計画名: ██████SCP / Project K.R.S.

現在このページの批評は中断しています。


・文章は読みやすく、内容は面白いか
・内容が既存のSCPと被らないか
・誤字脱字から内容まで、直すべきところはどこか
・蛇足な箇所がないか
・具体名こそ出していないが、著作権的には大丈夫か
などについてのご意見、アドバイスをぜひ伺いたいです。よろしくお願いします。
評価: 0+x
blank.png

警告: 本計画はレベル2/KRS機密情報です


このファイルにレベル2/KRS承認無しで行われるアクセス試行は即時懲戒処分の対象となります。

職員コード
パスワード






……

………

…………

……………

………………

クリアランスレベル2/KRSを承認。情報を開示します。













異常を以て異常を制す。-O5-█














継続


██████SCP計画
Project K.R.S.

本報告書内の指示・図面等は全て構想段階で作成されたものです。
最終更新日: 06 Dec 2022 00:15

 


 

基本情報

計画コード: 143-977-211-0913

機密レベル: HON-5/極秘(Highly cONfidential level5)
 
特別機密プロトコル: 本計画に関する情報閲覧権および装備使用権、そして運用試験場となるサイト-8192当該区画内への立ち入りは、クリアランスレベル2/KRS以上の職員に限定されます。違反者には即時解雇・終了処分が下されます。██████SCPの出動記録、活動実績および事後分析については文書KRS-71を参照してください。

計画スケジュール: 文書KRS-89を参照。

計画概要: 本計画は、SCiPの異常性を人間に付与し、意識下での統御・運用を試みるものです。

 


 

開発記録(抜粋)

Phase01. 構想

20██/4/3: 統合先進開発部門 太刀華博士の提言

19██年に確認された要注意団体“結社”と財団の衝突回数は、ここ数年で指数関数的に増加している。

“結社”が使役する収容困難な敵対的実体との戦闘によって数多の職員・技術・資源が失われる中で、これまでの財団製装備による対応ではもはや限界がある。戦局を覆す新型戦闘用兵装の開発は喫緊の課題だ。

正常の此岸に立ち、異常たる彼岸を迎え撃つ我々に残された、次なる一手があるとすれば。

異常を以て、異常を制すしかない。

よって私は、“結社”を始めとする敵対的異常存在群との戦局を優位に進めるために、現在収容されているSCiPの異常性を戦力として統御・運用することを提案する。

20██/5/8: 工学開発部門 鷹村博士の提言

コンセプトには賛成だ。“結社”との戦闘における人員の喪失は死活問題であり、既存の非異常性兵装のみではもはや対処できない。また、SCiPの収容に別のSCiPやパラテックを用いるケースはさほど珍しくなく、本計画もそれらの発展系として立案されたのだと理解できる。

だが、それでも本計画には反対である。

第一に、収容下のSCiPの異常性を外に持ち出すのは実質的な収納違反であろう。これは財団が掲げる確保・収容・保護の理念に矛盾する。

第二に、異常性を統御・運用できる確証が薄い。我々は収容下のSCiPの異常性を未だ完全に把握しているわけではない。明日には未知の能力を発現させて、明後日には人類を滅ぼしているかもしれないような代物を、戦力として運用するのは持続不可能な戦略だと考える。

以上の理由から、私は本計画の凍結を提案する。

20██/5/15: 太刀華博士の提言

Presentation1

太刀華博士が提出した資料

鷹村博士の提言に対して反証する。

第一に、収容違反について。本計画で用いるAnoma-ride systemは、あるSCiPの異常性を純性質的情報として抽出するテクノロジーであり、SCiP自体を複製するものでも、SCiPから異常性を奪取するものでもない。すなわち、Anoma-ride systemは現在財団で認可・運用されている数多のパラテックと同じく、あくまで既存物理学の発展形と見做せるため、収容違反として定義づけられるような違法開発物ではない。

