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アイテム番号: SCP-XXXX-JP-EX

オブジェクトクラス: Euclid Keter Explained

特別収容プロトコル: 2021/12/16を以て、SCP-XXXX-JP-EXの収容は停止されました。今後、財団による一切の収容・封じ込め活動が行われる予定はありません。

説明: SCP-XXXX-JP-EXは、2020/07/11に発見された、人間の精神に後述するような不可逆的な原因不明の影響を及ぼす複数の現象の総称です。SCP-XXXX-JP-EXを構成する現象は以下の4つから成ります。

SCP-XXXX-JP-EX-αは、SCP-XXXX-JP-EXの現象群の中で最初に発現する現象です。SCP-XXXX-JP-EX-αは、曝露者に対し、特定の概念に対する不可逆的な健忘を発生させます。対象となる概念は、概ね電気製品の使用方法や義務教育レベルの理科的知識などに集中しています。SCP-XXXX-JP-EX-αが人間の身体機能に及ぼす影響は現在まで観測されていないことから、物質的でない方法で思考機能への干渉が行われていると推測されています。SCP-XXXX-JP-EX-αは、それ自体は一般的な認知症などの記憶障害疾患と区別することが不可能です。そのため、SCP-XXXX-JP-EX-αの研究サンプルは、記憶障害疾患と誤認されて記録が行われ、曝露者の死亡後に解剖によってSCP-XXXX-JP-EX-αの発現が確認された3例以外に存在していません。SCP-XXXX-JP-EX-αが発現した段階でそれを特定することは不可能であり、また曝露しても外部への被害が大きくないことから、SCP-XXXX-JP-EX-αの曝露者を発見する試みは行われていません。
SCP-XXXX-JP-EX-βは、SCP-XXXX-JP-EX-αの発現から最短で18分、最長で22日で発現する現象です。SCP-XXXX-JP-EX-βに曝露した人間は、社会生活において曝露以前より非理性的な振る舞いをするようになります。具体的には、恒常的に衣服を着用しない、公共空間の便所でない場所で排泄行為をする、封鎖されている場所に侵入するなどの行為が挙げられます。曝露者は、自身が社会道徳的でない行動をしていることを認識できず、そのことを他人から伝えられてもそれを記憶することができません。なお、特筆すべきこととして、統計データによれば、曝露者の社会道徳に反した行動の増加にもかかわらず、殺人などの重大な犯罪数の上昇が見られていないことから、非理性的な振る舞いには未知の条件があると推測されています。SCP-XXXX-JP-EX-βは、非異常性の精神障害疾患と区別することが困難ですが、曝露者の爆発的増加を受けて、2021/01/07より曝露者の疑いのある人間は、正確な検査を通さずに人権を侵害しないかたちで収容することとする方針が採用されました。
SCP-XXXX-JP-EX-γは、SCP-XXXX-JP-EX-βの発現から最短で5時間、最長で59日で発現する現象です。SCP-XXXX-JP-EX-γは、曝露者に対し、一般的な言語による意思疎通への重篤な影響を及ぼします。曝露者は、文字または音声、その他の伝達方法を通した言語による意思疎通において、平均で4歳児程度にまで語彙能力が低下します。言語による意思疎通が完全に不可能になる曝露者も少数確認されています。SCP-XXXX-JP-EX-γは、非異常性の言語野障害疾患との区別が困難ですが、SCP-XXXX-JP-EX-βと同様の理由により、2021/01/07より正確な検査を通さずに収容することとする方針が採用されました。
SCP-XXXX-JP-EX-δは、SCP-XXXX-JP-EX-γの発現から最短で19分、最長で37日で発現する現象です。SCP-XXXX-JP-EX-δに曝露した人間は、その居住地を離れ、近隣にある森林や草原などの未開発地帯に定住するようになります。曝露者が自身の曝露を認識しているかどうかの調査は、SCP-XXXX-JP-EX-γの影響により曝露者との意思疎通が概ね不可能であるため、現在まで成功していません。統計データによると、SCP-XXXX-JP-EX-δの曝露者は、非曝露者よりも凍死や餓死による死亡率が著しく上昇しています。

SCP-XXXX-JP-EX現象群は、いずれも曝露者に対して一切の物理的影響を与えることなく上記の異常性を発現します。そのため、曝露者の身体の調査による研究は不可能です。現在、SCP-XXXX-JP-EXの研究は、曝露者へのインタビューを中心に行われています。

対象: D-14573(SCP-XXXX-JP-EX-βに曝露)

インタビュアー: 郡司主任研究員、東海林研究員

日時: 2020/10/13

<録音開始>

郡司主任研究員: それでは、D-14573、あなたが1週間前にしたことを、覚えていますか?

