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リサイクルコンテスト2021 アイデア個別ページ

投稿者: nabesnabes

種別: 削除済み記事

タイトル: 魔法少女になりませんか

概要: 世界の平和を守る為、魔法少女の素質のある人間を探す使命を持っているマスコットの妖精みたいなSCP。だがそんな素質を持つ人間は見つからないうえ財団には捕まってしまう。さらに魔法少女にしか倒せないと思っていた敵のモンスターが財団にあっさり倒されるのを見て心折れる話。(魔法少女は出てこない
やりたいことはやったが、どこを直せばいいのか分からないままになっていた記事です。これのtaleを書いて頂いていたのに記事が消えてしまったために無駄にさせてしまったので、なんとか報いたい。

詳細:
削除済みの元記事: http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:3697115-20-5b31

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

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SCP-XXXX-JP実体

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは通常小型生物収容房に収容してください。SCP-XXXX-JPが後述する襲撃イベントの発生を知覚した場合、発生地点に機動部隊ま-44(“遅く起きた朝”)を急行させSCP-XXXX-JP-Aを武力行使にて無力化してください。襲撃イベント後に周辺の民間人に対し必要に応じて記憶処理や情報隠蔽を行なってください。

説明: SCP-XXXX-JPは、フクロウを摸したぬいぐるみに酷似した実体です。自律的な歩行や不明な原理での浮遊、日本語での対話が可能です。SCP-XXXX-JPは、宮城県の仙台市内からSNSに「生きたぬいぐるみ」の動画投稿が多発したことから財団に発見、収容に至りました。

SCP-XXXX-JPは、その特異性として特定の条件を満たす人物に対し魔法の力1を付与できると発言しています。その条件は『光の力をもった純粋な少女』であるとしていますが、具体的な詳細は不明です。現在まで付与の対象になった人物はおらず、条件を満たす人物の確保は困難であると考えられるためこれに関する実験は見送られています。

またSCP-XXXX-JPは、自身の敵対勢力であるとされるSCP-XXXX-JP-Aの出現を直前に知覚することが可能です。

SCP-XXXX-JP-Aは、不定期な間隔で宮城県周辺に出現する2mから8mほどの大型の実体です。個体ごとに人・四肢動物・節足動物を模したものなど様々な姿をしており、身体能力や特性などもその姿に準じます。非常に敵対的であり出現後すぐに周辺の民間人や建造物を対象に破壊活動を開始します。これまでに意思疎通の試みは成功していません。SCP-XXXX-JP-Aに一定以上の損傷を与えた場合、損傷箇所から塵状に崩れ始め最終的に完全に消失します。なおSCP-XXXX-JP-Aには通常の物理法則が十分に作用しないと考えられるため通常の兵器は効果が薄いことに留意してください。このSCP-XXXX-JP-Aの出現を襲撃イベントと呼称します。


補遺: 以下はSCP-XXXX-JPへのインタビューの音声記録の抜粋です。

対象: SCP-XXXX-JP

インタビュアー: 来海研究員

<記録開始>

来海研究員: では、あなたはなぜ女の子に声をかけて回っていたのですか?

SCP-XXXX-JP: 僕は伝説の魔法少女になれる子を探しているぴよ、早く見つけないといけないぴよ、だからこんな所にいるわけにはいかないぴよ、どうして君たちは僕を閉じ込めるんだぴよ。

来海研究員: 特定の条件の子供を探していたということでしょうか?もう少し具体的に教えていただけますか?

SCP-XXXX-JP: 光の力をもった純粋な女の子ぴよ、でも見つけられなかったぴよ。

来海研究員: その、光の力とはどのようなものなのですか?

SCP-XXXX-JP: どんなって言われても困るぴよ、光の力は光の力としか言えないぴよ。

来海研究員: あなたはそれなりの人数にコンタクトを取っていたと思われるのですが、その光の力というのはそんなに珍しい物なのですか?

SCP-XXXX-JP: 力を持った子は何人かいたぴよ、けど純粋な心を持った子は全然いなかったぴよ。僕を見て捕まえようとする子までいたぴよ バズるってなんだよ…

来海研究員: …そうですか、とにかくあなたの身柄は私共の方で預からせていただきます。あなたの言う敵対勢力についてもこちらで対応するつもりですのでご安心ください。

SCP-XXXX-JP: 光の力の無い君たちでは無理ぴよ、早く魔法少女になれる子を見つけないとぴよ、ここから出して欲しいぴよ。…できれば探すのを手伝って欲しいぴよ、もうカメラ持った子に追いかけ回されるのは嫌ぴよ…

<記録終了>

襲撃イベント記録1- 日付20██/██/██

SCP-XXXX-JPがSCP-XXXX-JP-Aの出現を警告、直後に宮城県██市内で全長5mほどのトカゲの様な形貌のSCP-XXXX-JP-A実体の出現を確認。機動部隊が現場に到着した時にはすでに周辺家屋や怪我人などの被害が出ており、パニックによる二次被害の兆候を確認。住民の避難誘導と同時に銃火器を用いた武力制圧による収容を試みる。20分間の戦闘の後SCP-XXXX-JP-Aの無力化に成功、直後SCP-XXXX-JP-Aは塵状になり消失した。目撃者には記憶処理とカバーストーリーの流布が行われた。

戦闘分析: 威嚇射撃(効果なし)、財団支給標準ライフルでの狙撃(対象の興味を機動部隊に向けることに成功)、現場の起動部隊の全兵力を用いた一斉掃射(約7分間の継続攻撃の末、対象の無力化に成功)

SCP-XXXX-JP-Aの外見から予想される耐久値を大幅に上回っており、通常の物理法則が当てはまらない可能性があります。そのため通常兵器を用いた攻撃は効果が薄いと考えられるため対応策を考案する必要があります。またSCP-XXXX-JP-Aの無力化にあたり身体が完全に消失することが確認されたため、収容は困難であると思われます。

SCP-XXXX-JPの発言: え?倒したぴよ?…魔法の力じゃないと、やつらは倒せないはずなんだけどね…

襲撃イベント記録2- 日付20██/██/██

SCP-XXXX-JPがSCP-XXXX-JP-Aの出現を警告、即座に機動部隊が現場に急行した。機動部隊の到着とほぼ同時に全長8mほどの紫黒色で概ね人間の様な形貌のSCP-XXXX-JP-A実体の出現を確認。即時戦闘態勢へ移行する。前回の戦闘分析とSCP-XXXX-JPの発言から通常兵器は効果が薄いと推測、超光粒子式対霊兵器の使用を試みる。3分間の戦闘の後SCP-XXXX-JP-Aを制圧を完了。

戦闘分析: 超光粒子式対霊兵器による攻撃(無力化に成功)

SCP-XXXX-JP-Aに対する超光粒子式対霊兵器の効果を確認しました。以降SCP-XXXX-JP-Aの制圧には同様の対処を行うこととします。

SCP-XXXX-JPの発言: 君たち強いんだね…うん、もう君たちでいいや…

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