SCP-XXXX-JP - 雷様

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8136地下の200×200×80mの部屋の中央に収容されています。室内への立ち入りはセキュリティクリアランスレベル3以上の職員3名の承認が必要です。SCP-XXXX-JPによる肉体の消滅を伴う実験を実施する場合、対象をDクラス職員のみに限定します。SCP-XXXX-JP-1の肉体が実験によって消滅した場合、衣服等は実験終了後直ちに焼却処分してください。

説明: SCP-XXXX-JPは20██年に製造された█████社製の誘導コイルです。未知の金属で構成されており、内部の構造は一般的な誘導コイルと同一の構造であることが確認されています。異常な破壊耐性を有しているため、今までに行われた攻撃実験は全て失敗しています。要注意団体「東弊重工」の刻印が打たれています。█████社と東弊重工の関係は不明です。

SCP-XXXX-JPの電源スイッチをオンにすると放電が発生します。この現象はSCP-XXXX-JPのプラグがコンセントに接続されていない状態でも行われます。約1分30秒間SCP-XXXX-JPの電源スイッチがオンの状態で放置されるとSCP-XXXX-JPの存在する半径200m圏内の場所に約30秒間隔で落雷が発生します。落雷の起源は不明です。なお、この落雷は避雷器等の影響を受けます。落雷の電圧は通常の落雷の20倍から██倍であると推定されています。最初の落雷が発生してから5分が経過すると、落雷の発生数が元々の落雷の発生数の2倍に増加します。以降は3分が経過する毎に落雷の発生数が2倍に増加します。落雷数の上限については現在調査が行われています。

SCP-XXXX-JPの電源スイッチをオフにした場合、発生している全ての放電現象が停止し、室内は暗闇状態となります。電源スイッチをオフにしてから最短で40分後、最長で4時間後に暗闇状態が解消されることが実験により確認されています。暗闇の状態になった際、カメラや赤外線センサーなどの測定機器がエラーを示すため、室内の様子を確認する事はできません。例外として、屋外の場合はこの現象は発生しません。

SCP-XXXX-JPの半径200m圏内に存在する人間(以下"SCP-XXXX-JP-1とする)がSCP-XXXX-JPの落雷による感電死などの何らかの理由で死亡した場合、SCP-XXXX-JP-1に落雷が発生し、衣服等を除いた肉体が消滅します。肉体の消滅と同時にSCP-XXXX-JPは自動的に電源をオフにし活動を停止します。GPSがエラーを示すため、どこに転移しているのかは不明です。

補遺: SCP-XXXX-JPは██県███市立██████中学校の理科室から電源スイッチがオンになっている状態で発見されました。SCP-XXXX-JPの電源スイッチがオンになっていた主原因は侵入者によるスイッチの起動と考えられます。理科準備室付近に落雷が発生していた事から、SCP-XXXX-JPは当初Anomalousアイテムに分類され、2017/12/8にサイト-8118に輸送される事となりました。

しかし2018/6/6、SCP-XXXX-JPを用いた実験中に一度の落雷の発生数が増加していた事によりオブジェクトの再実験が申請されました。その後の再実験で異常性の詳細が判明したため、オブジェクトはAnomalousアイテムからSCP-XXXX-JPへと分類され、2018/10/27にサイト-8136に輸送、収容が行われました。

以下はSCP-XXXX-JPを用いた実験記録です。
実験記録XXXX-JP-01 - 日付2018/4/25

担当職員: 神ノ江博士
対象: D-57118
実施方法: 収容室内にてSCP-XXXX-JPの電源スイッチをオンにした後、放電が発生している状態でSCP-XXXX-JPを2分間放置するように指示。
結果: 電源をオンにしてから1分33秒後、収容室内に落雷が発生した。落雷が発生した場所はSCP-XXXX-JPから北東に68m離れた場所であると推定される。電源をオフにした際、収容室内は暗闇の状態となり、電源をオフにしてから1時間27分後に暗闇状態は解消された。
付記: 以降の実験は、特記しない場合は同様の条件で実験を行う。

実験記録XXXX-JP-02 - 日付2018/4/30

担当職員: 神ノ江博士
対象: D-57131
実施方法: 収容室内にてSCP-XXXX-JPの電源スイッチをオンにした後、SCP-XXXX-JPから西に50m離れた場所にコンクリートブロックを配置するように指示。
結果: 電源をオンにしてから1分36秒後、収容室内に落雷が発生した。発生した落雷はコンクリートブロックに直撃し、コンクリートブロックは粉砕された。電源をオフにした際、収容室内は暗闇の状態となり、電源をオフにしてから40分後に暗闇状態は解消された。
分析: 落雷の電圧は通常の落雷と比べて上昇しているのだろうか?

実験記録XXXX-JP-03 - 日付2018/5/4

担当職員: 神ノ江博士
実施方法: サイト-8136に併設されている屋外実験場にて、送電鉄塔に落雷を発生させ、FDTD法による落雷の電圧計算を行う。
結果: 電源をオンにしてから1分38秒後、実験場内の送電鉄塔に落雷が発生した。電圧計算の結果、この落雷の電圧は通常の落雷の20倍の電圧であることが判明した。
分析: どうやら仮説は正しかったようだ。落雷の電圧は20倍で固定されているのか?次回の実験で確認を行うこととする。

実験記録XXXX-JP-04 - 日付2018/5/7

担当職員: 神ノ江博士、エージェント・白兎しらと
実施方法: サイト-8136に併設されている屋外実験場にて、前回の実験と同様の手順で実験を行う。
結果: 電源をオンにしてから1分35秒後、実験場内の送電鉄塔に落雷が発生した。送電鉄塔は倒壊し、計算結果がエラーを示したため、落雷の電圧は測定できなかった。
分析: 送電鉄塔が倒壊したことから、SCP-XXXX-JPの落雷の電圧は通常の落雷の電圧をはるかに上回る数値であることが推測される。今後の被害を予想して、落雷の電圧の限界測定は中止する。

実験記録XXXX-JP-05 - 日付2018/5/12

担当職員: 神ノ江博士、エージェント・白兎
対象: D-56447
実施方法: 収容室内にてSCP-XXXX-JPから東に100m離れた場所にコンクリートブロックを10個積み上げて配置した後、SCP-XXXX-JPの電源スイッチをオンにするように指示。
結果: 電源をオンにしてから1分32秒後、収容室内に落雷が発生し、実験記録XXXX-JP-02と同様の結果となった。
分析:

※実験記録のボックスに同じ内容が書いてることがありますがそれは仮で置いてあるものです

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