D-14573: はい、一応覚えてます。

東海林研究員: これは警察の取り調べではありませんし、発言によって貴方が罰されることは原則ありませんから、安心してください。

D-14573: はい…

郡司主任研究員: それでは、10/06の13:00から14:00の間に貴方がしたこと、見たことを出来る限り詳細に述べてください。

D-14573: えっと、あの日は朝から実験があって、それが1時に終わって、一目散に宿舎へ帰りました。それで、その日は一日中トイレに行ってなくて、お腹を痛めてしまってたので、はやく宿舎のトイレに行かなきゃと…それで、ええと、たぶん事務室の前を通りがかったときくらいに、ふと思いついたんです。トイレが遠いならここですればいいじゃないかと…

東海林研究員: 何かそう思いつくきっかけは思い当たりますか?

D-14573: いえ、はっきり言って全く…。ただ突然、トイレに行かなきゃっていう考えを忘れたというか…。

郡司主任研究員: わかりました。それでは、自分がしたことをどう思っていらっしゃいますか?

D-14573: いや…取り押さえられて、何してるんだと言われるまで、自分がまずいことをしていることにすら気づきませんでした。今でも、なんとなくしか分からなくて…

東海林研究員: それは残念です。あれは本当に酷いものでしたから…

郡司主任研究員: それはともかく、あの後、なにか貴方の心身に感じた変化などはありますか?

D-14573: 実は、だいぶ心が軽くなった気がするんです。今までは悩みの種に押しつぶされていたのが、ふっと解放されたような感じですかね、なんていうか、自然に帰った感じというか。

東海林研究員: それはいいことですね。貴方のような職員は毎日かなりの作業負荷を…

郡司主任研究員: その辺にしてください。それでは、本日のインタビューはこれで終了です。

<録音終了>

記事: D-14573は、インタビューの4日後にSCP-XXXX-JP-EX-γへの曝露が確認されました。

補遺1: 以下は2021/12/16以前の特別収容プロトコルです。現在、この収容手順は適用されないことに留意してください。

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、曝露者に対して攻撃性を上昇させる効果を及ぼさないため、曝露者の収容は他の非異常性動物と同じように行うことが可能ですが、人権上の懸念のため、すべての曝露者に以下のような収容方法を適用します。

SCP-XXXX-JPのすべての曝露者には、言語による意思疎通が可能であるかにかかわらず、収容前に職員によるインタビューが行われ、曝露者の認識ならびに収容される意思を確認します。なお、2021/01/07より、曝露者に収容される意思があるかにかかわらず収容を行う方針が採用されました。
SCP-XXXX-JPのすべての曝露者の収容にあたっては、サイト-81A9に設置された7m×7m×3mの簡易収容スペースが割り当てられ、収容スペース内には以下の物品を設置します。

  • シングルベッド1台
  • 冷蔵庫1台
  • 家庭用エアコン1台
  • テレビ1台
  • 財団による検閲済みのネットワークに接続されたコンピュータ1台
  • 外線用固定電話1台

SCP-XXXX-JPのすべての曝露者には、収容時に以下の物品を提供します。

  • 食事(1日3回)
  • 被収容者が申請した娯楽品(サイト管理官に許可されたもののみ)

SCP-XXXX-JPの研究は、サイト-81A8において、機動部隊に-7("勿忘")によって行われます。曝露者との接触は曝露可能性を高めないことから、部隊員との接触についての制限は設定されていません。

