嘘コン下書き「蛍光ピンクの糸状菌」

ページ情報

文字数: 10666

このページの批評は終了しました。

評価: 0+x
blank.png

以下の項目はアクセス権限を持った職員または特別サイト-0081内の職員にのみ提示されます。認証は自動的に行われ、認証が完了次第閲覧が可能となります。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

andy-li-A6eYZTmKIjM-unsplash.jpg

2000年現在のサイト-0081

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの情報は許可された職員にのみ提示されます。サイト-0081の所在はサイト内での任務に割り当てられた職員にのみ提示され、SCP-XXX-JP専用隔離施設として利用されます。サイト内の職員はSCP-XXX-JP出現事案に遭遇しかつ生存した15名の職員に限定され、SCP-XXX-JPに関する情報の持ち出しは原則禁止とされています。

SCP-XXX-JPの周辺業務に割り当てられる職員は特殊遮光フィルターを施したフェイスマスクを着用した上で業務を遂行してください。SCP-XXX-JPの発光部分を直接目視した職員には迅速な終了処置が適用されます。

SCP-XXX-JPが隔離されている収容房にはセキュリティー担当者3名が割り当てられ、定期的にSCP-XXX-JPの末端成長部分の焼却を行ってください。SCP-XXX-JPに関する実験は一切行われず、完全隔離の状態が維持されます。

SCP-XXX-JPの管理に関しては主任研究員である田中博士に一任されます。該当職員はSCP-XXX-JPおよびサイト-0081に所属する職員情報の漏洩を防いでください。

説明: SCP-XXX-JPは異常性を有した糸状菌と同様の特徴を有する異常実体です。対象は成長の過程で発光部位を形成し、常に蛍光ピンク色の光を発しながら点滅を繰り返します。SCP-XXX-JPは通常の糸状菌の成長速度の約███倍の速度で末端部を成長させ、主に人間に寄生しその体内で発生株を成長させます。その後、寄生した人間を母体としてさらに外部へ末端部を成長させる事で勢力を拡大します。現在、SCP-XXX-JPと最初期の母体はサイト-0081の収容房8846に隔離しており、収容房内で増殖と死滅を完結させています。

2000年現在、SCP-XXX-JPの出現事案に伴う死傷者はDクラス職員18名、機動部隊員5名、研究員22名が確認され、SCP-XXX-JPの影響を受けた人間(以下、暴露者)に関しては56名が確認されています。なお、暴露者に関しては1名を収容し、その他の暴露者には終了処置が適用されています。

SCP-XXX-JPの異常性は暴露者がオブジェクトを視認した際に発現し、主に暴露者に対して重度の認識災害を発生させます。これらに共通する影響としてSCP-XXX-JPが人間女性であるという情報が暴露者に刷り込まれ、この影響下でSCP-XXX-JPを自身に好意を寄せる人間女性であると認識し始めます。なお、これらの異常性は暴露者の記憶にも介入し暴露者が認識した人間女性との明確な記憶を構築する為、認識災害によって構築された人間女性の実存性を強めます。その後、暴露者はSCP-XXX-JPに対して積極的に接触を試みるようになり、最終的にはSCP-XXX-JPの一部を率先して体内に侵入させます。もしこれらのプロセスが完了した場合、約5分程で暴露者の体内で発生株が成長し、全身を菌糸で覆った上で暴露者をSCP-XXX-JPの母体へと変異させます。

SCP-XXX-JPからの影響は主にオブジェクトから発せられる蛍光ピンク色の光を視認する事で発生していると判明しており、この点滅パターンが暴露者の脳に影響を与えていると推測されています。なお、この影響は暴露者の視覚範囲内であればどのような距離でも影響を及ぼし、広範囲で暴露者とSCP-XXX-JPとの接触を促します。

これらの認識災害は永続し、記憶処理を用いた治療を行ったとしても改善されません。その為、暴露者は永続的にSCP-XXX-JPへの接触を図る傾向にあり、現在その危険性を考慮した接触事案防止に沿った暴露者の終了プロトコルが制定されています。

もし、SCP-XXX-JPが成長を開始してからおよそ36時間経過しかつその段階で新たな暴露者への寄生が行われなかった場合、SCP-XXX-JPは人間女性への擬態1を開始します。この異常性は母体に変異した暴露者の遺体を利用して行われ、突如、母体となった暴露者の遺体が自立活動を開始します。その際、SCP-XXX-JPは母体の全身に複数の発光部位を形成し、周囲の人間に対して認識災害と記憶改変を引き起こしながら人口密集地(最低20人以上の人間が存在する地点)へと移動します。その後、再びその地点で広範囲の成長を再開させ、増殖を繰り返します。

現在、擬態後のSCP-XXX-JPの行動規範はSCP-XXX-JPの周囲に存在する人間の認識よって決定されていると判明しており、周りの状況に応じて積極的かつ受動的にその行動様式を変容させます。その際、複数の人物がSCP-XXX-JPを特定の人物であると認識した時点で対象はすぐさまそれを察知し、認識されている人物に則った行動を取り出します。これによりSCP-XXX-JPはより自然に人間社会への侵入を可能にし、擬態した人物の実存性をより強めます。

現在、SCP-XXX-JPは野村響子研究員という財団職員に擬態しサイト内に侵入したことが判明しており、この事案には当時SCP-XXX-JP初期調査研究班班長であった木野閥博士が関与していると指摘されています。その為、木野閥博士に関してはサイト-0081内の隔離房にて隔離処置が取られています。

補遺: SCP-XXX-JPの出現経緯は現在も詳しくは判明しておらず、サイト-0081(元サイト-81██)との通信途絶を切っ掛けにその存在が明らかとなりました。通信途絶が確認された2000年2月13日の時点でサイト-0081は壊滅的な被害を受けており、SCP-XXX-JPはサイト内部の第3区画から第53区画まで勢力を拡大。財団は初期調査としてDクラス職員を用いた実験を行い、オブジェクトの異常性を解明した後に機動部隊を用いた焼却処理作戦を実行しました。結果、最初期母体であると予想される遺体を残す形で対象を隔離。サイト自体を封鎖する事で収容を完了しました。

2000年現在、サイト-0081はSCP-XXX-JP専用収容施設として機能しており、職員の出入りも制限しています。また、情報漏洩に伴うSCP-XXX-JPの擬態を防ぐため、サイト-0081の詳細やSCP-XXX-JPに関する情報は隠蔽され、サイト内常勤の田中博士以外の開示を制限しています。


ページコンソール

批評ステータス

カテゴリ

SCP-JP

本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

GoIF-JP

本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

Tale-JP

本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

翻訳

翻訳作品の下書きが該当します。

その他

他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。

コンテンツマーカー

ジョーク

本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。

アダルト

本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。

既存記事改稿

本投稿済みの下書きが該当します。

イベント

イベント参加予定の下書きが該当します。

フィーチャー

短編

構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。

中編

短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。

長編

構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。

事前知識不要

特定の事前知識を求めない下書きが該当します。

フォーマットスクリュー

SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。


シリーズ-JP所属

JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。

シリーズ-Other所属

JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。

世界観用語-JP登場

JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

世界観用語-Other登場

JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

ジャンル

アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史

任意

任意A任意B任意C

ERROR

The yanyan1's portal does not exist.


エラー: yanyan1のportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:1997942 (03 Aug 2018 07:33)
特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License