SCP下書き 阿呆船
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: euclid

特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPは███に設置した桟橋に停泊させ、船体に施した擬装に瑕疵がないか二週間おきに点検を行います。SCP-XXX-JP-1実体群に対する健康チェックは、SCP-XXX-JP-1-eを除いては不要です。SCP-XXX-JP-1-eには栄養改善プログラム-XXX-8に基づく食事を与え、週に一度健康診断を行い、必要があれば治療が行われます。SCP-XXX-JP-1-eのバイタルサインが確認できなくなった場合、シトラ=アキュラ合同司令部麾下の専門チームが急行し、さらなる移動を抑止します。

説明: SCP-XXX-JPは異常なヒト細胞と木材等で構成された中型船舶で、かつては貨物運搬用に用いられていたと考えられています。SCP-XXX-JPの起源は、構成材料の中にある非異常性の木材に対する炭素年代測定により少なくとも紀元前1200年以前であると確認されました。船体は全長112m、重量が300t程度で、これは全長に比べ極めて重くSCP-XXX-JPの形状から言って通常は十分な浮力を得られませんが、後述する異常な機構によって帆船程度の航行能力を得ています。SCP-XXX-JPは過去のサーキック集団で用いられた生体構造物の一種であり、異常な性質の大半はSCP-XXX-JPが建造された当時から存在しているものであると考えられています。現在は長野県の████湖に留め置かれ、外装などを足して観光船のように擬装する処置が取られています。

SCP-XXX-JP-1群は22の実体からなるSCP-XXX-JPの乗員たちであり、その全員が重篤な奇形や遺伝的変異を被ったHomo sapiens sapiens(ヒト)です。SCP-XXX-JP-1群は提供された細胞のサンプルなどから、███ 歳から████ 歳までの年齢で構成されていると見られ、これはサーキック・カルトにおけるリハクタァク1によって実現していると考えられていますが、この技術に関しての情報を引き出すことには出来ていません。実体の主な構成員は過去に地中海周辺地域に居住していた各人種に似た遺伝的特徴を有していますが、リハクタァクによる遺伝子の改変によるものと思われる異常な塩基配列が見られるため、この検査結果は断定的とは言えません。この例外は20 世紀に入ってから実体群に加わったSCP-XXX-JP-1-e及びSCP-XXX-JP-1-nであり、それぞれSCP-XXX-JP-1-eは日本、SCP-XXX-JP-1-nはインドを出身地として主張しており、これはDNA検査によっておおむね裏付けられています。

SCP-XXX-JPの管理と維持はSCP-XXX-JP-1群が担い、釣りやSCP-XXX-JPに接近した鳥類などを捕らえ、SCP-XXX-JPの甲板に存在する穴に捕獲した獲物を投入することでSCP-XXX-JPを構成するヒト細胞の健康を維持している他に、木材部分の修理清掃を不定期に実行しています。しかし、船体下部にある取水口からの栄養補給のみで十分に船体を維持できると見られ、釣りや狩猟はSCP-XXX-JP-1群の娯楽が主な目的であると考えられています。中でもSCP-XXX-JP-1-eは得られた鳥類・魚類を解体・調理する役目を担っており、他の高齢な実体群に代わって船内で行われるサーキック・カルトの祭礼実務を行う立場にあります。

SCP-XXX-JP-1群は現在のギリシャ南部のピュロスから出発し、████年間の各地の沿岸部をSCP-XXX-JPを用いて航海し続けたと主張しており、船内に存在する遺物とSCP-XXX-JP-1群の証言からこれはある程度裏付けられています。メソアメリカ産の翡翠、ケープライオンの毛皮の断片などから、少なくともアフリカ南端とメソアメリカまでの区間までSCP-XXX-JPで到達していたのではないかと推定されていますが、これらの遺物は外部から交換などで入手できるものであり、現在、得られた他のサンプルなどから検証が進められています。

SCP-XXX-JP-1群は収容に概ね協力的ですが、SCP-XXX-JP-1-eの死亡によって今後SCP-XXX-JPが移動を再開するものと見られ、SCP-XXX-JP-1-eの延命措置が検討されています。しかしSCP-XXX-JP-1-eの措置に対する協力は今まで得られておらず、今後の収容はSCP-XXX-JP-1-eに対する説得と健康状態の管理が焦点となります。SCP-XXX-JP-1-eの死亡によりSCP-XXX-JPが移動を再開しようとした際には、シトラ=アキュラ合同司令部麾下の専門チームがこれを制止する予定です。

以下はSCP-XXX-JPを構成する異常なヒト由来の機関と、その他の特徴的な構造のリストです。リストには、すでに機能を失った機関は含まれていません。

機関・構造 特徴と説明
外装と甲板 表面がザラザラとした灰色の高密度硬質ケラチンで構成され、高い剛性がある。甲板の木材はあちこち継ぎ足されているもののよく手入れされている。後部甲板に直径2mのヒトの口に類似した穴があり、SCP-XXX-JP-1群によってダストシュートなどとして使われている
マスト 非異常性の木材で構成されており、現在は古いミズナラ材の基部の上に比較的新しい杉材が継がれている。また血管様の管によって船体から接続された、明るく輝く球状の器官が頂点に配置されている。
空調装置 SCP-XXX-JPの体温を用いて、船内の温度と湿度を摂氏27度、湿度60%程度に制御している。大まかに鼻に似た送風孔と一定間隔でおかれた肺胞類似の器官からなっている。
浮袋 純度の高いメタンガスを貯蔵する、大腸に似た器官で強い浮力を生み出している。現在の船舶でいうバラストタンクを兼ね、外部からの海水を取り込むことも可能である。
船室 壁面などがヒト細胞で構成されているほか、薄い膜でできた窓があり、通常の調度品や電化製品が粘度の高いムチン質を糊として使い壁や床面に固定されている。
発電機 非異常性の日本製発電機だが、メタンガスを利用できるよう改造されている。
消化器官と排泄口 船底に等間隔にヒトの口に類似した穴が複数空いており、プランクトンや藻を取り入れてエネルギー源としている。排泄口は内部にあり、メタン発酵させた排泄物からガスを抽出する複雑な器官へつながっている。
仮足 船底にある複数の穴からアメーバ様の組織を浸出させ、SCP-XXX-JPは浅瀬においては岩などにこの組織を絡みつかせて、船体を固定するアンカーとして用いる。その他、この組織と分泌される粘液を介して陸上を這うように移動する事が可能である。
塩分ろ過装置 前述した船底における機関から取水した海水から塩分を取り除き、飲料水にするための長大な腸管様器官の集合体。真水を生成して船体全体に行き渡らせ、余剰分を不明な箇所にある乗員用のタンクに蓄えていると見られる。
霧発生装置 不明な機構を用いて、水蒸気からなる濃厚な霧を周囲に発生させる。船体全体を覆い隠し、すぐ近くでは1 m程度しか視界がなくなる。敵対者からの逃走時に追跡を妨害するのが目的と見られている。

補遺:以下はSCP-XXX-JP-1群に対して行われたインタビュー記録の中で、重要な部分を抜粋したものです。


追記: 以下はシトラ=アキュラ緊急時対応チーム向けの案内となります。担当職員は下記内容を確認してください。

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