補遺2: SCP-XXXX-JP-EXは、2020/07/11に、東京都葛飾区にある████病院で最初の曝露者が発見されました。曝露者はすでに死亡済みで、死体の解剖が行われたところ、想定されていた精神障害疾患の原因である脳組織の異常が見られなかったことから、報告を受けた医師会に潜伏していた財団エージェントが異常オブジェクトに該当すると判断しました。曝露者はSCP-XXXX-JP-γへの曝露後に死亡しており、死因は非異常性の疾患によるものと考えられています。財団は当該オブジェクトをSCP-XXXX-JPに指定し、オブジェクトクラスをEuclidに指定しました。

補遺3: 2021/01/07に、SCP-XXXX-JP-EXの曝露者が世界人口の█%に達するとの予測を踏まえ、郡司主任研究員によって、SCP-XXXX-JP-EXのオブジェクトクラスをKeterに変更し、収容基準を拡大し、同時にSCP-XXXX-JP-EXの管轄を暫定的に財団本部へ移管する方針が提案されました。

SCP-XXXX-JPは急速な拡大を続けています。すでに世界██ヶ国で曝露者が確認され、日本支部理事の4名もSCP-XXXX-JPへの曝露により議決権の停止が行われています。SCP-XXXX-JPはAK-クラスシナリオを引き起こし得る重大な脅威です。財団はSCP-XXXX-JPを総力を挙げて収容する必要があります。
-郡司主任研究員

O5評議会提言概要

提言:
“ SCP-XXXX-JPのオブジェクトクラスをKeterに変更し、収容基準を拡大し、同時にSCP-XXXX-JPの管轄を暫定的に財団本部へ移管する” (郡司主任研究員)

評議会投票概要:

棄権
O5-1 O5-3 O5-12
O5-2 O5-10
O5-4
O5-5
O5-6
O5-7
O5-8
O5-9
O5-11
O5-13

結果
可決

コメント:

君子危きに近寄らず。-O5-1
腹が減った。 -O5-7

補遺4: 2021/12/16に、東海林研究員によって、SCP-XXXX-JP-EXの危険性が予測より低いという内容の研究報告が提出され、それに基づきSCP-XXXX-JP-EXのオブジェクトクラスをEuclidに変更し、収容基準を以前の状態に戻す方針が提案されました。

SCP-XXXX-JPにKeterクラスの収容難度性はありません。SCP-XXXX-JPは曝露者に攻撃性を与えませんし、将来的には曝露者にとって良い影響を与えることが実験によって示されています。SCP-XXXX-JPの収容は現状では行う必要がないことから、Euclidクラスを適用して将来的な経過観察を行う方針が適当であると考えられます。
-東海林研究員

O5評議会提言概要

提言:
“ SCP-XXXX-JPのオブジェクトクラスをEuclidに変更し、収容基準を以前の状態に戻す。” (東海林研究員)

評議会投票概要:

棄権
O5-3 O5-1 O5-11
O5-5 O5-2 O5-12
O5-4
O5-6
O5-8
O5-9
O5-10
O5-13

結果
否決

コメント:

当然だ。SCP-XXXX-JPはKeter以外であり得ない。二度目があれば処分も検討する。-O5-1
7は凍えていないだろうか… -O5-11
物差しがどこにも見当たらない。 -O5-12

補遺5: 2021/8/29に、郡司主任研究員によって、SCP-XXXX-JP-EXの拡大速度についての研究結果が提出され、それに基づきSCP-XXXX-JP曝露者の収容基準を拡大し、収容と研究に追加で資金を投入する方針が提案されました。

このところ、SCP-XXXX-JPに対する財団の態度が軟化しているように感じます。すべての担当職員は、SCP-XXXX-JPはAK-クラスシナリオを引き起こし得る危険なオブジェクトであることを再認識し、財団としてあるべき立場をよく考えるべきです。
SCP-XXXX-JPは拡大を続け、その場凌ぎの収容ですら困難になりつつあります。収容と無力化にはより多くの人員、資源、そして努力が必要です。

-郡司主任研究員

O5評議会提言概要

提言:
“ SCP-XXXX-JPの収容基準をさらに拡大し、防護研究に追加予算を拠出する。” (郡司主任研究員)

評議会投票概要:

棄権
O5-1 O5-4 O5-2
O5-3 O5-6 O5-12
O5-8 O5-9
O5-11
O5-13

結果
否決

コメント:

