認証完了
下記ファイルを参照ください。
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPに関する情報のアクセスはレベル5クリアランス以上またはレベル4/XXX-JPクリアランスを付与された職員にのみ許可されます。O5評議会によるプロトコル「巣立ち」発令時を除きSCP-XXX-JP-Bに対し危害を加えようとする人物はどのような人物であろうと即座に対象の終了措置が行われます。
SCP-XXX-JPがSCP-XXX-JP-Aの状態時は高脅威度品保管ロッカーに収容してください。又、SCP-XXX-JP-Aはレベル4/XXX-JPクリアランスを付与された職員のみが管理してください。レベル4/XXX-JPクリアランスを付与された職員は常に映像及び音声の記録媒体及びある程度の期間生存できるレベルの食料品を所持してください。SCP-XXX-JPが1年の期間を終えて発生した場合、SCP-XXX-JP-Bは即座にサイト-████に撤退してください。SCP-XXX-JP発生時、すべての財団職員はサイト-████から撤退してください。SCP-XXX-JPには非致死性の鎮圧武器を無人機器により常時投入してください。SCP-XXX-JPが活性化した場合、SCP-XXX-JPから100kmの範囲内に存在する一般人をカバーストーリー:隣国との紛争 を聞かせた後避難させてください。
プロトコル「巣立ち」: 現在存在するThaumielクラスのオブジェクトで対処が困難を極めるな際SCP-XXX-JPを用いたSCP-XXX-JP-Bの転移を行う。この際SCP-XXX-JP-Bは転移中に映像記録媒体での周囲の撮影。把握した情報の記録を行う。
説明:鳥綱アマツバメ目ハチドリ科の鳥類に酷似しています。SCP-XXX-JPは卵の状態で発生します。(以降SCP-XXX-JP-A)SCP-XXX-JP-Aは発生後1年が経過するか、外敵損傷が確認された瞬間SCP-XXX-JP-A内部より███Hzの周波数の音が発生した後、フェーズ1に移行します。これが確認された直後、SCP-XXX-Aより幼体の姿のSCP-XXX-JPが誕生します。誕生時SCP-XXX-JPの最も付近にいた人物及びSCP-XXX-JP-Aに損傷を与えた人物をSCP-XXX-JP-Bと呼称します。SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Bを自身の子供と認識します。SCP-XXX-JPは幼体として発生後7日が経過した後、フェーズ2に移行します。発生後SCP-XXX-JPは幼体の姿から成体の姿へと変化します。フェーズ2が完了後SCP-XXX-JPは周辺に存在する人間を捕食し、数回に及ぶ反芻をした後それを吐き出しSCP-XXX-JP-Bに捕食を促します。SCP-XXX-JP-Bがこれを拒否した場合新たに人間を捕獲、さらに細かく反芻しSCP-XXX-JP-Bの目前に吐き出します。SCP-XXX-JPは一日に一度周囲の構造物を捕食する動きを見せます。この際SCP-XXX-JPは身体を巨大化し、最大で全長1Kmの大きさに巨大化します。又、当オブジェクト周囲に人間が存在していない場合、身体を巨大化させ、██Km上空に羽ばたいた後落下し落下地点に発生した穴に入り、瓦礫等を自身に浴びせる行動を行います。これらの行動は一般的な鳥類の習性と酷似していることが提言されています。
SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Bをあらゆる危害から保護します。SCP-XXX-JPだけではSCP-XXX-JP-Bを危害から保護できない事態が発生した場合、SCP-XXX-JP-B周囲に未知の物質で構成された一般的な鳥類が作成する巣に酷似した物体を作成した後内部にSCP-XXX-JP-Aを発生させます。その後、SCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JP-Bにならなかった際にSCP-XXX-JP-Bが死亡する予定の年に転移します。この際SCP-XXX-JP-Bが本来誕生から死去するまでの間の時間に発生した出来事は全て起こらなかった事となり、SCP-XXX-JP-Bが誕生した瞬間の世界に置き換わります。この際、無かった事となった時間の間の発生した 出来事 事象 人物 その全ては永久的に発生しなくなります。また、転移が開始し、完了するまでの間にSCP-XXX-JP-Bはこれらの事情を完全に理解、無くなった時間の中で発生したことを完全に把握します。