またAnoma-ride systemにおいては、異常存在Anomalyの異常性に錨を下ろすRideという名の通り、複数の小型スクラントン現実錨を用いて異常性を拘束・収容する。これは標準収容房による物理的収容と比較しても数十倍堅牢な収容体制であり、その実態は「収容違反」というよりむしろ「収容強化」に近い。ゆえに、SCiPの異常性の戦略的運用は、財団理念には抵触していないと考える。

続いて、危険性について。「我々は収容下のSCiPの異常性を未だ完全に把握しているわけではない」というのは事実である。しかしここで重要なのは、同じ異常性でも財団が把握できるものとできないものがあるという点だ。

例えば運動・格闘能力向上のような実体影響型の異常性は、比較的影響範囲が予想できるため低次異常性に分類される。一方で、ミーム汚染・精神影響・現実改変といった概念影響型の異常性は、その影響範囲が予測困難か、または予測できても収容が困難である場合が多いため、高次異常性に分類される。

高次異常性の運用については未だ検討が必要だが、低次異常性ならば未知の異常性が派生するリスクは低く、比較的運用が容易である。すなわち、一口に異常性と言っても、低次異常性と高次異常性とではその運用リスクが大幅に異なるのである。

そこで本計画では、まず「SCP-173の超高速移動能力」などのような低次異常性から抽出・実装していき、その運用データを収拾した後に高次異常性の実装可否を決定する予定である。シュミレーションでは、低次異常性の一種「SCP-682の運動・再生能力」のうち僅か10%を実装するだけで、“結社”との戦闘における成功確率が現状の33.1%から85.9%にまで向上した。この結果は、対“結社”戦において非常に示唆に富んだものであろう。

以上が本計画の無期限延期案に対する反証である。

20██/6/5: 計画案が第1審議を通過。

 

Phase02. 無人運用案

開発兵装 種別案(仮): 異常性を付与する兵装は以下3種に大別される。

 ▪兵器群(銃弾・ミサイル・車両・船舶・航空機・宇宙挺・ロボティクス兵器など)
 ▪武器群(銃火器・刀剣類など)
 ▪装甲群(パワードスーツなど)

注記: 戦闘による人員喪失を最小限に留めるため、まずは無人運用を検討。

20██/6/19: 第1次無人兵器群運用実験

結果: 異常性を付与された無人兵器群は第1次実験タスクを完遂。開発継続。

[略]

20██/8/28: 第5次無人兵器群運用実験

結果: 異常性を付与された無人兵器群は第5次実験タスクに失敗。参加した兵器群のうち80%が不可逆的損傷を負い、無力化された。

注記: 本実験は、無人兵器群が神学的影響下で奇跡論的事象に曝露した場合を想定したものであった。

20██/9/4: 戦術神学部門 千石博士の提言

第5次運用実験の結果から、無人兵器群は奇跡論的事象に耐性がないと明らかになった。

これは仮説だが、無人兵器群は、神学的影響の依代/触媒/チャネルとして機能する「人間」の存在を欠いていたために、奇跡論的事象に適応できなかったのではないか。故に、付与された異常性を行使する間もなく一方的に蹂躙されてしまったのだろう。Anoma-ride systemを用いていくつかのSCiPから奇跡論的能力を抽出し、それを無人兵器に付与すればこの「奇跡論の壁」問題は解決できるかもしれないが、そのような能力はもれなく高次異常性に該当するため、そう簡単に認可されるとは思えない。

つまるところ、無人の機械では奇跡論の壁を解決できない。これは本計画の致命的な弱点である。
たとえたった1つの弱点であっても、それを放置するのは賢明ではない。ひとたび“結社”がこの弱点を把握すれば、彼らは奇跡論的事象と順応できるような神学的特性を持つ実体(神話的表象を組み込んだ戦闘用実体など)を生成し、本計画に対する特効兵器として送り込んでくるだろう。こうなってしまえば、これまでの開発努力は全て無に帰す。

