ある女性についてのオーラルヒストリー
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イギリス デヴォン州

[ドクター・フォルテは元MI666(英国オカルト局)でエージェントの総括をしていた人物であり、今は後進の教育に注力している。私が彼に会った時、美味しい紅茶とスコーンを用意していてくれた。]

あのおてんば娘かい?懐かしいね。私が彼女の上司になったのは戦争が始まってすぐだ。まずMI666について話そう。ミリタリー・インテリジェンス・トリプルシックス。1901年に王室の下を去った王立財団1に代わって連合王国の超常部門、特に諜報分野を扱うために設立された。任務はオカルト的に国を守ること、実態はオカルト全般のなんでも屋だ。おかげで我々が扱う業務は幅広かった。情報収集、防諜、偵察、戦闘。あの娘、当時はエージェント・ファインは射撃で最優秀の成績を出した天才だった。

当時の彼女について詳しくお聞かせ願えますか?

あまり詳しいことは言えんよ?まだ私は秘密保持契約に縛られる身だし、Q種機密に分類される内容もある。

構いません。

後でちゃんと検閲してもらうことだな。さて、彼女がなぜMI666に入ったかは正直わからないが、間違いなく彼女は天才だった。例えば変身だ。たとえ姿形を変えられるとしても中身は演じなければならない。彼女が戦場で自由に動くためには、女性であることは不利に働いた。そのために一般的な処置であるが多形態肉体術が使われるのだが、彼女はその後の訓練を一発でパスした。

それ以来、彼女はあちこちで活動をした。チャーチル秘密軍と協力してフランスでレジスタンスを煽り、ドイツ内地に侵入して有力なオカルティストを暗殺した。エクステルンシュタイン周辺でレイライン爆破なんかもやった。それら全てを指示したのは私だし、戦後も彼女には無茶をさせた。

ソヴィエト奥地への空挺降下、そこから中華民国に進み終戦直後の日本に渡って取引、その後は世界中のオカルト組織を巡ってAOIをGOCにするのに助力した。

ですが、そのときは彼女はただの少女でしょう?

ああ、誰もがそう思っていた。彼女をおそらく一番よく知っていたはずの私ですらそうだ。そして騙され、GOCは彼女の手中に落ち私はひどい目に会った。

ひどい目、ですか。

ああ。今思い出しても辛い日々だった。なれぬ東洋での活動と冷戦の最前線で酷使されるのはもう嫌だ。

あなたがかつて彼女にしたことでは?

ノーコメント。


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