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クレジット
タイトル: SCP-XXXX-JP - 君が望んだ自由だろう?
著者: phlo-fro
作成年: 2025
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発見時のSCP-XXXX-JP
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは財団が買い取ったオフィスビルの2階を特別収容室に改装した上で収容しています。SCP-XXXX-JPに対しての高強度の物理的作用は禁止されています。
説明: SCP-XXXX-JPは製造社不明の黒色合皮製エグゼクティブチェアです。一般的なエグゼクティブチェアよりも約70kg質量が大きいことが判明しています。座面は一般的な程度に消耗しており成人が長期間座っていたような跡がついています。SCP-XXXX-JPは脚部を中心として2rpm1で時計回りに回転しています。特定の人物以外の人間がSCP-XXXX-JPに接触しようとすると回転速度は最大で200rpmまで上昇します。SCP-XXXX-JPに異常な破壊耐性はありません。
SCP-XXXX-JPは201█年、当該オフィスビル元オーナーからの「所有者である戌居氏との連絡がつかない」という通報を受けて発見されました。戌居氏は現在も行方が分かりません。現在、当該オフィスビルは財団の所有する総合商社████の支社としてカモフラージュされています。SCP-XXXX-JPは要注意団体である如月工務店によって作成された物であると判明しています。関連文書については補遺XXXX-2を参照してください。
SCP-XXXX-JPは会社や団体等の環境を不満に思っている人物(以降は対象と呼称)が接近することで段階的に異常性が現れます。SCP-XXXX-JPの細部が確認できる距離まで接近した時点でSCP-XXXX-JPは回転運動を停止し正面を対象に向け続けます。その後、SCP-XXXX-JPに手が届く距離まで接近すると対象に異常性が現れます。当該の異常性は以下の通りです。
- 対象は即座に消失しその時点で不満に思っている環境(会社、団体等)の人物および監視が存在しない地点に移動します。その際に対象が認知している物理的および精神的拘束は全て除去されます。対象は当該の移動現象について認知しているように振舞います。また対象の周囲50mの範囲に存在する人物は対象の行動全てを許可するようになります。対象は当該の状況に驚きを表しますがその後に難なく理解を示します。
- 移動現象および周辺人物の変化現象から1~2日が経過した後、対象の周囲50mの範囲に存在する人物の行動が更に変化します。範囲内の人物は非倫理的な方法で対象に危害を与えようと行動するようになります。対象に与えられる危害のほとんどが物理的なものですが稀に精神的なものも含まれます。範囲内の人物にインタビューを行った結果、全員が自身の行動に対して疑問を有していませんでしたがそれ以外に異常な点は見られませんでした。当該の状況は対象にとって想定外であり困惑の表情を浮かべます。
- 周辺人物の2次変化現象から1~2時間が経過した後、対象に異常な点が見られるようになります。対象がその時点で有するほとんどの物品が消失します。消失は不明な機序であり如何なる痕跡も残すことがありません。また対象はあらゆる調理・作成に失敗するようになります。対象の調理・作成スキルに依らず確実に失敗します。更に対象は一定期間以上同じ場所に留まることが出来なくなります。一定期間経過後、対象はランダムな地点に移動します。現時点で完全に把握されている現象は上記のみですがこれ以外にも存在すると思われます。当該の現象に伴い対象の手元にカードが出現します。対象はカードを閲覧するとたいていの場合において錯乱状態に陥ります。カードには戌居氏の筆跡で「君が望んだ自由だろう?」と記されています。
個人差はあるものの対象は変化現象が起きて数日から数週間で栄養不足、外傷、感染症で死亡します。対象の遺体からは免疫系にあたる全ての構造・物質が消失していることが確認されています。
補遺XXXX-1: SCP-XXXX-JPまたは座面付近に向けて高強度の物理的作用を行った際にSCP-XXXX-JPから血液に類する匂いが発生しました。当事案の際にSCP-XXXX-JPに異常な破壊耐性が無いことが判明しました。
補遺XXXX-2: 対象に異常点が発生した後、対象に対して通信設備を用いてインタビューを実施した所、対象の言語能力が消失していることが判明しました。対象の脳機能に異常は見られませんでした。
補遺XXXX-3: 以下はSCP-XXXX-JPの関連文書です。
平成██年█月██日
如月工務店 様
戌居 ██
拝啓
突然のご連絡失礼いたします。貴社のご活躍を耳に挟み連絡させていただきました。貴社であれば私の依頼に応えて頂けると思い、本状をお送りしました次第です。
私は3年前より弁護士業を営んでおります。最近では幾らか業務にも慣れ、自身の仕事に誇りを持っています。自慢ではありませんがそれなりに有名であると自負しています。
しかしながら、悲しいことに名が売れれば売れるほど話の通じぬ者が現れるのです。私は私自身の正義を失うわけにはいきません。その者に適当な罪を与えることこそが私の役目であり正義なのです。罪ある者の無罪を叫ぶことは、どれだけ金を積まれようとも私にはできないのです。
自分語りが長くなりましたが貴社には私の事務所を改装して欲しいのです。罪なき虐げられた者には適当な自由を、罪があるにも関わらず罪を認めず喚く者には過ぎたる自由を与えられるように事務所を改めて頂きたいのです。
此処は譲れないところなのでありますが罪の判断は私でなくてはいけません。私は自身の正義の責任を持たねばなりません。そうでなくては正義たり得ないのであります。
我儘ではあると思いますが私の要望に応えて頂ければ貴社が望む事を喜んで行いましょう。私が差し出せる全てを差し出しましょう。
つきましては私の事務所の詳細等を含んだ資料を添付致しましたのでご高覧の上ご検討ください。ご不明な点等ございましたら、誠にお手数ですが返書にてお願い致します。
書面を以て依頼のお願いを申し上げます。
敬具