これを解決するためには、統一奇跡論で提唱されるElan-Vital Energy(EVE)の概念を用いる必要がある。奇跡論的事象のトリガーであるEVEを集中させてアスペクト放射を発生させれば、奇跡論的事象を異常性制御のための手綱として利用でき、奇跡論の壁も突破できる。
そして、EVEは生体から放出されるエネルギーであり、より高威力のEVEはより高度の知的生命体から生み出されるため、その供給源として最適なのは人間なのだ。

したがって私は、本計画を有人運用にシフトすることを提案する。

Presentation2

千石博士が提出した資料

奇跡論的事象と相知れない無人兵器はそれを味方につけることもできない。これは、無人兵器と敵性対象との戦力が拮抗した際に、戦局を覆す可能性がある手を一つ失うということを意味する。すなわち、無人兵器では相手にあと一歩リードするための一歩が踏み出せないのだ。しかしここに人間が介在すれば、EVEを用いて“奇跡”の招来可能性を最大化することで、その一歩を確実に踏み出すことができるだろう。

20██/9/18: 運用実験の結果と千石博士からの提言を受け、無人運用案は棄却された。

 

Phase03. 有人運用案

20██/10/23: 第1次有人兵器群・武器群運用実験

結果: 異常性を付与された兵器群は操縦者を侵食し[編集済]。また、異常性を付与された武器群は[編集済]、██名が上肢を欠損し██名が終了された。第1次実験タスクを完遂した職員は0名。

20██/10/30: 工学開発部門 御澤博士の提言

先の実験において、兵器に付与された異常性は周辺ヒューム値を激変させ、その領域内で唯一の非異常物であった操縦者の存在を瞬く間に塗りつぶした。また、異常性を付与された武器はそれを握る非異常性使用者との間に重篤な現実性ギャップを発生させ、その反動として使用者の四肢・骨格・内臓を吹き飛ばした。

これら2つの結果は、どちらも器具と使用者との間の現実性ギャップに起因する。すなわち、異常性を付与された有人兵器を安定的に運用するためには、その使用者にも異常性を付与し、両者間の現実性ギャップを解消する必要があるのだ。

そのために、パワードスーツのような全身装甲具に異常性を付与した場合を実験する必要がある。兵器や武器といった周辺武装ではなく、それを用いる人間自体を強化するというアプローチは、兵器案と比べて必要資源の絶対量も削減でき、単機完結型の安定した運用を実現できると考える。

Presentation3

御澤博士が提出した資料

 

20██/11/6: 千石博士の提言

パワードスーツに異常性を付与する案に、神学的見地からも賛成する。

兵器群・武器群と比べてパワードスーツが神学的に秀でているのは、「人型である」という点だ。
世界各国の神話・信仰体系には、「人型」に関連した表象が数多く存在する。代表的な呪具の一つである藁人形、地母神崇拝などに用いられた人物土偶、神道の大祓における形代、そして聖書における「神は御自分にかたどって人を創造された」という記述。どれもその解釈には諸説あるが、総じて言えるのは「ヒトのかたちそのものに神的・霊的意味が見出されてきた」という神学的事実である。

すなわち、「人型であること」こそが神学的影響のアダプターであり、EVEの戦略的利用をより円滑にする鍵だと言える。パワードスーツは「人間であり、人型である」ために、奇跡論の壁を越えられる可能性が高いのだ。

20██/12/4: 第1次装身具運用実験

結果: 異常性を付与されたパワードスーツを職員が装着。装着員は第1次実験タスクを完遂した。有人運用案を継続。

付記: 戦闘作戦の汎用性を高めるために、パワードスーツの装着はより迅速に、スーツ自体の持ち運びもより簡便にしたい。装備開発を進める。

 

Phase04. 基幹装備

20██/12/25: 御澤博士の提言

スーツの更なる軽量化・携帯化のための提言だが、スーツを縮小して装着員に携行させ、作戦現場で即座に元のサイズに展開するというのはどうか。スーツの装甲部分の物理的構造を情報子に書き換えて極微小分解し、量子ビット保存することで、ある程度のサイズまで縮小できる。この方法ならば再展開も容易であり、最終的には0.1秒以内の脱着も可能だろう。