何故だろう、頭が痛い。-O5-1
5も10もきっと喜ぶだろう。-O5-9
意味などありはしない。 -O5-12

補遺6: 2021/12/16に、東海林研究員によって、SCP-XXXX-JP-EXは非異常性の現象であるという報告が提出され、それに基づき、SCP-XXXX-JP-EXのオブジェクトクラスをExplainedに変更し、収容を停止する方針が提案されました。

そもそもSCP-XXXX-JPは異常な現象ではなかったのです。SCP-XXXX-JPは人間を野生化させ、文明の崩壊を引き起こしかねない危険な現象と認識されてきましたが、調査によりSCP-XXXX-JPが引き起こす野生化は人間に恒常的に起こり得る非異常的な現象であることが明らかになりました。人間の野生化は、人間を退化させる異常な変化ではなく、人間を進歩させる正常な変化なのです。
-東海林研究員

O5評議会提言概要

提言:
“SCP-XXXX-JPのオブジェクトクラスをExplainedに変更し、収容を停止する。” (東海林研究員)

評議会投票概要:

棄権
O5-1 O5-12
O5-2
O5-13

結果
可決

コメント:

良い。 -O5-1
頂上は雲に覆われ、なにも見えない。 -O5-12

補遺7: 2021/12/19に、郡司主任研究員によって、SCP-XXXX-JP-EXのオブジェクトクラスをKeterに変更し、収容を再開する方針が提案されました。

SCP-XXXX-JP-EXは誰が見てもわかる明らかな異常現象です。SCP-XXXX-JP-EXは世界に大きく広まり、O5議会のメンバーにも曝露者が発生しています。財団の研究員がSCP-XXXX-JP-EXを非異常性の現象であると無根拠に述べること、及びO5議会がそれを容認することはあってはならないことであり、既にO5議会も正常な判断が不可能な状態だと考えられます。これらの異常事態はSCP-XXXX-JP-EXの未知の異常性が引き起こしている可能性があることから、一刻も早くSCP-XXXX-JP-EXの収容を再開し、全容を解明するための調査を行うべきです。
-郡司主任研究員

たった3日前まで、私も心のどこかでSCP-XXXX-JP-EXを危険な異常現象だと思っていた。SCP-XXXX-JP-EXは世界を飲み込み、私の何人かの同僚をも連れ去ったように思えた。
財団の基本理念は、人類の存続のために異常物品を収容することであった。我々は、いつも人類の未来を思い、暗闇の中で戦い続けてきたつもりだった。
SCP-XXXX-JP-EXは私に問いかけた。「なぜ貴方たちは人類を守るのか?なぜ貴方たちは人類の都合のいいように異常を決めるのか?」
私は悩んだ。何日考えても、問いの答えは出なかった。私たちが本当に守るべきなのは、この異常にあふれた地球なのかもしれない。人類にとって異常であったものが、地球にとっては全くの正常なのかもしれない。私は後悔した。我々は「人類のため」と理由をつけて、世界にありふれた異常物品を収容した。「人類の発展」を妨げるものを異常だと糾弾した。人類のために地球を犠牲にして、残るものは何か。全てが使い尽くされた空っぽの地球と、それにへばりつく無残な人類だけではないか。
もはや、人類は世界の頂点に立つものではありえない。人類が他の生物と同じように自然を享受し、異常に思えるものと共存することで、「地球の正常」は保たれるのだ。SCP-XXXX-JP-EXを異常だと述べるものも居る。しかし、世界を知らない我々人類に、ものごとを異常と決めつける権利はない。いまの私にできることは、人類の「偽りの進歩」に終止符を打つことだけだ。
きょう、私は、我々は世界の頂点から飛び降りる。これは人間にとっては苦渋の退化であっても、地球にとっては希望の進歩であろう。

-O5-12

O5評議会提言概要

提言:
“SCP-XXXX-JP-EXのオブジェクトクラスをKeterに指定し、収容と研究を再開する。” (郡司主任研究員)

評議会投票概要:

棄権
O5-12

結果
動議否決

コメント:

私には決める権利などない。 -O5-12

O5評議会提言概要

提言:
“すべてのオブジェクトの収容を停止し、SCP財団を解散する。” (O5-12)

評議会投票概要:

棄権
O5-12

結果
可決

コメント:

去りゆく支配者の幸運を祈って。 -O5-12

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