現在このページの批評は中断しています。

不活性化状態のSCP-XXX-JP
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 現時点において、SCP-XXX-JPは完全な収容下に置かれておらず、常時専任チームによる追跡監視が行われています。一般市民が不活性化状態のオブジェクトを撤去しようと試みる場合、当該チームは可能な限りその行動を阻止しなければなりません。同様に、活性化状態のオブジェクトが不慮の交通事故を誘因した場合、速やかな事後隠蔽処理が実施されます。
説明: SCP-XXX-JPは、自走性質を獲得した異常な自転車です。基本的な機能・構造要素に特筆点が確認できない一方で、夜間1になると活性化状態へ移行し、自発的な走行を開始します。この際の移動速度は4~10km/h程度であり、加えてSCP-XXX-JPが一般的な交通規定・指定に従う形で走行している様子を観察できます。
SCP-XXX-JPが事故等で損壊するか、もしくは第三者に妨害される等で走行不能に陥った場合、一定時間の経過後、周囲に放置された別の自転車が新たなSCP-XXX-JPに変化します。これは、SCP-XXX-JPを不活性化中に遠方へ移動した場合や、破壊・固定する等の形で走行不能にした場合でも同様に生じ、前回に不活性化した地点近隣の放置自転車が自動的に変化します。
上述した性質にもかかわらず、いずれの目撃者も活性化状態のSCP-XXX-JPに違和感を抱くことはありません。多くの場合、通常通りに人間が運転していたと報告されますが、その運転手の詳細を尋ねる質問に対しては、軽度の混乱と記憶の錯誤を理由に回答を拒否します。なお、この認識阻害は記憶増強剤等の服用か、あるいは特定の認識補強訓練によって容易に無視可能です。
SCP-XXX-JPは19██/██/██、初めてその存在が財団に認識されました。発見時点において、当該オブジェクトは千葉県松戸市内を走行中でしたが、その明確な出自及び出現地点は依然として調査中の状態です。また現在まで、SCP-XXX-JPは幾つかの地点を巡りつつ、太平洋側の海岸線に沿う形で緩やかに北上を続ける活動性を見せています。
補遺1: 以下は、活性化状態のSCP-XXX-JPが巡った複数ある地点よりの一例です。
到達地点(日付昇順) | 概要 |
---|---|
千葉県市川市 里見公園 | オブジェクトは公園敷地内を一巡し、時折数分程度停車する様子を見せた。これと同様の振る舞いは、以降のいくつかの公園訪問時にも度々観察されている。 |
茨城県日立市 かみね動物園 | オブジェクトは他施設同様に園内を一巡していたが、滞在時間自体は他よりも短かった。 |
福島県いわき市 三崎公園 | オブジェクトは公園内最南部の展望台を目指していたが、辿り着く前に引き返す様子を見せた。代わりに、その後は園内の施設を一巡する様子が見られた。 |
福島県相馬市 鵜ノ尾崎灯台 | オブジェクトは灯台近くに停車し、数分程度その場から動かなかった。以降、海辺で度々停車する様子が観察されるようになる。 |
宮城県仙台市 向洋海浜公園 | オブジェクトは浜辺で1時間程度停車し、その場から動かなかった。また、ここが最後に巡った地点となる(詳細は補遺2参照)。 |
補遺2: 19██/██/██、宮城県仙台市内の交差点を横断中であったSCP-XXX-JPが、乗用車に轢かれるという不慮の事態が発生しました。この交通事故自体は専任チームによって速やかに処理されたものの、一定時間を経過した後も、新たなSCP-XXX-JPは発生しませんでした。この状況は翌日以降も続いており、オブジェクトが無力化された可能性も論じられています。
また、上記の要因調査に際し、19██/██/██に同交差点で、自転車と乗用車の衝突事故が発生していた事実が確認されました。当該事故は、信号を無視した乗用車によって引き起こされたものであり、被害者であった██ ██氏(当時█才)はこの事故が原因で現在も治療中であることが知られていました。しかしながら、更なる調査の結果として、東京都文京区内の病院にて治療中であった同氏が、SCP-XXX-JPの事案発生と同時刻、睡眠中の容態急変を原因に死亡していたことが発覚しました。
なお、死亡した同氏を含め、その周辺要素からは異常が一切確認できておらず、SCP-XXX-JPとの明確な関連性も証明されませんでした。現在、SCP-XXX-JP無効化によるオブジェクトクラス再分類評価の議論が進行中です。
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:2125181 (31 May 2018 16:09)
全体的な感想としては、あまり面白くないなという感じです。
以下の2点については特に気になる部分はありませんでした。
・文章の違和感や、冗長すぎるなどの印象は大丈夫か。
・読み手に対する情報やヒントの過不足はないか。
出された情報で十分に背景を想像することができ、良い具合に情報が出されていると感じました。
内容に関して、なぜ夜間に自律移動するのかという謎に対する解となる補遺2以降の部分にあまり意外性が無いため、強く感情を揺さぶられることがなく面白みに欠けると感じました。「かつて自分が事故に遭った場所を目指している」理由を作り、それを読者に想像させるようにすると良いのかなと思いました。
少しでも参考になれば幸いです。
keroyu さん、コメントをありがとうございます。
なるほど、オチとなる補遺2の意外性がまだまだ弱い状態でしたか。加えてですが、確かに「かつての事故を再演」しようとしている理由自体が曖昧なまま、スポットライトを当てることができていなかったですね。行動・目的のヒントとなる要素・描写を追加することで、何とか意外性の弱さを打ち消せないか、もしくは背景自体を大きく変えることで読み手の予想を大きく裏切る形にできないかを再考してしみようと思います。
改めまして、ご意見をありがとうございました。