ただ、スーツの動力部分の縮小化は非現実的だ。動力部分は構造が繊細であるため、縮小保存から再展開した際にわずかな情報子変換バグが生じただけでスーツ全体の機能停止を招きかねない。また、縮小されたスーツの情報子ビットを保存するためには常に電力を供給し続ける必要があるため、その源である動力部分の機能を縮小化によって損なわせることはできない。

ここで、装着員が携帯する部分を仮に基幹装備(=スーツの動力部分+縮小したスーツの格納庫部分)とすれば、その形状として採用できる選択肢は限られてくるだろう。複数の案について検討する必要がある。

基幹装備の形状案に対する評価: 装着員が携帯する装備の形状案は以下3種に大別される。

Presentation4

配布資料

 ▪バックパック型: 容量的には最も望ましい。しかし重心が背中に集中するため、俊敏な近接戦闘や迅速な回避行動が困難になる。また動力部分を背面に置くことになるため、死角からの攻撃に対応できず即座にスーツを無力化される可能性がある。

 ▪ガントレット型: 上肢に着用するため、操作性は最も高い。しかし上肢は近接戦闘において攻撃や防御の主体として用いられるため、衝撃負荷が高い。また、上肢は異常性付与によって形状が激変する部位でもあるため、それに巻き込まれて動力部分が破損する可能性がある。

 ▪ベルト型: バックル部分を大型化することである程度の容量を確保できる。また腰部は身体の重心に近いため、近接戦闘や回避行動においても支障になりにくい。そして身体前面に配置されるため死角からの攻撃リスクも少ない。さらに、上肢の届く範囲にありながら上肢自体の可動は妨げないため、操作性も保たれる。

結果: 開発実験団による合議の結果、ベルト型が採用される。開発コードがKRS-1/SFDに決定。

20██/2/26: 第3次装身具運用実験

結果: 装着員はKRS-1/SFDを携行して待機。訓練用出動命令が通達されると、装着員はKRS-1/SFDを腰部に装着。手順に従ってKRS-1/SFDを操作し、即座にスーツを展開・装着することに成功した。その後、装着員は第3次実験タスクを完遂した。

付記: KRS-1/SFDのベルト型形状の有効性が実証された。さらに携帯性を高めるため、KRS-1/SFDを腰部に固定する帯も待機時にはバックル内に格納されるよう改良する。

20██/3/4: 計画案が第2審議を通過。

 

Phase05. 補助装置

20██/3/18: 太刀華博士の提言

KRS-1/SFDの開発によって、場所を問わないスーツの運用が可能となり、活動可能領域は格段に広がった。この汎用性をさらに高めるために、活動困難領域内でもスーツの周辺環境を最適化するための補助装置が必要であると提言する。

特に私が懸念しているのは、作戦現場が異常ヒューム値空間である場合、および敵性対象が現実改変能力を持っている場合である。このような場合、SRAを用いて現実性を確保しなければ、スーツは指1本動かすことさえままならない。よって、如何なる環境下でも現実性を担保し、パワードスーツの活動を補助する装置が必要なのだ。

スーツ及び装着員自身によるEVE放射、およびスーツに搭載された現実記憶カーボンを用いても、ある程度のヒューム値操作は可能である。だが、あくまでそれらはスーツの存在安定化が主目的であり、その周辺環境にまで影響を及ぼすほどの余力はない。それを加味すると、装置に必要なSRAはどんなに小型化しても携帯不能なサイズになると思われる。

20██/4/1: 栄軒田博士の提言

補助装置は常にスーツに随行する必要があるが、それが携帯不能なほど大きいとなると厳しい。
いっそのこと、装置自体を自律移動するマシンにしてはどうか。

20██/4/22: 太刀華博士の報告

栄軒田博士の提言を受け、自動二輪車をベースとする設計案を策定。SRAは環状加速器型に再構成し、タイヤ部分に配置する。このマシンは通常の運動力学に従って走るのではなく、2基の環状SRAによるヒューム値調整によって毎秒28600回の小規模現実改変を発生させることで見かけ上「走行」的挙動を見せる。