平成██年█月██日
戌居 ██ 様
有限会社 如月工務店
謹啓
平素より格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。
この度は事務所の改装依頼を頂きました事、大変喜ばしく思います。冤罪や裏取引が偏在するこの世の中、戌居様の輝く正義感には社員一同感銘を受けております。
しかしながら戌居様の事務所は賃貸契約であり、ご依頼の事務所に改装することが難しいと判明したため、弊社の方で会議を行い代替物品の作成を行うことに致しました。
戌居様のご依頼に沿うことが出来ず大変申し訳なく思います。つきましては代替物品をお作りいたしますのでお納めください。
代替物品について、誠に勝手ではございますが戌居様の自由寄与観はご謙遜であると認識し、自由を求める全ての人物に自由が与えられるように改めさせていただきました。
また戌居様が自由寄与の判断を行いたいとの事でしたので、費用として戌居様を頂くとともに代替物品のスイッチとして戌居様を組み込みいたします。更に特典として、戌居様の業務が何事にも邪魔できないような機構も付加させていただきました。
戌居様のより一層のご発展を心よりお祈り申し上げます。
謹言
付与予定タグ: scp jp safe 生命 家具 放射能 如月工務店
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異常性を社会的な自由に改稿してみました。
内容や書式等について批評してほしいです。-
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「自由」を渇望している人物にのみ異常性が現れます。戌居氏が言う所の「過ぎたる自由」が与えられます。
対象の認知している拘束(対象が解放を望んでいるもの)及び対象の行動を罰する法律が除去
↓
対象に対する行動を罰する法律が除去
↓
対象にかかる憲法{ここで示しているものは「生存権=健康で文化的(衣食住+言語)な最低限度の生活」}が除去如月工務店に一切の悪意はありません。何事にも邪魔されない機構として戌居氏には再生能力が与えられ、椅子には回転機構が備わっています。
椅子には透明になった戌居氏が座っています。戌居氏はスイッチとしての役割を持ちますが五感は消失しており、椅子から与えられた情報を受け取り自由寄与のON/OFFをするだけの存在になっています。
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ジャンル
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任意A任意B任意C-
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- portal:10107426 (06 Nov 2025 04:48)




読みました。
おそらくは裁判を受けさせる意図を持った椅子、ということでいいのでしょうかね。
内容に関してですが、私の認識不足もあるとは思うもののよく分かりませんでした。おそらくは先述の通り、裁判を受けさせるための椅子、ということなのでしょうが、描写や要素が様々な方向に散らばっており、どれをメインに見ればいいのか分からない、という印象です。
現在私が読み取れる要素としては"接近した人物の消失"、"裁判を受けさせる意志"、"行方不明の弁護士"、"八方に対する反応"、"放射線濃度が上昇"があり、どれを主題としているのか、どれを伏線にしているが読み取れない印象です。特に"接近した人物の消失"において、浮遊や消失、留置所への移動や消失した後に下水道で衣服だけ、など統一した要素がなく、何を基準にしているのかが読み取れない印象です。
個人的にはこれらの要素をもう少し取捨選択し、読み取らせたい要素に絞る方がいいのではないかと考えます。心配点として挙げている実験記録に関してもこれを増長している気がしますね、内容を絞るか、実験の意図を追加するなどして要素を分かりやすくすることをお勧めします。
以上、個人的な意見でしたが記事作成の一助となれば幸いです。
ご批評ありがとうございます
最初に考えていたものから付け足しすぎた感は自分でもおぼろげに感じていたのでとてもありがたいです
いただいた意見を踏まえてしっかりと推敲していきたいと思います
弁護活動と自由が意味として離れすぎているように見えて、露悪さが誘導されたもののように感じてしまいました。罪から逃れようとすることは単に罪からの逃避ですし、冤罪なら真っ当に自分の無罪を主張しているので自由を求めているかというとやや疑問ではあります。
また素粒子に分解されることが社会的な自由かというともちろん違いますが、自由さ故に破滅する展開ともまた違うので、罰として上手く機能しているようには思えませんでした。あくまで社会的な自由の意味合いで構成した方がスッキリする感じがあると思います。
ご批評ありがとうございます
私は「自由」を罪に関わる前の状態(すなわち自分の意思で満足に行動できる状態)として捉えていましたが、ご指摘されたことも真っ当であると感じたので再考していきたいと思います。
「過ぎたる自由」の罰に関しては「どうあがいても最初から絶望である」ことを念頭に置いて設定しました。私の思考では「社会的な過ぎたる自由」が開き直ればどうにかなるレベルの物しか生まれなかったのもあります。再考してみますが「社会的な過ぎたる自由」の案を教えて頂けると嬉しいです。
拙作になりますが、SCP-2300-JPでは「あらゆる命令を無視して犬の真似をさせる」という形で対象者に強制的に自由を与えています。組織の枠組みから解放されるものの最終的には虚無に陥るという流れで絶望へと追い込んでいます。
「罪を犯していながら(あるいは犯していないので)自由意志で行動できる状態」なら、法機能を逸脱していることを何らかの異常状態で表現できればいいのかな、と思います。これも言ってしまえば「開き直ればどうにかなる」のラインではありますが、自分なら「対象者の肉体を免罪符の書類に変換して、今後一生罪から無理やり逃れようとする限り、身体がすり減っていく」などを異常の土台に考えるでしょうか。
ご返信ありがとうございます
法機能からの逸脱をメインに据えつつ再考していきたいと思います