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クレジット
タイトル: SCP-XXXX-JP - ゲロバエ
著者: arumarin
作成年: 2026
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:10174877-4-ac01
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██の標準的生物飼育施設において標準的な蠅のものと同等の餌を定期的に与え、10匹以下の状態を保って収容してください。収容室内にてSCP-XXXX-JP-Aが発見された場合は即座に回収、規定量を保管した後、残りを薬剤によって処理してください。職員が収容室内に飲食物を持ち込むことは禁じられます。未収容のSCP-XXXX-JPが発見された場合は財団エージェントを派遣し、処理を行った後にカバーストーリー「食中毒」を適用してください。
説明: SCP-XXXX-JPは異常性を有するイエバエ(Musca domestica)です。SCP-XXXX-JPは後述する異常性を除き、一般的なイエバエとの差異は見受けられません。
SCP-XXXX-JPの雌は異常性を有する直径0.1mmの卵(以下、SCP-XXXX-JP-A)を産卵します。産卵までのプロセスは一般の蠅のものと同等であり、異常な点は確認されていません。SCP-XXXX-JPの雌は人間にとって一般に飲食物とされる物を産卵場所とし、一度に██個から██個のSCP-XXXX-JP-Aを産卵します。
SCP-XXXX-JP-Aは、人間によって飲食物と共に摂食された際に異常性を発現します。SCP-XXXX-JP-Aはその小ささから混入に気づかれることは少なく、ほとんどの場合において飲食物と共に摂食されます。SCP-XXXX-JP-Aを飲食物と共に摂食した人間は摂食後、不明な原理によって嘔吐します。この際吐かれた吐瀉物には、SCP-XXXX-JP-Aと同時に摂食された物が含まれています。体外で吐瀉物に接触したSCP-XXXX-JP-Aは急速に孵化します。SCP-XXXX-JP-Aは吐瀉物と共に吐かれるため、確実に吐瀉物と接触、孵化します。また、SCP-XXXX-JPは標準的なイエバエのものと同様のものに加え、吐瀉物を餌とします。そのため、SCP-XXXX-JP-Aは繁殖及び食料の確保を目的として嘔吐を促していると推測されています。なお、SCP-XXXX-JPの幼虫及び蛹は吐瀉物に反応せず、その他異常な点も確認されていません。SCP-XXXX-JPの幼虫及び蛹は通常のイエバエと同様に成長した後、蛹から羽化した時点で異常性を獲得します。
以下はSCP-XXXX-JPの異常性の解明を目的として行われた実験記録の抜粋です。なお、実験において発生した幼虫は実験後、処理されました。
実験記録-XXXX-JP-01
対象: D-7171
内容:SCP-XXXX-JP-Aが10個混入したサラダを摂食する。サラダはレタス、トマト、マヨネーズを用いた標準的なものを使用する。
結果: 摂食開始から約2分後、D-7171は嘔吐した。その後、吐瀉物から7匹、吐瀉物がかかったサラダから3匹の幼虫が確認された。
コメント: D-7171は「急に吐きたくなった、我慢できなかった」と話している。これなら吐瀉物が食事にかかり、摂食されていないSCP-XXXX-JP-Aも孵化させられるということか。
実験記録-XXXX-JP-02
対象: D-7171
内容:SCP-XXXX-JP-Aが10個混入したクリームシチューを摂食する。クリームシチューは鶏肉、玉ねぎ、ニンジンを用いた標準的な、十分に熱されたものを使用する。
結果: 摂食開始から約12分後、D-7171は嘔吐した。その後、吐瀉物からは規定量の幼虫が確認された。D-7171は摂食開始から約8分の時点でクリームシチューを完食していた。
コメント: SCP-XXXX-JP-Aは熱に対して耐性があるようだ。にしても、前回に比べると嘔吐するまでに時間がかかったな。
実験記録-XXXX-JP-05
対象: D-7171、D-6970
内容: D-7171は暖かい白米、D-6970は冷えた白米をそれぞれ摂食する。SCP-XXXX-JP-Aは両方に10個ずつ混入している。
結果: D-7171は摂食開始から約10分後、D-6970は摂食開始から約1分後に嘔吐した。その後、それぞれに規定量の幼虫が確認された。D-7171は摂食開始から約5分の時点で白米を完食していた。
