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特別収容プロトコル
SCP-XXXX-JPへのアクセスは規制されます。現在の最優先事項はSCP-XXXX-JPへのアクセスが可能な団体、もしくは人物の把握と拘束です。現在、SCP-XXXX-JPを用いた実験、収容作戦は禁止されています。SCP-XXXX-JP-2が財団施設内に出現した場合、SCP-XXXX-JP-2によるオブジェクトの強奪を防いでください。
2028/██/██付けで特別プロトコルと収容クラスの改定が行われました。改定前の収容クラスはsafeです。
説明
SCP-XXXX-JPは、泥棒・宅配会社 steal&deliveryと名乗る団体(この団体をPoI-XXXX-JPと指定)により運営されているホームページです。SCP-XXXX-JP内の注文ページへアクセスするとメールフォームが開かれます。このメールフォームではPoI-XXXX-JPの団体員であると名乗る人物との連絡が可能です。(この人物をSCP-XXXX-JP-1と指定)メールフォームでは自由にメッセージを送ることが可能です。
メールフォームにはSCP-XXXX-JP-1から「注文をお伺いいたします。」というメッセージが送られてきます。この時、存在し移動できるものであればあらゆるものを注文すること(注文したものを対象と呼称)が可能です。返信は平均約二分後返ってきます。条件に合わないものを注文した場合は「すみません。その注文はできません。」という返信が返ってきます。注文内容が条件に合うものであった場合、「承りました。入手後お届けします。」と返ってきます。その後、武装した3~12人の部隊が出現(この部隊をSCP-XXXX-JP-2と呼称)し、対象を保有している個人、団体への攻撃を行い、対象を盗難します。盗難が妨害され、対象を入手できないまま一時間がたつとSCP-XXXX-JP-2は消滅します。盗難に成功した場合、SCP-XXXX-JP-2は消滅し、注文者付近に対象が出現します。以下はSCP-XXXX-JPの実験記録の抜粋です。
実験記録XXXX-JP-A
被験者: エージェント・多義里
注文内容: リンゴ結果: 注文を送信後、12分でエージェント・多義里の近くにリンゴが出現した。東京都██区のスーパーでSCP-XXXX-JP-2によるリンゴの盗難事件が発生。
追記: これからは「財団施設に存在する~」としたほうがいいでしょう。ー██博士
実験記録XXXX-JP-B
被験者: エージェント・多義里
注文内容: 財団施設内に存在する電柱結果: 注文を送信後、SCP-XXXX-JP-1から「すみません。その注文はできません。」という返信が返ってきた。
実験記録XXXX-JP-D
被験者: ██博士
注文内容: 財団施設内に存在するAnomalousアイテム結果: 注文送信後財団施設内にSCP-XXXX-JP-2が出現。出現近くの最も最寄りにあったAnomalousアイテムを奪い消滅。その後██博士の近くにAnomalousアイテムが出現。
実験記録XXXX-JP-E
被験者: ██博士
注文内容: サイト-81██に存在するAnomalousアイテム結果: 注文送信後にサイト-81██にSCP-XXXX-JP-2が出現。サイト-81██に唯一存在するAnomalousアイテムの周りは強化鉄で覆われている。SCP-XXXX-JP-2は強化鉄を破ろうとするそぶりを見せたが、一時間たっても強化鉄が破れなかったことにより消滅。
実験記録XXXX-JP-H
被験者: ██博士
注文内容: 日本生類総研により奪われたSCP-████-JP1結果: 注文送信後にSCP-████-JPが保管されていた日本生類総研の研究室にSCP-XXXX-JP-2が出現。SCP-████-JPを奪い返し消滅。その後██博士の近くにSCP-████-JPが出現。
実験記録XXXX-JP-Hを受け、SCP-XXXX-JPの副次クラスをthaumielに指定し、要注意団体などが保持している異常オブジェクトの奪取に利用することが決定しました。
追記
20██/██/██、サイト-8174にSCP-XXXX-JP-2が出現。SCP-███-JP2を盗難しようと試みました。運よくサイト-8174内に居た機動部隊による防衛によりSCP-XXXX-JP-2は消滅しましたが、財団以外にもPoI-XXXX-JPへの連絡手段を保有している団体もしくは人物がいることが判明しました。このことを受け、特別収容プロトコルと収容クラスの改定が行われました。