20██/5/13: 栄軒田博士の報告

Presentation5

栄軒田博士が提出した資料

当該装置の開発コードがKRS-2/SRAに決定。
KRS-2/SRAは現実性を舗装することで、「道」の概念さえ破壊された環境下でも「道」を現出させる。KRS-2/SRAが道の上を走るのではなく、KRS-2/SRAが走ったが故に道と成るのだ。この機能によって、KRS-2/SRAは高度現実改変耐性を獲得し、非異常性環境を構築することでスーツの活動をサポートする。

20██/5/20: 第6次装身具運用実験

結果: 装着員はKRS-2/SRAに搭乗し、用意された10種類の活動困難領域に突入。実験タスクはAI制御によるオートモードと装着員の操縦によるマニュアルモードを用いて2回ずつ試行した。KRS-2/SRAによってスーツ周辺の現実強度は常時安定化され、装着員は活動困難領域においても問題なく第6次実験タスクを完遂した。

付記: KRS-2/SRAの有効性が実証された。将来的には並行宇宙・別次元・別位相世界への突入も視野に入れ、改良を重ねる。

20██/6/3: 計画案が第3審議を通過。

 

Phase06. 拡張装備

20██/6/17: 御澤博士の提言

KRS-1/SFDとKRS-2/SRAは、スーツの活動可能領域を広げるための発明であった。この汎用性をもう一歩進めるために、スーツに異常性を付与するシステムもまた携帯可能なものにするべきであろう。

現在の運用案では、SCiPから抽出した異常性をサイト内の専用プラントにてスーツ全体に付与し、そのあと現場に移動するというプロセスが採られているが、この案には2つの課題がある。
1点目。異常性をスーツへと付与するプラントは極めて大型の機械設備であるため、携帯が不可能である点。
2点目。プラントが携帯不能であるため現場で異常性を換装できず、1回の出動につき運用できる異常性は1種類に限られる点。
これらの課題を迅速に解決する必要がある。

20██/7/1: 千石博士の提言

異常性をスーツ自体に直接付与するのではなく、別の小型端末の形で書き出すというのはどうか。プラントで抽出した異常性を、小型端末の形に収斂して顕現させるのだ。

Presentation6

千石博士が提出した資料

端末が小型であるため、わざわざ出動時にサイト内プラントを用いずとも、現場まで端末を携帯していき、その場で端末を装備するだけでスーツに異常性を付与できる。さらに、現場で臨機応変に端末を換装することで、作戦状況に応じて異常性を変更することもできる。
これにより、携帯性と汎用性の問題は解決される。より多様な能力を、より迅速に、より適切なタイミングで発揮できるようになるのだ。

また、スーツ側が「人間であり人型である」という奇跡論的特性を持っている以上、スーツとの同期を円滑化するために端末にも奇跡論的特性を備えるべきであろう。

そこで、端末の形状として「仮面」を提案する。古来から呪具的・祭具的な文脈で用いられており、一定以上の奇跡論的作用を有している点、携帯が容易である点、そしてスーツの上から容易に装着できる点などが理由である。

20██/7/29: 仮面型端末の開発コードがKRS-3/ARMsに決定。プラントにて試作品3枚が製造される。

20██/8/5: 第10次装身具運用実験

結果: 装着員はスーツを装着後、提示される課題に応じて3枚のKRS-3/ARMsを順に換装し、第10次実験タスクを完遂。また、スーツとKRS-3/ARMsは共に奇跡論的事象へ順応した。

付記: KRS-3/ARMsの有効性が実証されたことで、基幹装備KRS-1/SFD、補助装置KRS-2/SRA、拡張装備KRS-3/ARMsの3点が揃った。そろそろO5評議会での最終審議も視野に入るだろう。

20██/8/19: 計画案が第4審議を通過。

 

[略]


 

20██/9/30: O5評議会における最終審議の結果、7:6で本計画が承認される。計画名、及びパワードスーツの符牒が「██████SCP/K.R.S.」に指定される。

