νύχτα
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Item#: νύχτα
Level3
Containment Class:
euclid
Secondary Class:
none
Disruption Class:
vlam
Risk Class:
notice

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SCP-XXXX-JP(黄色線で囲んだ領域)


特別収容手順: νύχταの異常性のために正式なナンバリングをすることを除外されています。νύχταの呼称にはギリシャ語で夜を意味する"νύχταニフタ"が使用されます。文章表記する際はそれに加えて太字にすることで識別可能にします。

νύχταを視認可能な範囲並びにその上空はカバーストーリーを適用させて、許可の無い人物の侵入を禁止します。侵入者は同カバーストーリーを使用し退去させ、万が一νύχταを認識した場合はクラスA記憶処理が施されます。

νύχταのメンタル面の調整を目的として、週に一度は通信機能を搭載したドローンによるカウンセリングを行います。これは目安であり、νύχταが望む場合は適宜回数を調整します。

説明: νύχταはギリシャ共和国の上空約500mにある1m×13mの厚みがない、または極めて薄い領域です。νύχταは地表に対して平行に位置しており、見かけ上の差異は無いものの日没から日の出の間のみ存在します。νύχταを呼称する単語は夜、夜空を意味するものに強制的に変換されます。νύχταは知性があり、英語とギリシャ語での会話が可能です。またνύχταは感覚機能もあり、自身を通過しているものを感じることが可能です。

発見経緯: νύχταはギリシャをヘリコプターで観光中だったヴィッキ一家が████████村の上空を通過した際に女性の声が聞こえたという旨をSNSに投稿したことをきっかけに発見されました。これを受けた財団が該当地域を調査したところ、投稿と同様に声が聞こえる領域を発見しました。またこの声の内容が自身の救助を求めるものであり、その旨と知性の有無を検証するためにインタビューが行われました。

インタビュー記録νύχτα-1


対象: νύχτα
インタビュアー: エージェント・グエッラ
付記: インタビューは通信機能を搭載したドローンをνύχταまで飛ばして行った。


<記録開始>

グエッラ: もしもし、すみません。

νύχτα: 人?!誰かいるの?助けて!

グエッラ: はい、そのつもりです。なので-

νύχτα: お願い、この前始めて人がすれ違ってからずっと助けを呼んでいるの。もしかしたらって思ってしまってから希望を捨てきれないの。だから-

グエッラ: 分かりました、分かりましたので少しお話を聞かせていただけませんか。

νύχτα: ああ、ええ、分かったわ。ええ、そうね。何でも聞いてちょうだい。

グエッラ: ありがとうございます。夜は、あれ、夜は。ん、あれ、夜空は。

νύχτα: よく分からないけれど、νύχταと読んでもらえばいいわ。

グエッラ: 分かりました、ニフタ。では夜は、ニフタはいつ頃からこの状況ですか。

νύχτα: もうずっと昔よ。ずっとここにいるわ。

グエッラ: 正確な年月は分かりますか。

νύχτα: 分からないわ。そもそもいつからこうなって今がいつなのかも分からないの。

グエッラ: ではニフタが最後に覚えている何らかの時間はいつですか。

νύχτα: それもだいぶ昔だけれど…多分19██年の夏頃だわ。

グエッラ: それから今の状況になったのはどれくらい経ってからですか。

νύχτα: 多分そこまでは経ってないわね。1年とかはないわ。それで今はいつなの。

グエッラ: 今年で20██年になります。なのでざっくりと100年ほどは経過しています。

νύχτα: 100…年…そうね、それくらい経てばこうなるわね。納得したわ。

グエッラ: それなら幸いです。ではニフタがこのようになった付近のことを教えてください。

νύχτα: それも曖昧なのだけれど、どこかの山を歩いていた…彷徨っていたの、その時。それでどこかの村に拾われて、そこで祀り上げられて、しばらくして何か儀式がどうとかして、そしてこうなったの。

グエッラ: えと、すみません。まだあまりよく分からないのでもう少し詳細なことを聞いてもいいですか。

νύχτα: ああ、ごめんなさいね。少し動転してて、お願いするわ。

グエッラ: ありがとうございます。ではまず彷徨っていたとのことですが、それはニフタが自主的に行っていたものですか。

νύχτα: 彷徨ったのは自分からだけど、別に好きで歩いたわけじゃないわ。天からほっぽり出された後…

グエッラ: …どうしました、ニフタ?

νύχτα: …ごめんなさい

グエッラ: え?

νύχτα: ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

グエッラ: どうしましたニフタ!落ち着いてください!

[νύχταはその後3分間に渡り謝罪をし続ける。声は上ずり明らかな動揺が見られる。その後おちつきを取り戻す。]

グエッラ: …落ち着きましたか。

νύχτα: ええ…ごめんなさい、ここの話は控えてもいいかしら。

グエッラ: それが良さそうです。では彷徨ってからの、その村に行くところについてお聞かせください。

νύχτα: 気づいた時にはどこかの森だか林にいたの。その時はまだギリシャだってこと分からなかったから、とにかく自分の家を目指して歩いていたわ。

グエッラ: 元々生活していたのはギリシャではないということですか。あと聞き忘れましたがニフタは元は人間だったのですか。

νύχτα: ええ、元々マサチューセッツで暮らしていたの。人間…ではあったわね。

グエッラ: 少し人間のところで言い淀んでいましたが、何かあるのですか。

νύχτα: ああ、その、説明しづらいんだけど…夜は夜なの。

グエッラ: 夜は夜…ですか?

