不定期毒殺 改訂ver.1

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アイテム番号: SCP-███-jp

オブジェクトクラス: Keter Euclid

特別収容プロトコル: 日本国内でSCP-SCP-███-jpが確認された場合、警察に偽装した機動部隊や-3("毒林檎")を派遣した上でカバーストーリー「混入事故」による情報擬装を実施します。またイベント「毒殺」(後記)の対象者に対して適切な処置を行います。

説明: SCP-███-jpは日本国内で不定期に発生する現象です。███市に在住する人から一人ががランダムに選ばれ、イベント「毒殺」が開始します。対象は毒物を投与されそれによって危篤状態に陥ります。危篤状態になってから48時間以内に適切な処置を行わなければ対象者は死亡し、行った場合、後遺症が発生することなく対象者は生還します。イベント「毒殺」の現場から指紋など犯人を示す証拠は見つかることはなく、何者かに持って意図的に引き起こされた可能性は極めて低いです。
イベント「毒殺」の対象者は現在まで4名が確認されており、以下の通りです。

対象者 年齢 性別 毒物 生存の有無
柏木律子 25才 女性 青酸カリ 死亡
矢田梨香子 8才 女性 未知の毒素 死亡
桐島真斗 51才 男性 硫化水素 生存
伊藤奏多 25才 男性 水銀 生存

2件目の事件発生後、警察は死刑囚武藤竜也氏に事件へ協力を求めました。武藤氏は10年前かつて医者であり、自身の担当する末期癌患者3名の安楽死の幇助容疑で死刑宣告を受けています。

対象: 武藤死刑囚

インタビュアー: 飯田刑事


<録音開始>

飯田刑事: 捜査に協力してもらえないか。君に治療方法を聞きたい。君ほど毒物に詳しい人間は居ないんだ。

武藤死刑囚: 何も話すことは有りません。

飯田刑事: 君は警察を恨んでいるのか。

武藤死刑囚: そうですよ。私は痛みに苦しむ姿を見て、楽にしてあげたかっただけだ。

お前らのシナリオ通りにはさせない。


飯田刑事: 何の事だ。我々は何をしたんですか。
武藤死刑囚: そんな事も知らないならもういい。看守さん、話は済みました。

飯田刑事: 待ってくれ。

<録音終了>

対象: 武藤死刑囚

インタビュアー: 飯田刑事


<録音開始>

飯田刑事: 昨日は申し訳ありません。

武藤死刑囚: それだけですか。もう帰って下さい。

飯田刑事: 警察はあなたが患者から安楽死の依頼を受けた音声データを隠していました。そして、最初は安楽死の依頼を受けていたが、自身の殺人衝動を抑えられなくなった狂った医者という構図をでっちあげた。警察を代表してお詫びします。

武藤死刑囚: 謝ったから許されるものでないですよ。もうお終いです。看守さん。

飯田刑事: 待ってください。あなたの弁護士に聞きました。あなたが国選弁護士を変えたのはあなたに精神鑑定を受けるよう促したからです。あなたは精神鑑定を受けて無罪になる事よりも最後まで医者として患者に向き合ったことを言いたかったのではありませんか。その医者としてのあなたを今示してくれませんか。
武藤死刑囚: 看守さん、話は済みました。

<録音終了>

以下は2回目の面会後武藤死刑囚が飯田刑事に宛てた手紙です。

補遺: 治療の効果は無く、矢田梨香子は危篤のまま死亡しました。

2件目の事件後、武藤氏の手紙に記されていた5名のうち生存が確認される3名の身柄を財団サイト8160へ移送しました。

サイト8160管理者の申請書

SCP-███-jpについて武藤氏はSCP-███-jpを生み出した人物です。
彼を機動部隊や-3の正式な隊員にすることを申請します。
また財団の機械部門と協力して彼が作った装置の在処を探す必要があります。

申請は許可されました。

財団の調査の結果、武藤氏が作った装置以下SCP-███-jp-1は確かに存在し、またその異常性が発揮する際には特異な反応が見られることが判明しました。以下これをPM反応とします。現在PM反応からSCP-███-jp-1の所在地を追跡する事は出来ませんが、今後の研究では可能性はあります。また、武藤氏から設計図を提供された機械部門はSCP-███-jp-1が異常性を発揮する可能性をPM度という尺度で計測することに成功しました。現在全ての財団職員は月に1度自身のPM度を確認するテストを受ける必要があります。

PM度(機械部門所属の研究員らが命名)とは、SCP-███-jp-1がある人物に対してその異常性を発揮する確率を示した物です。下限が0でPM度が1を超えた時点で「毒殺」イベントが確実に発生します。財団のシュミレーションではPM度が最も高い人物から「毒殺」イベントが発生すると見られています。以下のPM度の測定結果です。