異常を以て異常を制す。██████SCPに財団の明日を託すときだ。-O5-█

 


 

██████SCP

説明: ██████SCPは有人運用を前提とする装着式機甲であり、その装着人員は変身者に指定されます。変身者要件および選抜試験要項は文書KRS-20を参照してください。
  

    • _

    各種装備

    ▪︎KRS-1/SFD

    SFD

    通称: SCPファウンドライバー(SCP foundriver)

    開発コード: KRS-1/SFD

    説明: KRS-1/SFDは30cm×7cm×10cmのバックル型動力伝導部ドライバーです。非変身時には極微小分解された██████SCPのスーツの格納容器として、変身中は現実記憶カーボンの制御装置として機能します。

    変身者がKRS-1/SFDを腰部に装着し、手順KRS-2000を実行することで、変身者は██████SCPへと変身します。この際の所要時間は約0.001秒です。装着中はKRS-1/SFDの両端部分から高伸縮性拘束帯が展開されます。この拘束帯は変身者の腰髄を通じて脊髄・脳髄と非侵襲的に同期することで、そのバイタルサインを最適化し生存可能性を向上させます。

    KRS-1/SFDの中央タービンはジェネレータであると同時に、使用中のKRS-3/ARMsのオブジェクトクラスを示すインジケータとしても機能します。Safeでは緑色に、Euclidでは黄色に、Keterでは赤色にそれぞれ発光します。
     


     

    ▪︎KRS-2/SRA

    SRA

    通称: SCPライドアンカー(SCP ride anchor)

    SPEC

    ▪︎全長: 2.550m
    ▪︎全幅: 0.777m
    ▪︎全高: 1.550m
    ▪︎乾燥重量: 450kg
    ▪︎馬力: 状況に応じて変動
    ▪︎最高時速: 状況に応じて変動

    開発コード: KRS-2/SRA

    説明: KRS-2/SRAは██████SCPが搭乗する自動二輪車型現実子安定装置です。██████SCPの現場への移動、および現場での活動を補助します。タイヤ部分は環状加速器型に配置したスクラントン現実錨であり、搭乗者および周辺環境のヒューム値を安定化させることであらゆる現実改変事象から保護します。これにより、██████SCPは異常ヒューム値空間の内部でも問題なく活動することが可能となります。
     


     

    ▪︎KRS-3/ARMs

    ARMs

    通称: アノマライドマスク(Anoma-ride masks)

    開発コード: KRS-3/ARMs

    説明: KRS-3/ARMsは██████SCPが装着する仮面型特殊端末です。 SCiPが有する異常性をサイト-8192内の専用プラントで抽出し、小型スクラントン現実錨によって安定化することで仮面の形へと形而下的に収束させたものです。 作戦内容に応じてKRS-3/ARMsを換装することで、 ██████SCPは高い汎用性を発揮します。

    「仮面」という物品/概念は古来から呪具的・祭具的な文脈で用いられており、一定以上の奇跡論的特性を有しています。この特性を触媒とすることで、KRS-3/ARMsはSCiP由来の異常性の汎用的運用を可能にします。具体的には、異常性を仮面として固着させ拘束する負ベクトル的展開、および異常性を██████SCPの特異装備として解凍する正ベクトル的展開を容易にします。
     


     

    各種形態

    ▪︎基底形態

    Fundamental%20Form

    ██████SCP 基底形態

    SPEC

    ▪身長: 190.0cm
    ▪︎体重: 90.0kg
    ▪︎打撃力: 1.5t
    ▪︎蹴撃力: 5.0t
    ▪︎跳躍力: 4.0m (ひと跳び)
    ▪︎走力: 5.2秒 (100m)

    説明: 基底形態は変身者がKRS-1/SFDを用いて変身後、最初に装着されるデフォルトスキンです。戦闘特化型機動部隊1小隊分に匹敵する戦闘能力を有しますが、 SCiP由来の超常能力は使用不能です。ここからKRS-3/ARMsを追加装着することで、██████SCPは作戦内容に応じた特異形態へと移行します。
     