コメント: 食品の温度によって嘔吐までの時間を変えているようだ。幼虫には熱耐性が無いためだと思われる。
発見経緯: 202█/3/4、██市立████小学校にて集団嘔吐が発生しました。その規模の大きさから異常存在の関与が疑われ、駆けつけたフィールドエージェントが吐瀉物を摂取しているSCP-XXXX-JPを発見、収容に至りました。最終的にはSCP-XXXX-JP約███匹、幼虫約█████匹、蛹約██匹が確保され、必要数を回収後、残りは全て処理されました。同献立の給食が提供された他の学校では集団嘔吐及びSCP-XXXX-JPの姿は確認されなかったため、当該校にてSCP-XXXX-JPが生息しており、何処かの地点でSCP-XXXX-JP-Aが食品に混入したものと推測されています。特筆すべき事項として、当該校では直近1年間、生徒、職員の月4回程度の嘔吐が確認されていました。以下は集団嘔吐発生時に6年█組教室に設置されていたタブレット1に残されていた映像記録です。
映像記録
日付: 202█/3/4
注記: タブレットはカメラが起動した状態で教場に積み上げられた教科書類の上に置かれ、横向きで教室全体を上から映している状態でした。また、当該クラスは給食の時間を「卒業パーティー」と称し、通常に比べ教室中を飾り付ける、机の位置を円形にするなどといった、パーティーを模した様相にしていました。
[記録開始]
12:25: カメラが起動される。給食当番の生徒が給食を持ち込む。一部の生徒が机を移動させ、円形の並びにしている。別生徒が教室を装飾している。この時点ではSCP-XXXX-JPは確認できない。
12:26: 配膳が開始される。以後、35分まで配膳が続く。
12:36: 食事が始まる。
12:37: 生徒の一人が机上に嘔吐。一部生徒が当該生徒と距離をとる。伊藤氏が当該生徒の近くに駆け寄り様態を確認する。SCP-XXXX-JPの羽音が記録され始める。
12:38: 別生徒二人が続けて嘔吐。教室内にて複数のSCP-XXXX-JPが確認される。
12:39: 嘔吐者が相次ぎ、クラスの四分の一程に及ぶ。羽音が増え始め、一部生徒がSCP-XXXX-JP及び幼虫の存在に気がつく。
12:43: 校内放送にて、全クラスで同等の事象が発生している事と教師陣への対応命令が放送される。
12:46: 嘔吐者が急激に増加、クラスの半数に及ぶ。伊藤氏が嘔吐する。SCP-XXXX-JPが目に見えて増加する。
12:47: 嘔吐者の増加、SCP-XXXX-JP及び幼虫の大量発生により、一部生徒がパニックになり、教室から飛び出す。それを起因とし、大規模な混乱が発生する。転倒する生徒も見られる。なお、他クラスでも同様の事象が発生した。
12:48: 生徒によってタブレットが倒される。悲鳴、足音が記録される。
12:49: 悲鳴と大きな衝撃音が記録される。この時、廊下、階段にて将棋倒しとそのタイミングでの嘔吐が発生していた。
12:50: 羽音が連続的に記録される。時たまカメラにSCP-XXXX-JP、幼虫が映りこむ。
[記録終了]
当該事案により、体調不良者、負傷者総勢███名、死亡者██名が確認されました。関係者にはカバーストーリー「集団食中毒」が適応されました。SCP-XXXX-JPが混入していた給食2は不明ですが、嘔吐者の発生時間の幅から、複数のものに混入していたものと推測されています。SCP-XXXX-JPがいつから当該校に生息していたかは分かっておらず、調査が進められています。
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- portal:10174877 (15 Dec 2025 23:40)




気持ち悪くは出来ているのですが、最後のパニック要素の一つである口の中に入るといのが今までの動きから逸脱したもの(ハエの習性としてはあるのかもしれませんが、異常性と関係が無いのが気になりました)になり、ここで作られたパニックという風に思ってしまいました。最後まで異常性を利用した悲劇に徹すると一貫性が出て納得感が出やすくなると思います。
細かい点
批評していただきありがとうございます。
・作られたパニック感 異常性を活かしつつ、できるだけ不快感を失わないように変えていきます。
・熱耐性 確かに・・・!もっと色んな視点から見るべきでした。処理の変更案もありがとうございます。
・分類 SCP-XXXX-JP-Aが個別に分類されているから、と幼虫と蛹を分類していたのですが、確かに読みやすい方が良いですね。説明を上手く変えて違和感なくやれるよう調整します。
・給食 不明という記述に改稿します。 他の調整を考慮して、このままで進めます。