~ 人物 PM度
武藤氏 0.00
武藤氏を除く機動部隊や-3("毒林檎") の平均 0.7
財団職員の平均 0.60
Dクラス職員の平均 0.20
財団以外の人物の平均 0.30
山羊氏 0.95
稲垣氏 0.87
加藤氏 0.81

201█/10/25 財団サイト8160で事案1が発生しました。以下はその詳細です。
財団の調査では山羊馨氏に「毒殺」イベントが発生するはずでしたが、実際には機動部隊や-3("毒林檎")の隊長桐島氏に発生しました。桐島は武藤氏らの治療によって生存する事が出来ました。使用された毒物は硫化水素でした。
事案1の直前に桐島氏のPM度計測計がPM度の急激な変化を知らせる警報を発動していました。

事案1発生後、PM度の大規模な再測定が行われました。以下はPM度の測定結果です。

~ 人物 PM度
武藤氏 0.00
武藤氏を除く機動部隊や-3("毒林檎") の平均 0.65
財団職員の平均 0.50
Dクラス職員の平均 0.16
財団以外の人物の平均 0.21
山羊氏 0.32
稲垣氏 0.27
加藤氏 0.21

この結果を受けて武藤氏を除く機動部隊や-3("毒林檎") は財団サイト8160にある職員用住居に厳重な警備を受けた上で移送する事が決定しました。

武藤氏の精神状態を詳しく調べる事でSCP-███-jp-1の活動に武藤氏の精神状態が関係すると判明しました。武藤氏の精神状態が安定した状態ではPM度は全般的に低い傾向にあり、怒りや不安など不安定な状態ではPM度が全般的に高い傾向にあります。
今回の事案1についてSCP-███-jp-1が知性を持つ可能性が判明しました。予想ではSCP-███-jp-1は武藤氏に精神的なダメージを与える事を目的として行動している可能性があります。

サイト8160管理者の申請書

事案1の発生は我々にとって大きな痛手であった。
財団の毒物のエキスパートを集めた機動部隊や-3("毒林檎")が武藤氏を残して機能しなくなった。
この事態に対しで我々はこれ以上のない苦痛を強いる事となりました。
私は武藤氏を機動部隊や-3("毒林檎") の隊長とする事を申請します。SCP-███-jp-1を生み出した人物であり、武藤氏の精神状態がSCP-███-jp-1に影響を与える以上、彼はSCP-███-jp-1の封じ込めを行える唯一の人物であるとみられます。

申請は許可されました。
武藤氏をリーダーとする機動部隊や-3("毒林檎")の再編は完了しました。

201█/2/25 財団サイト8160で事案2が発生しました。以下はその詳細です。
サイト8160が管理されていた機動部隊や-3("毒林檎")の隊員伊藤奏多氏に「毒殺」イベントが発生しました。桐島は財団医療チームの治療によって生存する事が出来ました。使用された毒物は水銀でした。
事案2の直前に伊藤氏のPM度計測計がPM度の急激な変化を知らせる警報を発動していました。

事案2発生後、PM度の大規模な再測定が行われました。以下はPM度の測定結果です。

~ 人物 PM度
武藤氏 0.00
武藤氏を除く機動部隊や-3("毒林檎") の平均 0.55
財団職員の平均 0.40
Dクラス職員の平均 0.06
財団以外の人物の平均 0.11
山羊氏 0.22
稲垣氏 0.17
加藤氏 0.11

事案2の発生に伴うSCP-███-jp-1のPM反応からSCP-███-jp-1の所在地が判明し、サイト8150の危険物収容庫で保管されています。
財団の知性確認テストの結果SCP-███-jp-1は成人並の知性を持つことが判明しました。以下はそのインタビュー記録です。

対象: SCP-███-jp-1

インタビュアー:御手洗博士


<録音開始>

御手洗博士: 君と武藤氏の関係は何ですか。

SCP-███-jp-1: 私は彼の闇の人格です。

御手洗博士: どうして君に彼の人格が移ったのですか。

SCP-███-jp-1: 彼は自分が担当する患者に何も来ない事を嘆いていました。安楽死を志願され、患者を助けたいという思いと医者としての葛藤に嘆き、その闇の心が安楽死の機械である私に移ったのです。

御手洗博士: 財団の職員に危害を与えたのは、彼を傷つけ、自分の能力を強くするためか。
SCP-███-jp-1: そうですよ。でも彼が助ける度に自分の力は衰えていった。こうして収容された今では能力を失ったも同然です。

<録音終了>

SCP-███-jp-1の収容後、PM度は著しく低下しました。原因はSCP-███-jp-1が収容された事で武藤氏が自らが作った機械によって毒殺事件が発生している事に対して感じていた不安が消失した結果と見られます。現在では異常性が発動することはないと見られています。このインタビューの後、武藤氏にクラスC記憶処理が行われました。これに伴いSCP-███-jpのオブジェクトクラスはEuclidに変更されました。

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