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アイテム番号: SCP-XXX-JP

発見時のSCP-XXX-JP。
オブジェクトクラス: Safe Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の低危険度収容ロッカーに収容されます。SCP-XXX-JPの異常性拡大の観点から、 現在対象オブジェクトは内部に3台の監視カメラを設置した防音処理済みの専用収容区画に収容されています。無許可のSCP-XXX-JPへの接触および電源ケーブルの接続は原則禁止されます。実験の際は防音用のヘッドセットを着用した上で作業してください。
確保したSCP-XXX-JP-Aは各専用医療区画に収容し、声紋分析と経過状況の記録を行ってください。SCP-XXX-JP-Aの容体が急変した場合は担当の医療従事者に報告し、死亡した場合はサンプルとして第3保管室に移送してください。
SCP-XXX-JPから発せられるモーター音の分析データは主任研究員である大猟博士 加賀博士によって管理されています。声紋照合の際は加賀博士の許可を得た上で行ってください。
現在、大猟博士の捜索が継続されています。詳細情報を閲覧する場合はサイト-81██の調査部に申請してください。
説明: SCP-XXX-JPはキリンホールディングス株式会社製(旧麒麟麦酒株式会社製)の冷蔵ケースです。対象は耐久実験においても通常の物品同様に損傷し、型番や製造年数からも正式に製造された物品である事が判明しています。
SCP-XXX-JPの異常性は対象を中心とした半径約3m圏内に人間(以下、SCP-XXX-JP-Aとする)が存在し、かつSCP-XXX-JP-AがSCP-XXX-JPを視認せずに対象から発せられるモーター音やそれによって発生する振動音を聞いた際に発現します。もしこの状況に至った場合、SCP-XXX-JP-Aの感覚器官(主に触覚や聴覚)に付随するシナプス間隙での神経伝達物質の過剰分泌が誘発され、結果SCP-XXX-JP-Aはあらゆる刺激に対して過敏に反応を示すようになります。特に背後からの反応が顕著であり、これらの変化は恒久的に発生し続けます。また、経過時間によって様々な症状を発生させます。
以下は日数経過毎に見られる症状のまとめです。
日数経過による症状の変化初期段階(約1週間経過) | 環境認識の変化による精神疾患(背後に何者かがいるという発言を頻繁に行うようになる) |
中段階(約1か月経過) | 視神経への影響拡大による幻覚症状(共通して成人男性の存在を認識する) |
最終段階(約3か月経過) | 背面の皮膚上に炎症性皮膚疾患と類似する症状(重度の発疹や細胞の壊死に発展し、常に激痛を伴う。これが原因で大半のSCP-XXX-JP-Aは自傷行為および自害等の手段を選択する傾向にある) |
これらの症状は外科的処置を行ったとしても完治はせず、治療をした段階ですぐさま変異が発生します。
SCP-XXX-JPの異常性は電力の供給がされている時にのみ観測され、非稼働状態を維持させることで異常性の抑制が可能です。しかし、事案XXX-JPの発生に伴い現在は収容プロトコルの改定が行われ、非接続時でも何らかの影響を及ぼす可能性が懸念されています。事案XXX-JPの詳細は本報告書の補遺1を参照してください。
現在、SCP-XXX-JPを由来としたモーター音やそれによって発生する周辺物品(家屋内ならば床や家具、屋外の場合はSCP-XXX-JPが設置された地面やコンクリート等)の全て振動音が共通して████Hzで観測される事象が確認されています。しかし、、オブジェクト自体や周辺物品の挙動に関しても本来観測されるべき数値とは大きく異なりかつ想定される音量や挙動よりも下回る状態で観測され、見た目上は常に静止状態を維持しています。2000年現在、この現象の分析が行われています。
補遺1: 以下は事案XXX-JPによって失踪した大猟おおかる博士によるSCP-XXX-JPの研究報告会の記録です。