実験記録-XXX-A - 日付20██/08/27
対象: SCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-B
実施方法: SCP-XXX-JP-Bの高所からの落下時のSCP-XXX-JPの行動の記録。
結果: SCP-XXX-JP-Bが落下した瞬間SCP-XXX-JPの身体が巨大化、落下して0.42秒後SCP-XXX-JPを受け止めた。
分析:SCP-XXX-JPの保護能力の範囲内であった。
実験記録-XXX-B - 日付20██/11/18
対象: SCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-B
実施方法: SCP-XXX-JP-Bを至近距離から銃撃時のSCP-XXX-JPの行動の記録。
結果: SCP-XXX-JP-Bに対して銃弾が放たれた瞬間、銃弾を放った職員ごとSCP-XXX-JPに捕食された。
分析:SCP-XXX-JPの保護能力の範囲内であった。
実験記録-XXX-C - 日付20██/03/25
対象: SCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-B
実施方法: SCP-XXX-JPからSCP-XXX-JPを1km隔離した後SCP-XXX-JP-Bの体内に小型爆誕を埋め込んだ後、爆破。
結果:SCP-XXX-JP-Bは爆死しました。その12.49秒後SCP-XXX-JPが到着し、実験を行ったサイト- ██を壊滅させた後、一か月間かけ周囲の構造物等を全てを破壊した。この実験以降SCP-XXX-JPは発生後周囲5kmの構造物を崩壊させた後にSCP-XXX-JP-Bを除く全ての職員を捕食する行動を示しました。
分析: これ以降のSCP-XXX-JP-Bを用いた実験を中止する。
補遺:20██-06/19にSCP-XXX-JPが作成する巣と同様の物質と思われるものに包まれた男性が突如としてサイト-██に出現した。巣の内部に居た男性は首に映像記録媒体を装着していた。内部データーは大きく破損していたが、【巣の内部の写真】 【SCP-XXX-JPと思われる巨大化した鳥類の写真 】【大量に発生した未収用のオブジェクト】これらの写真から恐らくSCP-██の増殖により引き起こされたSK-クラス:支配シフトシナリオに対しSCP-XXX-JP-Bを守り切れなくなったSCP-XXX-JPが巣を作成、SCP-XXX-JP-BをSCP-XXX-JP-Bが本来死去するはずの年数の世界に置き換えられた過去の世界に転移させたものと考えられます。以降はSCP-XXX-JP-Bと思われる男性との対話記録です。
対象: SCP-XXX-JP-Bと思われる男性。
インタビュアー: ██博士。
付記: 対象は重度の精神異常を患っている為長時間の対話は不可能である。
<録音開始, 20██/07/13]>
██博士: 貴方がこの世界に転移してくる前の記憶はありますか?
SCP-XXX-JP-Bと思われる男性: あ….あぁ……ある。
██博士: その記憶を聞かせてもらっても大丈夫ですか?
SCP-XXX-JP-Bと思われる男性: みんな…ころされた….きづいたら….じぶんだけだった。めのまえにはくいのおとこがきた….SCP-██….使い方まちが….えた…..っていってた。たまごわたしてきた…..そのひと….りょうあしなかった…..たまご…わった。ちいさいとり….でた。まわりにきのえだ、だした….。そのあと….まわり、あおくなった…..そら、とんでるみたいだった….。そのとき….たくさん….はいってきた…。あ…あぁぁ……。
██博士: どうしましたか?
SCP-XXX-JP-Bと思われる男性: とり….おこってる…..はやく……やめる……..。
(対象が大幅に衰弱し、意識を失う。)
<記録終了>
終了報告書: インタビューから約3日後対象の衰弱死が確認された。その後SCP-██を用いて対称の記憶を解析した結果、約73年分の存在しない世界の記憶が確認された。その記録は今後の財団の行動に非常に貢献した。
このオブジェクトに頼ることは我々の行ってきた成果を無駄にすることに直結しかねない。
その時は、我々が敗北した時だ。