミーツガールに変更することで固定されています。これはSCP-XXXX-JPが無意識の内に行われており、SCP-XXXX-JPは自身の異常性を把握していません。

SCP-XXXX-JPは局所的な現実子の変動が観測されたことにより注目されました。SCP-XXXX-JPは漠然と財団の存在を認識しており、また財団の収容下にある特定のアノマリーの救出を目的として行動を開始しました。SCP-XXXX-JPが主張するアノマリーの特徴は以下の通りです。

• 日本人女性、年齢は10代後半から20歳弱の間。
• 整った容姿をしており内向的な性格をしている。
• 中程度の治癒能力を有している。

この特徴からSCP-XXXX-JPが主張するアノマリーは財団の収容下にあるSCP-2WAP-JPであると結論付けられました。SCP-XXXX-JPの主張する条件に合致し、また初期収容時に発見者としてSCP-XXXX-JPが確保されていたことが主だった理由です。

参考資料: インタビュー記録2WAP-JP-1

SCP-XXXX-JPの収容はすべて異常性によって失敗しています。以下はSCP-XXXX-JPによって引き起こされた異常現象の抜粋例です。

• 上記インタビュー後に記憶処理をしたにも関わらず、関連する記憶が復活している。
• SCP-XXXX-JPは財団やSCP-2WAP-JPの詳細な位置を把握していないが、偶然の行動や後述する協力者によって徐々に近づいている。
• 一度確保に成功したことがあるが、その際収容施設職員の離反によりSCP-XXXX-JPは逃走。尚該当職員は現在SCP-XXXX-JPと共に行動をしている。
• GOCによる破壊作戦はすべての攻撃を偶然、または協力者の被弾によって回避することにより失敗している。
• 様々な要注意団体との接触により複数人の協力者と行動をしている。判明している範囲で元財団、蛇の手、無尽月導衆、有村組の構成員が確認されている。

これらの異常現象はボーイミーツガールというストーリー上、財団のような性質の組織は主人公と敵対しやすいことによるものとされます。上記事項を踏まえて複数のSCP-XXXX-JP収容作戦が立案され、空想科学部門と倫理委員会によって選定中です。

Footnotes

1. 創作物におけるジャンル。

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