補遺2: SCP-XXX-JPは2000年██月█日の██県██市にて発生した死亡事案を切っ掛けに発見されました。当時、██市では特定地区に所属する自治体職員4名と警察関係者7名が相次いで自殺するという事案が発生しており、これを不審に思った財団調査部が現地調査を開始。結果、死亡した人物ら全員が死亡事案の約3か月前に近隣住民から異臭がするとして通報されていた家屋を訪問していた事が判明しました。
なお、死亡した人物らが訪問した家屋内では死後2週間以上経過していた身元不明の男性の死体が発見されており、冷蔵ケース(後のSCP-XXX-JP)の扉部分を開放しかつ内部に頭部を突っ込んでいる状態であった事も明らかとなりました。これらの報告を受け財団は現地に機動部隊と研究班を派遣。共通条件を絞ることでSCP-XXX-JPの発見に至りました。
現在、該当家屋に居住していた本来の住人の行方は未だ判明しておらず、SCP-XXX-JPの明確な入手経路も明らかとなっていません。
追記: 以下は現在消息不明となっている大猟博士によって記録されたテープレコーダー内の音声記録です。この記録は大猟博士の失踪後にSCP-XXX-JPの内部から発見され、収録された日時は大猟博士が失踪した翌日の██月██日であると記録されています。現在、大猟博士が報告会で行った発言が失踪に起因しているかは未だ関連は確認されていません。
現在、SCP-XXX-JPから発生するモーター音を分析した結果、重低音化した複数人の人間の叫び声で構成されている事が判明しました。また、それらの音声の内3件が実験に参加したDクラス職員(内2名は未だ生存)、内1件が大猟博士の声紋と一致しました。これにより、SCP-XXX-JPの影響により死亡した人物の声紋照合が継続されています。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:1997942 (03 Aug 2018 07:33)
ディコード等での批評を受け、内容を修正しました。そろそろ投稿してみようかと思っています。
ディコード等での批評を受け、内容を修正しました。そろそろ投稿してみようかと思っています。
拝読させていただきました。
●文章について
単純な誤字脱字は少ないですが、かなりの箇所に何らかの問題があります。
特に気になったり分からなかったりしたのは以下の点です。
全文を見直し、テンポよく読め、意味が分かりやすい文章を目指してみると良さそうです。
誤字脱字や上記で指摘していない問題点についても、その過程で見つけられると思います。
●内容について
一部で不自然であると感じる箇所がありました。
⇒報告書内にある通り、この時点では「基本は電源さえ入れなければ何ら影響はない」オブジェクトである
ため、博士が安全な収容方法を模索しているのは不自然かと思われます。
1つしかない(と思われる)オブジェクトを、非破壊検査に頼らずに解体するのはやや不自然かと思われます。
⇒その後かなり言及しているため、不自然かと思われます。
⇒恐らく症状の悪化により自殺したものと思われますが、
「これらの症状の進行度はSCP-XXX-JP-Aの体質などから様々であり、
最低1週間、最高で3年で症状の最終段階に至ります。」
という記載があるのに、全員が"約3か月前"にオブジェクトの影響を受けている(と思われる)というのは
不自然かと思われます。
⇒何に、どのような手段で記録したのかが不明です。博士の状況自体が不明であるため、
手段については曖昧でも良さそうですが、何に記録されていたのかについて説明がないのは
不自然かと思われます。
ここまで問題点についてのみ触れてきましたが、
「全体の流れ」は分かりやすいと感じました。
また、「どのような報告書を目指しているか」という点については明確に読み取れたため、
文章を何度も見直す癖をつけ、分かりやすく簡潔な記載を心掛けるだけでも、
内容自体の問題点や矛盾点に気付きやすくなるため、グッと良いものになると思います。
以上です。長文失礼いたしました。少しでもお役に立てれば幸いです。
対応が遅れてしまい申し訳ありません。指摘していただいた点を修正しました。もしまだわかりにくい文章や記述、繰り返しになっている部分がありましたらご指摘ください。ありがとうございました。