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議論の凍結に伴い、以下の文書は2008年08月13日以降、更新が行われていません。
そのため、この文書に含まれている情報は、著しく現状に則していない可能性があります。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP現象経験者の発見を目的に、専用Webクローラーは世界各国の医療機関の心療内科受診者情報を検索し、テンプレートと一致する症例報告を監視します。経験者が発見された場合、対象は即座に確保され、重警備の財団施設で常時監視下に置かれなければなりません。
区域XXXにて新たな異常物品の発見、もしくは異常現象の発生が報告された場合、標準的調査の後でいずれも廃棄処理されます。また現在、SCP-XXX-JP現象に関する更なる議論の試みは凍結されています。
説明: SCP-XXX-JPは特定条件を満たした人物が定例的に経験する、異常な夢見現象の総称です。
これら夢の内容は共通して、蓋が閉じられた金属製の棺の中で、仰向けに寝かされた経験者が目を覚ます場面から始まります。特筆すべき要素として、棺は蓋側を底面とする上下逆さまになった形で地下深く埋められた状態にあり、この状況を経験者の大半が潜在的に理解します。そのため、単純な恐怖心や焦燥感を理由に、夢中の経験者は内側から棺を殴打する、引っ掻く、助けを求めて叫ぶ等の行動を共通して取りますが、いずれの場合も棺の破壊や脱出に成功することはありません。
SCP-XXX-JP経験者に共通する数少ない要素としては、家族や親戚等の身寄りがないか、あるいは社会的/集団的に孤立した立場にある人物像を有する点が挙げられます。しかしながら、性別・年齢・人種・出身地等、それ以外の要素に共通項を見出すことは未だできておらず、依然として正確な条件は未解明の状態です。
なお、留意すべき点として、財団は現在までに一切のSCP-XXX-JP経験者を発見・確保できていません。

区域XXX遠景
事案: 2006/04/26、アメリカ合衆国ニューヨーク州ハート島内の市営墓地区画(以下、区域XXXと指定)より、蓋側を底面とする奇妙な形で埋葬されていた、通常規格とは異なる金属製の棺群が現地作業者によって発見されました。
当該物品群の出土状況および基本構造は、SCP-XXX-JPに登場するとされる棺の情報と概ね合致しており、その内部には繰り返し行われたことが推測可能な、比較的新しい殴打痕や引っ掻き傷を確認できました。その一方で、いずれの棺も出土時点で空の状態であり、上述した内部状況にもかかわらず、生物が存在していたことを示唆する一切の痕跡を調査からは発見できませんでした。
更なる探査調査の結果として、最終的には同様の棺が268基発見されるに至りました。しかしながら、それらがいずれの時点、どのような手段で埋葬されたのか未だ判明しておらず、区域XXX自体にもそれ以上の異常性は確認されていません。
現在、新たな棺が不定期に出現・発見され続けています。
注記:
上述の通り、財団がSCP-XXX-JP経験者を発見・確保した記録は現在まで存在していません。この事実にもかかわらず、当該現象の存在を財団が如何なる手段で認識し、オブジェクトとして分類するに至ったのか、その詳細な経緯自体は不明とされています。
この状況に関して、議論に参加した職員らは"当該報告書自体がオブジェクトの異常性によって生成された偽装文書である"、もしくは"この矛盾は過去改変もしくは反ミーム的性質の結果として生じた齟齬である"等の可能性を主に論じてきました。
しかしながら、新たな議論の提起 - 特に経験者の実在性、消失の要因や顛末に関連する議題 - は、区域XXXからの未解明なプロセスを伴った未発見の棺の出現を誘発する結果となりました。この事態を受け、SCP-XXX-JPに関する更なる議論の提起、並びに報告書の更新・削除・修正作業は、現時点において凍結されています。
追記: 経験者1は自身の夢中における、棺の下方側、つまりは底面となっている蓋の向こう側から微かに聞こえる、"シャベルで土を掘削するような"と形容される音の存在を報告2しました。当該の掘削音はSCP-XXX-JPを経験する度に、棺へと徐々に近付いて来ているとも主張3されています。また、最初に掘削音を聞いてから十数回目の夢見に際して、経験者は"目覚めた際に棺は反転しており、蓋側が上面になっていた"こと、そして由来不明な"降下"感覚の後に続く明確な現実感の湧出を報告しました4。しかしながら、最終的に掘削音が棺まで到達したことを報告する実例は、現在まで確認されていません5。
付与予定タグ: scp jp euclid 異次元 睡眠 地下
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:2125181 (31 May 2018 16:09)
Tutu-sh さん、コメントをありがとうございます。
現行の不明瞭さが、面白さに繋がっていたのは嬉しい限りです。一方で、背景に繋がる情報・ヒントの取り扱いに関しては、少々見せ方を変えてみようかとも考えています。加えて、今考えている背景自体の方向性を変えようとも考えており、それを踏まえた上で、ご意見いただきました情報の過不足対応・出し方・見せ方を盛り込めればでしょうか。
また、追記の是非について好意的な意見をいただけて、こちらも嬉しいです。ですが、ご意見にも頂いているような現行での追記と他要素の不揃いさであったり、部分的な情報量の足りなさもある他、自分が読み手に伝えたい不気味さに繋がる演出面がまだ弱いと考え直したこともありますので、一旦追記の書き方自体を大幅に変えてみようとも考えています。
加えてですが、ご指摘いただきました各表現箇所の修正も併せて実施いたします。
改めまして、ご意見をありがとうございました。
更に改稿を進めて行こうと思います。