SCP-C456

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2018/06/17現在のSCP-C456-B

アイテム番号: SCP-C456

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-C456-Aの収容ユニットは、エリア-0083にある、気密性と運動耐性を補強された標準的な高度保安収容チャンバーの中央に位置しています。露出した金属をチャンバー内に持ち込んではいけません。チャンバーの床、天井、壁の圧力センサーは、保安職員に差し迫った収容違反を通達するうえで極めて重要です。従って、厳密に必要な場合を除き、財団職員がSCP-C456-A収容チャンバーに入室することは認められません。

SCP-C456-Aの内部収容ユニット(ICU)は、15cm×15cm×15cm以下の寸法の、ダイヤモンドで構築された厚さ3cmのケースです。ICUは、一辺が1.0m以下の花崗岩ブロックである外部収容ユニット(OCU)の中心に配置されます。SCP-C456-AをICU に挿入する開口部と、ICUをOCUに挿入する開口部は、可能な限り適切な素材で密封し、残りの空間は高強度エポキシ樹脂を注入して埋めなければいけません。最低2個のSCP-C456-A収容ユニットの予備と、それらを移送するための機器を、常に利用可能な状態に保ちます。

SCP-C456-Aが収容ユニットから脱出した場合、約1kgの金属(種類問わず)を収容チャンバー内に導入します。不動化したSCP-C456-Aは回収され、その場にある予備収容ユニットの内部に配置されます。予備収容ユニットは45分以内に密封し、収容チャンバーの中心に配置しなければいけません。その後、SCP-C456の収容違反について利用可能な情報を全て審査し、SCP-C456-Aが利用した物理的/戦略的弱点に可能な限り早急に対処する必要があります。

SCP-C456-Bはサイト-43の温湿度管理された保管ロッカーに収容されています。毎日撮影し、重大な変化があった場合は遅滞なく報告しなければいけません。

説明: SCP-C456-Aは総重量2.3kgのナノマシンのコロニーです。SCP-C456-Aは主に各種金属と少量のシリコン系化合物で構成されています。SCP-C456-Aは自らの形状、密度、動きの制御に優れており、直径0.1mmの開口部から流れ出すこと、最高時速43kmで移動すること、垂直面を登るのに十分な剛性を発揮することが可能です。

SCP-C456-Aは主集団からの採取試行に対して激しい抵抗を示すため、個々のナノマシンとしての検査には限界があります。2007年の収容違反では、約50マイクログラムのSCP-C456-Aが爆発で主集団から分離し、損傷によって不活性化しました — これが今日までに得られた唯一有益なサンプルです。財団はその動作原理をほとんど把握していませんが、SCP-C456-Aは自己複製に必要な機能を備えていることが注目されています。この活動は現在まで観察されていません。

SCP-C456-Aの挙動は高度な知性の存在を明白に示します。SCP-C456-Aは物理的な収容容器と財団の収容戦術の双方から、自らの収容措置の欠陥を特定し、悪用することに長けています。SCP-C456-Aは可能な限り常に収容下からの脱出を試み、人体解剖学や技術の詳細な知識を利用して捕獲を回避します。SCP-C456-Aは如何なる意思疎通試行も行わず、他者の意思疎通にも反応せず、人間の心理や社会構造に理解を示したことがありません。

外部からの直接脅威に晒されていない時、SCP-C456-Aは金属製の物体を探し出し、その表面に広がり、研磨して微細な粒子へと変えます。この挙動を約14秒間続けた後、SCP-C456-Aは1~3時間活動を停止し、損傷の回避や金属との付着維持に必要な際だけ移動します。この挙動を行わせるのが、SCP-C456-Aの機能を停止する唯一既知の確実な手段です。

SCP-C456-Bは来歴が不明確な1920年代の油彩画です。現在は、巨大なヒト型ロボットが建造物を破壊し、傍観者が恐怖の表情で逃げ惑う様子が描かれています。SCP-C456-Aが不活性化している時、SCP-C456-Bの描写は変化します。具体的には、SCP-C456-Aが身動きせずに金属と接触し、劣化させている期間中、SCP-C456-Bに描かれたロボットの大きさと見かけ上の破壊力は増大します。

SCP-C456-A及び-Bが1983年に発見された時、このロボットは身長約0.2mで、屋内に配置され、食器棚からガラス製品や金属器を叩き落としていました。1994年に信頼できる収容プロトコルが実装される以前、SCP-C456-Aは定期的に相当量の金属を供給することで抑制されていたため、SCP-C456-B内のロボットは身長約4mまで成長し、数軒の家屋を破壊しました。1990年代後半から2000年代初頭にかけて発生した数回の長期的な収容違反を経て、ロボットは現在の大きさになりました。

SCP-C456-Aは一貫して、外見的に説得力のあるSCP-C456-Bの複製画を破壊しようと試みており、恐らく実際の絵画に対しても同じ反応を示すと考えられています。




出典: SCP-C456 - Haters Will See You Replicate
著者: Communism will winCommunism will win
作成日: 2020/10/11

画像ソース: Wikimedia Commons
ライセンス: パブリックドメイン

タイトル: Weird Tales December 1926.jpg
著作権者: Joe Doolin
公開年: 1926


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