Mnsy 1

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter
Neutralized

**特別収容プロトコル: ** 岐阜県███市を囲うようにSCP-XXX-JPの研究施設を建設します。研究施設は表向きは解体業者もしくは建設会社としてください。研究施設には最低10名以上の研究スタッフを配置し、SCP-XXX-JPの出現を交代制で監視してください。また、研究施設には機動部隊に-9”迷惑な観客”を常時配置します。
SCP-XXX-JPが出現した場合、機動部隊に-9を派遣し、火炎放射器による終了措置を実施してください。
SCP-XXX-JP-B群は、触らないよう十分に注意し、サイト81██へ移送してください。
カバーストーリー”大規模な都市開発計画”を流布し財団管理の元、岐阜県███市を立ち入り禁止区域に指定します。
岐阜県███市に侵入者が現れた場合、即座に機動部隊に-13”迷惑な観客”を派遣し拘束した後、クラスB記憶処理をしてください。
毎月20日にSCP-XXX-JPが発生した場合、直ちに財団機動部隊に-13”迷惑な観客”を派遣してSCP-XXX-JP-C群の増殖を防いでください。

SCP-XXX-JP-B群はサイト81██内の低脅威度物品収容ロッカーに収容されています。

**説明: ** SCP-XXX-JPは2006年█月█日岐阜県███市に突然現れた正体不明の音楽団及び音楽団の持つ楽器です。(以後、音楽団員をSCP-XXX-JP-A群、楽器をSCP-XXX-JP-B群と呼称。)
また、SCP-XXX-JP-B群には全て、黒澤希美という名前が刻まれています。
黒澤光希氏については、火事によって既に死亡しています。

SCP-XXX-JP-Aは火器に対する抵抗が無く、火炎放射器による終了措置が可能です。
SCP-XXX-JP-Bは完全な物理耐性を有しており、現時点での破壊は不可能です。

SCP-XXX-JPは毎月20日に岐阜県███市にランダムに発生します。発生時、SCP-XXX-JP-B群から音が鳴っている事が確認されています。

発生直後、SCP-XXX-JP-Aはプロセス1を開始します。プロセス1開始後、SCP-XXX-JP発生地点から半径約100m以内に居る人間はSCP-XXX-JPに依存状態になります。この際、依存状態になった人間はミーム汚染を受けていると推察しています。
このミーム汚染は記憶補強剤によって無効化させることが可能です。
また、依存状態の人間はクラスA記憶処理により鎮静化させることができます。
(以後、依存状態に入った人間をSCP-XXX-JP-C群と呼称)

SCP-XXX-JP付近に椅子が用意され、SCP-XXX-JP-C群は即座にSCP-XXX-JP付近へ移動を開始します。
10名以上のSCP-XXX-JP-C群が椅子に座った場合、プロセス1が完了します。プロセス1完了後、即座にプロセス2に移行します。

プロセス2はSCP-XXX-JP-A群による楽器の演奏です。演奏は約30分間継続されます。
演奏されている曲は黒澤希美氏の作曲した曲です。
尚、演奏自体に異常性は無いと予想されています。
プロセス2の途中、SCP-XXX-JP-C群への如何なる記憶処理も無効化されます。また、SCP-XXX-JP-A群、B群、C群は如何なる攻撃も無力化されます。

プロセス2終了後、SCP-XXX-JP-A群はSCP-XXX-JP-B群をその場に置いて消失します。SCP-XXX-JP-C群はSCP-XXX-JP-B群を触った後、依存状態から解放されます。

警告: 閲覧するにはSCP-XXX-JP/4クリアランスが必要です。

**説明: **翌月の20日にSCP-XXX-JP-C群は無条件に最大20名で集合し、SCP-XXX-JP-A群に変化することが確認されています。この際、
(以後、SCP-XXX-JP-C群からSCP-XXX-JP-A群に変化した存在をSCP-XXX-JP-D群と呼称。)

SCP-XXX-JP-D群は完全な物理耐性を有しており、如何なる攻撃手段も無効化されます。

SCP-XXX-JP-D群は毎月20日に地球上のランダムな位置に発生します。それ以外の性質はSCP-XXX-JP-A群と酷似しています。この性質によりSCP-XXX-JPがAKクラスシナリオを引き起こす事が予想されており、このオブジェクトはKeterに格上げされました

実験記録1: **
実験内容: プロセス1中のSCP-XXX-JP-C群にクラスA記憶処理を実施。
結果: **SCP-XXX-JP-C群は全員沈静化されました。

