Time Back 古いコピペ必要

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タイトル: SCP-XXX-JP - Time Back
著者: Dr Pochi
作成年: 2023

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP標準的人型実体収容室に収容してください｡

説明: SCP-XXX-JPは城戸祐也という日本人男性です｡後述の異常性を除いて身体的異常はありません｡SCP-XXX-JPは強迫性障害を患っており､週に一度カウンセリングを行ってください｡SCP-XXX-JPの異常性は半径5mに存在する人間(以下対象)が外的要因で死亡した場合に発動します｡異常性が発動すると対象の半径10mの時間15秒ほど巻き戻ります｡そのため､対象は殆どの場合死を回避します｡この異常性は同じ事象に一度しか発動しません｡

補遺: 以下は､SCP-XXX-JPのインタビュー記録です｡

対象: SCP-XXX-JP

インタビュアー: 工藤博士

付記: SCP-XXX-JPの精神面考慮のためSCP-XXX-JPを城戸さんと呼称する｡

〈録音開始20██/09/18〉

工藤博士: よろしくおねがいします｡城戸さん｡

SCP-XXX-JP: よろしくおねがいします｡

工藤博士: 早速ですが､いつ頃からこの異常性が発現したかわかりますか?

SCP-XXX-JP: わかりません｡でも､気がついたのは精神病院に行くときに父さんの車が事故を起こしてしまったんです｡私は後部座席に座っていたのでかすり傷ぐらいだったんですが父さんは頭を強く打ったみたいで即死してしまったみたいなんです｡私がパニックに陥っていると急に時間が巻き戻ったんです｡父さんも驚いたらしいんですけどなんとか正気を取り戻して事故は回避できたんです｡

工藤博士: それでネットに拡散されて､今に至ると｡

SCP-XXX-JP: はい

工藤博士: それではなぜあなたはあのような行動を繰り返すのですか?

SCP-XXX-JP: はい､それは周りの人に死んでほしくないからです｡

工藤博士: それはどういうことですか?

SCP-XXX-JP: 小学生の頃母親が目の前で死んだんです｡それでもう誰にも死んでほしくないと思って､だから時間を巻き戻そうとしたんです｡

工藤博士: そうですか｡城戸さんありがとうございました｡

〈記録終了〉