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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが発生した財団のワームホール発生装置E-alphaはサイト8181の高危険物収容庫内に保存されます。
説明: SCP-XXX-JPは財団のワームホール発生装置E-alphaに30%の確率で発生する現象です。E-alphaはワームホールを半径10光年内の任意の2点にポータルを発生させる事ができます。また一つのE-alphaにつき2つ1組のポータルを発生させる事ができます。一方のポータルに入るとそれに対応するポータルから所要時間0で移動することができます。今まで100台のE-alphaが生産されてきましたが内70%は通常のポータルを発生させます。しかし30%は入る前の速度に時速100kmが加わった速度でもう片方から射出されます。
SCP-XXX-JPは財団のワームホールの制作の過程で生じました。ワームホールの3回目の実験後、研究責任者であった山羊博士が自らの研究室で100kgのカドミウム、鉛など人体に極めて有毒な金属に覆い被った形で死亡しているのが発見されました。調査の結果、1回目と2回目の実験で使用した金属と同一ではないとわかりました。また山羊博士の体は原型を留めておらず、極めて速い物体が衝突したことが判明しています。
後の研究により、ワームホールの異常性が確認されました。また3回目の実験終了後口梨研究員が山羊博士の許可を得ずに、実験室に入り、高汚染物質を従来の手順に従わず廃棄している事が判明しました。その汚染物質と山羊博士の遺体の周りで発見された物質は同一の物でした。
インタビュー記録: 以下音声記録を文字に起こした物です。
対象: 口梨研究員
インタビュアー: 立花博士
<録音開始>
立花博士: 何故あなたは実験室に無断で侵入したのですか。
口梨研究員: あいつを殺す為だよ。立花博士: あいつとは山羊博士の事ですか。
口梨研究員: そうだよ。あいつはおれのことを裏切ったんだ。立花博士: 裏切ったとは何のことですか。
口梨研究員: あいつはE-alphaの異常性を報告しなかったんだ。E-alphaは財団にとって重要な装置だからな。立花博士: 異常性について教えてください。
口梨研究員: E-alphaの一部は物質を時速100kmで射出するんだ。だから俺はそれを上に報告しようとした。でもあいつは初期不良に過ぎない、もう一度実験するまで報告はしないで欲しいと言ったんだ。立花博士:それでどうなりましたか。
口梨研究員: 2回目の実験でも同じだった。あれは完全に初期不良なんかじゃない。何かしらの異常性だ。立花博士: それを山羊博士に報告しましたか。
口梨研究員: ああ。そしたらあいつは俺を担当から外しやがった。そして報告書に何も異常は無いと書きやがった。立花博士: それで殺すことに決めんですか。
口梨研究員: ああ。あいつは危険だ。あいつは自分の出世しか考えていない。そして嘘がバレたら全部俺のせいにするつもりなんだと思ったら殺意が湧いたよ。立花博士: 何故E-alphaを使ったんですか。
口梨研究員: あいつが死ねば必ず調査が行われる。今こうしているようにな。そしたE-alphaの危険性を理解してもらえると思ったんだ。
<録音終了>