実験記録2: **
実験内容: プロセス2中のSCP-XXX-JP-C群にクラスA記憶処理を実施。
結果: **変化はありませんでした。

実験記録3: **
実験内容: プロセス1中及びプロセス2中のSCP-XXX-JP-A群への接触
結果: **SCP-XXX-JP-A群への接触は、如何なる手段を用いても不可能と結論付けられました。

補遺1: **黒澤希美氏の友人へのインタビュー
対象: ██氏
インタビュアー: ██博士
インタビュー開始
博士: 「こんにちは」
██: 「こんにちは」
博士: 「今回はインタビューに応じて頂き、ありがとうございます。」
博士: 「では早速本題に入りましょう。死亡する前の黒澤希美さんの状況について教えてください。」
██: 「はい。彼女はずっと1人で音楽をやっていて、色んな楽器を使ってネットに投稿したりしてました。でも、あんまり有名にはなれなかったらしいですね。」
博士: 「なるほど」
数秒沈黙
██: 「ちょっと待ってください。1つ思い出しました。」
博士: 「教えていただけますか?」
██: 「大丈夫です。その前に、インタビュー終わったらもう変な人らが家に来るのは無くなるんですよね?」
博士: 「断言することは出来ませんが、少なくともしばらくは無くなるでしょう。」
██: 「ありがとうございます。で、その思い出したのが・・・彼女ずっと口癖で、なんでみんな私の才能に気づかないの?とか、私が作曲した曲が世界に出れば絶対に世界一のミュージシャンになれるのに。とか愚痴っぽく言ってました。」
博士: 「ありがとうございます。」
██: 「どういたしまして、でもなんで今更こんなこと?」
博士: 「その疑問にお答えすることは出来ません。」
██: 「それは残念。ちなみに私から出る有益な情報もこれくらいですよ。」
博士: 「そうですね。我々もあまり深追いするつもりはありません。とても有意義な情報をありがとうございました。では私はこれで。」
インタビュー終了
終了報告書: **このインタビューにより、SCP-XXX-JPは黒澤光希氏が作曲した曲の世界中への布教を目的としている説が有力視されました。

**補遺1: **財団はSCP-XXX-JPについてのこれ以上の実験はオブジェクトの危険性を拡大させると判断し、予定中の実験を中止しました。

**補遺2: **2014年█月█日、SCP-XXX-JP-A群並びにSCP-XXX-JP-D群は無力化されました。これにより、SCP-XXX-JPのオブジェクトクラスをNeutralizedとしました。
財団は別のアノマリーの存在あるいはSCP-XXX-JPの新たな異常性の発現と推察しており、引き続き調査する方針です。
SCP-XXX-JPの無力化は突如として起こったものであり、財団とは関係がない事が予想されています。

**補遺3: **[SCP-XXX-JP-A群及びSCP-XXX-JP-D群には記憶・記録改竄能力を有する事が確認されました。
また、記憶・記録改竄能力は、記憶補強剤によって効果が緩和されることも確認されています。]

**補遺4: **[SCP-XXX-JP-Bに触れるとSCP-XXX-JP-C群になることが確認されています。これは手を保護する物を装着していたとしても発生します。
手袋等の手を保護する物を装着している場合はSCP-XXX-JP-C群になりません。]

**補遺5██研究員の推察: **SCP-XXX-JP-Bがおよそ成人の人間と同程度の知能を持ち、認識災害又は記憶・記録改竄能力を引き起こす事が出来なければ、私はこのアノマリーを説明することができません。
しかし、現状財団には、それを説明するに値する程の証拠がありません。
ただし、SCP-XXX-JP-B群=黒澤希美氏と考えた場合、このアノマリーについて説明がつきます。
我々はSCP-XXX-JP-B群=黒澤希美氏であると断定付ける証拠の確立を最優先目標とし、引き続き調査をすべきと私は考えます。

**補遺6: **上記の推察を受けて、██博士は中止していた実験を再開することを検討中です。

**補遺7██博士の提言: **私は、どのようにしてこのscipが発見、収容されたのかが分からない。また、どうして私がこのアノマリーを調査する専門家になったのかすらも。
要するに、我々はこのscipについて何も知らないのだ。
なぜ、このアノマリーに現実改変能力が備わっているのか、それをなぜ我々が、実験もしていないのに把握出来たのか?それすらも我々には分からない。
私に分かることは1つある。このSCPは、いまや世界中に進出してしまっているということだ。実質的な収容はもはや不可能に近い。
そして少なくともこのアノマリーは我々の意志に関わらず、容易にAKクラスシナリオを引き起こし、人類文明を破壊することが可能だろう。

**補遺8: **上記の提言を受けて、O5はSCP-XXX-JPのオブジェクトクラスをApollyonへ格上げすることを検討中です。

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