リサイクルコンテスト2021 アイデア個別ページ
投稿者: sakapon
種別: 削除済み記事
タイトル: 異災来(イサイクル)
概要: 低評価を受け、修正案が無く自主削除した記事です。
ゴミの分別をしない者に制裁を与えるゴミ箱です。(『異』なった分別をした者に『災』いとして返って『来』る)
(正直、『燃えろゴミ』を使いたかっただけ。)
詳細:

SCP-XXXX-JPの一例(上記は、SCP-XXXX-JP-Cの回収時の画像。)
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、現在、低脅威度物品ロッカーに収容されています。SCP-XXXX-JPの目撃情報が出回った際はカバーストーリー「環境保全運動の一環」を適用し、定期的な点検と称して非異常性のものと取り替え回収してください。全国の放送局への協力を経て、「ゴミの正しい分別の方法」などといった、内容のコマーシャルを放送させてください。
「制裁イベント」体験した人物には、記憶処理を施し、必要に応じて、財団管轄の医療機関で治療を行ってください。
説明: SCP-XXXX-JPは、異常性を持った屋外用ゴミ箱の総称です。デザインに多少の差は見られますが、共通する点として、捨てるべきゴミの種類の文字およびイラストが本体の中央または上部に記されています。
現在、19台のSCP-XXXX-JPを収容しており、種類は以下の通りです。
個体名 | 記されている内容 | 収容数 (台) |
---|---|---|
SCP-XXXX-JP-A | 燃えるゴミ | 6 |
SCP-XXXX-JP-B | 燃えないゴミ | 4 |
SCP-XXXX-JP-C | ビン・カン | 3 |
SCP-XXXX-JP-D | ペットボトル | 6 |
SCP-XXXX-JPの中に、本来想定されていないゴミが投入された際1、一定の割合の容量に達し次第に活性化します。以下は、その割合と活性化時の反応です。
割合(%) | 反応 |
---|---|
5~ | 投入する度に、微かに振動する。 |
15~ | 未知の発声手段を用いて、投入した人物に対し、「これは、燃えるゴミのゴミ箱です。」、「ペットボトルは、ちゃんとペットボトルのゴミ箱にいれましょう。」などの注意換気を促す。2 |
30~ | 警告の5秒後、最後に投入した人物に対して、「制裁イベント」が発生。3(詳細は、下記の実験記録を参照。) |
「制裁イベント」の発生後、SCP-XXXX-JPは「ゴミはしっかりと分別しましょう。」「分別をして自然を守りましょう。」等の音声を発します。その後内容物は完全に消失し、SCP-XXXX-JPは非活性化します。
以下は、SCP-XXXX-JP各個体における「制裁イベント」の要約です。すべての実験記録の詳細は、XXXX-JP実験記録一覧を閲覧してください。
補遺1: 20██年8月18日、██県██市の自然公園で焼死体が発見されました。身元鑑定の結果、藤谷賢二氏(26歳)であることが判明しました。発見場所がゴミ捨て場周辺であったため、SCP-XXXX-JPの関与の可能性があると判断されました。防犯カメラの映像を検証したところ、燃えるゴミ用のゴミ箱へのビニール袋の投入の際に藤谷氏が炎上したことが確認され、SCP-XXXX-JP-Aの「制裁イベント」の発生が確認されました。現場にあったSCP-XXXX-JP-Aは回収されました。
以下は、藤谷氏の遺体の第一発見者である、佐藤和恵氏へのインタビュー記録の抜粋です。
対象: 佐藤和恵氏
インタビュアー: エージェント・森崎
<記録開始>
エージェント・森崎: あなたが第一発見者ですね?
佐藤氏: はい。朝の日課の後、水飲み場に行く途中で人が倒れているのを発見したもので……
エージェント・森崎: 日課?
佐藤氏: あら、ごめんなさいね。ランニングのことです。この景色を見ながら走るのが楽しくて毎日来ています。
エージェント・森崎: なるほど。それで話しかけてみた結果、既に死亡していた、という訳ですね。
佐藤氏: そうですね。それに見回りも兼ねて……最近、物騒なことがありましたから、不審に思いまして。
エージェント・森崎: 物騒なこと?
佐藤氏: えぇ。少し前に池の鴨が……首がない状態で……[顔色が悪くなる]
エージェント・森崎: なるほど……それは大変でしたね。
佐藤氏: 余計なことまで喋っちゃって、ごめんなさい。
エージェント・森崎: いえ、あなたが謝ることではありませんよ。早く犯人が見つかるといいですね。
佐藤氏: そうあって欲しいです。
エージェント・森崎: 以上で終了になります。ご協力ありがとうございました。
<記録終了>
補遺2: 実験記録では、投入量の多い場合でも死者が確認されなかったことに竹内博士が疑問を抱き、再び防犯カメラの映像の詳細を確認しました。判明した点は以下の通りです。
- 藤谷氏がビニール袋を捨てる前には、ゴミ袋が交換済みであった。
- 藤谷氏の捨てたビニール袋の大きさは、ゴミ箱の全体容量の10%にも満たなかった。
- 藤谷氏の体が、炎上し始めてから鎮火するまでの間、SCP-XXXX-JP-Aの中央部には「燃えるゴミ」ではなく「燃えろゴミ」と記されていた。
本文ここまで
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ファイルページ: ゴミ箱
ソース: http://scp-jp-storage.wikidot.com/file:7585233-4-snrw
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: ゴミ箱
著作権者: [[*sakapon]]
公開年: 2021
補足:
出勤中に自分で撮った写真(コンビニのゴミ箱)を少し加工しました。(画像のサイズを下げるため)