     

    ▪︎各部名称

    Body

    ██████SCP 各部名称

    ▪︎現実記憶カーボン: KRS-3/ARMsから解凍した異常性に変身者が飲み込まれるのを防止する安全装置です。SCiPから抽出した異常性をヒューム値調整によって拘束し、人間の形に留め置く収容器具としても機能します。
    このカーボンの総面積のうち80%以上が機能を停止した場合、KRS-3/ARMsに収容されていた異常性が人の形を無視して元のSCiPそのものへと回帰し始め、変身者の存在は“塗り潰され”ます。
    カーボン部のうち顔前面にある3本の矢印型マーカーは、KRS-3/ARMsに搭載された3基の小型スクラントン現実錨との接続・同期を担います。 接続が確認されると、 KRS-3/ARMs内に圧縮収容されている異常性が高次伝導帯を通じて顔から首、胸部リアクターへと伝えられたのち、全身のアブノーマルアンジッパーへと伝達されます。

    ▪︎高次伝導帯: KRS-3/ARMsの異常性情報素子配列を安定的に保存したままアブノーマルアンジッパーへと伝達するための導線です。KRS-1/SFDから展開される高伸縮性拘束帯と同じ素材で構成されており、変身者の可動域を妨げない高伸縮性と高度破壊耐性を有しています。

    ▪︎アブノーマルアンジッパー: ██████SCPの全身に設けられた超常装甲具です。KRS-3/ARMsが内包する異常性を解凍し、装甲表面で展開することで、 装甲の形状・質感・組成・現実性強度を激変させます。これにより、██████SCPは換装したKRS-3/ARMsに応じて色・形状・能力を大幅に変化させることが可能です。アブノーマルアンジッパーは安定化に最新の注意を要するため、現実記憶カーボンとの併用が必須条件となります。

     


     

    ▪︎特異形態

    Transform

    基底形態から特異形態へと変身するプロセス

    説明: 特異形態は██████SCPがKRS-3/ARMsを装着することで展開されるアディショナルスキンです。形態別名称はプロトコル+(アイテム番号)で統一されています。特異形態の██████SCPは、装着しているKRS-3/ARMsに対応した特異能力を獲得します。
    現在までに開発された特異形態一覧を以下に表示します。


    プロトコル-EN

    Protocol%20173

    ██████SCP プロトコル173

    SPEC

    ▪身長: 200.0cm
    ▪︎体重: 120.0kg
    ▪︎打撃力: 173.0t (最低値)
    ▪︎蹴撃力: 17.3t
    ▪︎跳躍力: 17.3m (ひと跳び)
    ▪︎走力: 0.000017秒 (100m/特定条件時)

    形態名: ██████SCP プロトコル173

    使用KRS-3/ARMs: ARM-173(SCP-173から生成)

    想定局面: 1対1での局所戦闘。

    特異能力: 特定条件下における超高速移動。高威力の破砕攻撃。対象の頸部に対する自動追尾能力。



    プロトコル-JP

    Protocol%20040-JP

    ██████SCP プロトコル040-JP

    SPEC

    ▪身長: 200.0cm
    ▪︎体重: 100.0kg
    ▪︎打撃力: 4.0t
    ▪︎蹴撃力: 4.0t
    ▪︎跳躍力: 4.0m (ひと跳び)
    ▪︎走力: 4.0秒 (100m)

    形態名: ██████SCP プロトコル040-JP

    使用KRS-3/ARMs: ARM-040-JP(SCP-040-JPから生成)

    想定局面: ミーム汚染による対象の認知機能無力化。

    特異能力: 極めて感染力の高いミームの散布です。















    • _


    コメント投稿フォームへ

    新たなコメントを追加

    批評コメントTopへ

ERROR

The masquerade120's portal does not exist.


エラー: masquerade120のportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:2248261 ( 01 Mar 2020 02:32 )
layoutsupporter.png
特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License