母親の心、子知らず

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とある職員の母が出張先として財団フロント企業にやってくる。(母視点tale)
そのオフィスでは娘である職員が働いており、偶然その姿を見かけてしまう。(この時点では【あの女性】と称しているが、ほぼ娘であると確信)娘の方は財団入社後の記憶処理によって家族についての[正しい記憶]を失っている。()
母は自らの子が今どこで働いているのか把握できておらず(娘は入社式taleの後一度も実家に戻っていない、連絡もない。大企業とあらば、転勤で入社直後の配属から外れていることも十分に考えられた。通常なら社員家族から会社へ問い合わせの電話は可能だが、作中世界の情勢により「お問い合わせ」することは即ち"権力に疑いを持つ"事に直結する事と見なされ、目をつけられると同時に命の危険に晒される事になりかねない。)、連絡もろくに取れない中、我が子の活躍と身の安全、何よりも幸せであることを必死に祈るしかなかった。立ち居振舞い、しゃべり方(一音目の発音が弱い。若干どもって、もごもご言っているような感じ)。そして何よりも、歩いていく後ろ姿にあの時(入社式前日、玄関)に見た娘の面影が重なる。話しかけようとするも、母に気がつかないまま忙しそうに走り去っていった。駆けていく足音も昔は聞きなれたもの。出張先での用事を終え、母はオフィスを後にした。結局会話はできなかったものの娘が元気にしていることが分かり一先ずの安心を覚える。

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