νύχτα: ああいや、その、んん、やっぱり説明が難しいわね…これについては改めて説明するわ。夜については。

グエッラ: 分かりました。それでは続きからお願いします。

νύχτα: そのまま歩いてたら人に見つかって、それでそのまま連れて行かれて、そこの村ですごすことになったの。よく分からないけれど、神だかその化身とか言ってて。

グエッラ: それで祀り上げられたと。

νύχτα: そう、そしてしばらくすごした後に神輿で山の上に連れられたの。多分いつもやっている祭りだと思うけど。そうしたら私の身体が空に浮いて、気づいたらこうなっていたわ。

グエッラ: つまりその祭りのせいで今の状況になったということですか。

νύχτα: 分からないけど、そうなんだと思う。

グエッラ: 分かりました、ありがとうございます。他の話についてはまた後日伺います。

νύχτα: 本当ね、必ず来るんだよ。

グエッラ: ええ、必ず。

<記録終了>



インタビュー記録νύχτα-2


対象: νύχτα
インタビュアー: エージェント・グエッラ


<記録開始>

<記録終了>

このインタビューによりνύχταの大まかな異常性が判明したため正式にアノマリー登録されました。

cyprus-21579_640.jpg

νύχταの直下の地域。麓に████████村がある。

補遺XXXX-JP-A: νύχταがある空域の下の████████村で、νύχταと関連が疑われる伝承がありました。以下はそれに関するインタビュー記録です。

インタビュー記録νύχτα-10


対象: ディスマス・デュカキス
インタビュアー: エージェント・グエッラ


<記録開始>

[重要度の低い部分のため省略]

グエッラ: ではその伝承というものはどういったものなのですか。

デュカキス: 今はもう祭りでしか伝わってねえんだけどな。文献とかありゃあな。

グエッラ: いえ、教えていただくだけで助かります。

デュカキス: じゃあまあざっくり言うと、この村の上には夜の神様がいて、祭りってのはその神様に見守ってくださいねって言いながら供物を捧げるものなんだよ。

グエッラ: どういった神というのは伝わっているのですか。

デュカキス: 具体的にはなあ。祭りも単に"夜の祭り"だし。ほら夜って言ったらまあ夜の神様のことじゃないかね。

グエッラ: そう伝わっているなら、そうなのでしょうね。

デュカキス: まあそうなんだけど。これなんだけどさ、俺の爺さん…まあ死んでんだけど…が言ってたんだが、なんか祭りの内容変わってるらしいんだよ。

グエッラ: 夜の神を祀るものでは無かったと。

デュカキス: ああ、その前のは逆…逆ってのも変だろうけど、むしろ昼の方を祀ってたらしいんだ。

グエッラ: 昼ですか。

デュカキス: そう、今の祭りと同じように昼の神様を祀ってたってな。でもこれも夜にやってたらしい。見えねーだろってガキの時に爺さんに言ったら本当に昼にしか見えなかったとさ。分からん話だ。

グエッラ: どうして祭りの内容が変わったか、何か理由はあるのですか。

デュカキス: ああそれそれ、それも爺さんが言ってたんだけどよ、本当に夜の神様が来たって。ボケにもほどがあるよなあ。

グエッラ: 本当にというのはどういうことでしょうか。

デュカキス: いやなんでも村に夜の神様が来たから村総出でお迎えして、それで祭りの時にその神様を山頂まで送ったらなんかそのまま空に行って昼の神様と一緒になったってよ。それ以来昼の神様は見えなくなって、夜の神様の方にチェンジしたとかなんとか。

グエッラ: それは本当ですか。

デュカキス: 本当なわけあるかよ。ボケたジジイの妄想でしかないだろうよ。

グエッラ: その話について他にも言及される方はいらっしゃいますか。

デュカキス: いいや、爺さんがそん時の一番のジジイだったし、他はみんなもう死んでたから微妙じゃねえかな。一応この話自体は今も続かせてるけどよ。

グエッラ: そうですか、ありがとうございます。

<記録終了>

補遺XXXX-JP-B: 新たに収容されたSCP-2502-JP-B1の証言に、νύχταと思しき存在が確認されました。以下はそのインタビュー記録です。

インタビュー記録νύχτα-16


対象: SCP-2502-JP-B
インタビュアー: エマヌエレ・アントニオーニ研究員


<記録開始>

[重要度の低い部分のため省略]

[SCP-2502-JP-Bがνύχταへのインタビュー記録を視聴する。]

SCP-2502-JP-B: うん、間違いない。私の…ニフタ姉さんの声です。

アントニオーニ: のようですね。

SCP-2502-JP-B: はぁ、そう、いたんだ…

[SCP-2502-JP-2は手で顔を抑える。涙は確認されないものの息遣いから感極まっているように思われる。]

SCP-2502-JP-B: ごめんなさいね、ニフタ姉さんについて話せばいいんですか。

アントニオーニ: はい、改めて、より詳細なものをお願いします。

SCP-2502-JP-B: ええ、ニフタ姉さんも私と同じように神に嫁ぐために夜になりました。確かエレボス2が相手だったと思います。教育の内容こそ違いますが、基本的には私と同じようだったと思います。

アントニオーニ: ただνύχταとあなたの差異はとてもあるように思います。少なくともあなたは人であるし、普通に呼ぶことができます。

SCP-2502-JP-B: それは…そうですね。ただそれがよく分からないんです。一緒に暮らしていた時はそんなことなかったので。

アントニオーニ:

SCP-2502-JP-B:

アントニオーニ:

SCP-2502-JP-B:

アントニオーニ:

SCP-2502-JP-B:

アントニオーニ:

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アントニオーニ:

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アントニオーニ:

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アントニオーニ:

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アントニオーニ:

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アントニオーニ:

<記録終了>


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