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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが原因である一般人の死亡事案が発生した場合、担当職員は事案情報の全てを抹消し一般社会への流出を阻止してください。これにはメディアを介した流布や口伝での伝播も含まれ、情報抹消に携わった職員にも事案記録に関する定期的な記憶処理が行われます。死亡事案記録は書類形式でのみ記録し、厳重区画に保管してください。詳細情報の閲覧は禁止されています。
SCP-XXX-JPの対象となった職員は以下の禁止事項に従って行動し、自身が体験した主観、客観を含む全ての情報を支給されている記憶処理方法で抹消してください。また、SCP-XXX-JPの影響により財団職員が死亡した場合も一般人の死亡事案と同様に秘匿し、雇用記録からも抹消してください。Dクラス職員を起用した実験も禁止されています。
禁止事項XXXX-JP
1.SCP-XXX-JP発生中に扉を視認してはいけません。
2.SCP-XXX-JP発生中に扉が投影される映像機器、鏡面等を視認してはいけません。
3.SCP-XXX-JP発生中に認識した情報を伝達、記憶してはいけません。
4.SCP-XXX-JPに起因する存在の名前を伝達、記憶してはいけません。
5.SCP-XXX-JPに関する詳細な情報を伝達、記憶してはいけません。
6.SCP-XXX-JPによって死亡した人間の死因を伝達、記憶してはいけません。
7.上記の禁止事項に違反した職員を救出してはいけません。
説明: SCP-XXX-JPは不特定多数の日本全国に設置されている開閉式扉にて確認される一連の現象です。
SCP-XXX-JPは主に人間が扉を視認せずに扉を閉じた際に発生し、この時に生じる扉の「軋み音」に人間女性のうめき声と称される音が重なる形で観測されます。なお、「軋み音」に関しては扉の材質や経年劣化に関係なく発生し、全て同一素材の扉から発せられる音に置換されます。分析の結果、これらの音は実際に扉から発せられている音であると判明しており、これにより複数人の人物がSCP-XXX-JPの対象になる場合も存在します。その際は最後尾の人間が扉を閉めようとした時点で異常が観測されます。
もし人間がSCP-XXX-JP発生中に扉を視認した場合、その時点で総合失調症と類似する症状を発症します。その後、観測した人間は約3日間、何らかの実体から逃走を図る様な挙動を繰り返した後に死亡します。現在、SCP-XXX-JPの影響下に置かれてうえで生存した人間は未だ確認されていません。
また、SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JPによって発生した死亡事案やオブジェクトの詳細情報等を知った人間の周囲で発生するという傾向があり、その為SCP-XXX-JPに関する情報のほとんどが秘匿対象に認定されています。これにより現報告書においてもSCP-XXX-JPに関する詳細な事案情報や実験内容に関する情報の掲載は禁止されています。
以下は影響の伝播に起因すると推測される情報の一覧です。
SCP-XXX-JPの伝播に起因すると思われる情報
1.SCP-XXX-JP発生中に死亡した人間の死因や死亡状況。
2.SCP-XXX-JPに起因する存在の明確な名称。
3.SCP-XXX-JP発生中に確認した後方の情報。
4.SCP-XXX-JPの起源。
SCP-XXX-JPの伝搬に起因する情報は特に上記一覧の1、2、3が該当し、財団はこの3つの情報に関する重点的な統制を行っています。しかし、情報の認識に関係なく突発的にSCP-XXX-JPが発生するケースも存在するため、未だ年間1~2件の発生事案が確認されています。発生に伴う明確な法則性も未だ特定されていません。
補遺: SCP-XXX-JPは1995年5月頃の██県██市にて初めて観測され、当時の小中学校間で一種の都市伝説として流行していました。結果、発生事案001に該当する小学生の死亡事案をきっかけに事件捜査を担当していた警察関係者や学校関係者の周囲でSCP-XXX-JPが発生。これに伴いメディアの注目を集めたことで広範囲に及ぶSCP-XXX-JPの伝播が発生しました。財団は異常な一般人の死亡事案を観測した時点で機動部隊を起用した大規模収容作戦を決行し、すぐさまSCP-XXX-JPが原因である死亡事案の完全な秘匿と情報抹消を開始。これによりオブジェクト発生数の約70%の抑制に成功し、情報統制を主軸とした収容プロトコルの確定が行われました。
現在、SCP-XXX-JPの起源とされている[編集済]に関しては財団日本支部所有の高危険度オブジェクト収容セクタ-██にて収容、保存されています。担当職員も限定され、定期的な記憶処理が行われています。
以下は財団が唯一所有しているSCP-XXX-JP発生時の音声データです。もし財団職員で以下の現象を観測した場合は特別収容プロトコルに則って行動してください。
報告書は以上です。
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JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:1997942 (03 Aug 2018 07:33)
拝読しました。
率直な感想
以前Discordで批評をしたときよりも仰々しさが増していていいですね。ホラー感の演出にうまく作用していると思います。また、知ったら終わりという面ではさまざまなSCPを想起しますが、発生要因が身近にあるだけにホラー感が増されていて良いと思いました。
表記について
前半の警告文がもう少し派手でもいいかもしれません。スタイルリソース及びSCP-938-JPを参考にしてみてはいかがでしょうか。
細かい点
禁止事項XXXX-JPとしてみてはいかがでしょう。
死亡したと判断され、ではないでしょうか。
情報に携わった、ですね。
Dクラスに限定している点が気になりました。ひとまとめに、「財団職員」としてはいかがでしょう。
読みにくい印象を受けました。「SCP-XXXX-JPの伝播」というワードが突然出てくることが原因だと思います。こうしてみてはいかがでしょう。
少し不自然であると感じました。主語と述語の関係がはっきりしていないのが理由かと思われます。
こうしてはいかがでしょう。
ここがわかりにくかったです。SCP-XXXX-JPの明確な名称が存在するということでしょうか。
ここの部分の引用部分と、その後に続く説明部分の内容が重複している気がします。引用部分は省略しても良いのではないでしょうか。
ここの部分の必要性が分かりませんでした。この部分は何を目的として存在する文章でしょうか。
文章を読んだ人に対し記憶処理は行わないのでしょうか。安全のためにも、記憶処理を施した方が良いと思うのですが。
以上、参考になれば幸いです。
頂いた意見を参考にし内容を更新しました。
しかし、一部記事の方向性を変化させた箇所がありますのでご了承ください。
再再度、記事を更新しました。
主に傾向の演出の強化と全体のブラッシュアップを行いました。
定例会で指摘していただいた点を修正し、音声記録も撮りなおしました。
拝読しました。既に他の方の批評でも述べられている通り、身近な恐怖の煽り方が良いと思います。実際、私は扉を閉めるのが怖くなりました。音声データも、こんなん怖いに決まってんだろうがあああとなりましたが露骨さと自然さのギリギリのバランスで恐怖感を演出できていると思います。現状でも私はUVします。
ここは誤字でしょうか。