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アイテム番号: SCP-XXXX-JP-J
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-Jを発生させる事が可能な地位に就いた人物にはSCP-XXXX-JP-Jの異常性に関するレクチャーを行い、公の場でSCP-XXXX-JP-Jを発生させないよう指示してください。SCP-XXXX-JP-Jが発生した場合、財団に関する知識の無い目撃者には記憶処理を行ってください。


第45代内閣総理大臣 吉田 茂氏
説明: SCP-XXXX-JP-Jは日本国の首相にあたる立場の人物が公の場で発言した際に、低確率で現れる人型実体です。発生の条件は詳細には分かっていませんが、国会答弁や記者会見中など注目を浴びる公的な場で、冗談めいた発言を行った場合によく出現します。SCP-XXXX-JP-Jは出現すると「って、ふざけとる場合ちゃうやろがい!」と発言し、首相の胸などを軽く叩きます。その後は即座に消失するため、確保や追跡には成功していません。SCP-XXXX-JP-Jの外見は黒髪・青いスーツを着た東洋人男性で、一般的な漫才師のような外見をしています。
SCP-XXXX-JP-Jが初めて確認されたのは1945年、戦後初の首相であった幣原しではら喜重郎氏が外国人記者からの「あなたの名前の読みはヒデハラなのか、シデハラなのか」という質問に「私はHeデハラだが、私の妻はSheデハラだ」と答えた際の事です。首相秘書や記者は突然の乱入者に驚きましたが、戦前から内閣中枢にいた幣原首相は財団や異常存在に関する知識があったため大きな混乱は起こりませんでした。また、SCP-XXXX-JP-Jの出現に関しては当時の財団によって公式記録から抹消されましたが、幣原首相が冗談を言ったエピソード自体は史実として記録されています。現在流布されている情報についてはWikiepdiaなどを参照してください。
幣原政権下でのSCP-XXXX-JP-J発生は上記の1回のみでしたが、後任の吉田茂首相は冗談を好む性格であったため頻繁にSCP-XXXX-JP-Jを発生させました。吉田政権下での最初の発生事例は首相がマッカーサー元帥との会談を行った際、国内の食糧事情に関する日本側の報告に不備があった事に怒ったマッカーサー元帥が「日本の統計はいい加減で困る」と発言した事に対して吉田氏が「当然でしょう。日本の統計がいい加減でなかったら、あのような戦争はいたしません」と答えた際のものです。このケースでは目撃者が日米両政府の要人のみであったため、大規模な記憶処理は行われませんでした。
吉田政権下でSCP-XXXX-JP-Jの発生原因が概ね特定されたため、現在の特別収容プロトコルが策定されました。特に1950年代以降は国会中継の開始、テレビ放送の普及などSCP-XXXX-JP-Jの発生が大規模なインシデントに繋がる可能性が高まったため、歴代首相には決して公の場で冗談を言わないよう財団から強い要請が為されてきました。

第99代内閣総理大臣 菅 義偉氏
2020年11月、菅義偉首相の政権下で過去最大規模のインシデントが発生しました。菅首相は国会答弁の場で立憲民主党・江田憲司氏の質問に対して当時流行していたTVアニメのフレーズを引用して「全集中の呼吸で答弁させて頂きます」と述べ、約150万人の視聴する国会中継にSCP-XXXX-JP-Jを登場させました。財団の懸命な隠蔽作戦によってヴェール崩壊などの致命的な事態は免れましたが、財団日本支部の歴史上でも有数の規模のインシデントとなりました。何故あのようなリスクのある発言を行ったのか、という財団エージェントからの質問に対し、菅首相は「安心安全な答弁を心がけて参ります」と返答しました。財団は菅首相がまた同様のインシデントを起こす可能性が排除できないと判断し、ネガティブ・キャンペーンを実施して菅首相を退陣させました。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:2165171 (09 Jun 2020 11:32)
「Wikipedia」が「Wikiepdia」となってしまっているところがあります。
joke記事にはあまり明るくないのですが、あまり面白く感じませんでした。
人型実体の設定自体は面白かったのですが、それ以降はただ各首相の冗談が並ぶだけで予想を超えてくるような展開がなく、尻すぼみになってしまった印象です。
また、オチについても最近の首相の退陣というかなりデリケートなものを扱っている上に、「元首相が重要なルールを守らない」というのは菅氏を必要以上に暗愚に描くようなやり方に感じ、正直いい気持ちがしませんでした。これは別に政治家に限らず、任意の存命中の人物に当てはまることだと思います(もちろんENの記事のように、そもそもその人物が異常実体である等であれば話は変わってきますが)。
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ご意見ありがとうございます。
やはり、私の心配していたような所がネックになってしまったようですね。
この記事はボツにします。